悪女が恋に落ちた時

悪女が恋に落ちた時【166話】ネタバレ




 

こんにちは、ちゃむです。

「悪女が恋に落ちた時」を紹介させていただきます。

今回は166をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【悪女が恋に落ちた時】まとめ こんにちは、ちゃむです。 「悪女が恋に落ちた時」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介となってお...

 



 

どういうわけか目が覚めるとそこは大好きだった小説の中の世界…!!

しかも大ファンだった悪女「ルペルシャ皇女」に生まれ変わっていた。

この機会を逃すまいと私はルペルシャ皇女として二度目の人生を歩むことを決心する。

ただルペルシャ皇女は不治の病にかかっており、病を完治させるためにはいくつかのミッションが…。

ミッションをこなしつつも大好きな小説の中の登場人物に会いオタ活を満喫していたのだが徐々にルペルシャ皇女の秘密が明らかに…。

美男美女総出演のファンタジーストーリーが今始まる!

ルペルシャ:主人公。皇女。死の病「ラファエリス」を患っている。

ラビロフ:皇太子。小説の主人公。独占欲が強い。

アリエル:小説のヒロイン。彼女を巡って、多くの登場人物が死亡する。

ユジン・デ・ボルタン:マクナハン一族に認められた「自由騎士」

カイン・デ・アイリック:公爵。ヴァンパイと人間のハーフ

ヘレイス:情報ギルド長。ダニエルは親友。

ダニエル:悪役のボス。ヘレイスは親友。滅亡した国の最後の王族。

イビエン:アリエルの親友。

ジェイン:メイド。アリエルに助けられるが、彼女を守り命を落とす。

エマ:メイド長

リニ、アリン:皇女専属のメイド二人。

ロックス:専属医師。

リシアン・バヌス:ルペルシャの母親。正真正銘の悪女。

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166話 ネタバレ

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登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • 二つの魂

「・・・」

何も言えずにいると、ダニエルが私を抱きしめてくれる。

不思議な気分だった。

まるで宙に浮いた感じ。

私の背中を軽く叩く手さえ、現実感がなかった。

私はいつの間にか泣いていた。

そう・・・、ダニエルの胸に顔を埋めて、呆然と考える。

(あれはどういう意味だったんだろう?)

妹。

お姉様に妹がいたの?

(しかも・・・)

・・・お姉様自身の手で殺したなんて。

復讐を終えたが、何も解決していない気分。

だけど、歯を食いしばる。

「大丈夫です、ダン」

「・・・」

ダニエルは私の顔をじっと見つめて、ゆっくりと私を放してくれる。

ユジン、カイン、ヘレイスも黙って私を見つめていた。

彼らの心配そうな目つきが今になって感じられる。

彼らも聞いていたのだろう。

ダンテ・バヌスの断末魔を。

けれど、それによる混乱に翻弄されている時ではない。

「消して・・・」

ダンテ・バヌスの没落を目に刻みながら、私はジェンに告げた。

「ジェン、精霊王たちが今何をしているのか教えてくれる?」

一体なぜ、ダンテ・バヌスに精霊があれほどまでに大きな打撃を与えることができたのだろうか?

しばらくの沈黙の後、ジェンが答える。

[奴の魂は体を離れられず、長い間腐っていた。それも、他人の魂を綱にして]

「そっか。それなら」

[そうだ。今彼らは『浄化』させている]

浄化して、元の位置に戻るように。

 



 

目を閉じて、考えをまとめた。

さっき聞いたことについて考えることが多い。

しかし、「妹」についてはお姉様に後で聞いてみようと思う。

(今はお姉様の生存についての情報を得ることが優先)

『浄化』は果たして、お姉様を生かしてくれる手段なのだろうか?

ダンテ・バヌスを見ると、彼は目を開けることができないほどメチャクチャになっている。

「あの調子じゃあ・・・」

ヘレイスの呟きが聞こえる。

「・・・しばらくかかるでしょうね。浄化が完了するには」

そして少し後、ダンテからどんな脅威も感じられなくなった時、私は4人に頼んだ。

「4人に研究資料をお願いしてもいいですか?」

「1人でここにいるつもり?」

「ジェンがいますし、精霊王の方もいますから。私は大丈夫です」

ダニエルは意味深な視線で私を見つめて、淡々と答える。

「分かりました」

「・・・喜んで」

ユジンがうつむくと同時に、4人がいなくなった。

おそらく、外の研究室が集まっている建物に向かったのだろう。

 



 

「もう大丈夫よ、ジェン」

彼らが離れるのを待ってから口を開く。

ジェンはしばらくしてから私に覆い被さって、安全な床に着陸する。

そして彼は言った。

[主人、あの場所から主人の魂の欠片が発見された]

「そっか・・・」

目を閉じて、泣きそうな表情で尋ねる。

「それから?」

[そして、元の場所に戻る魂の彫刻の中で、こっちに来ようとするものは一つではなく、二つだ]

「・・・」

一つじゃなくて、二つ。

ダンテの永生に用いられた魂の欠片が、こっちへ向かっている。

魔塔主のシオンが私を見た瞬間に言った言葉を思い出す。

「あなたは、この世の魂だ」と・

その二つの魂のうち一つは私のものだろう。

そしてもう一つは・・・。

[他の魂は浄化すると消える彫刻だが、あの二つは違う]

「まだ生きている人の魂の欠片だから?」

[そうだな。二つのうち一つは、一切れだが]

お姉様の魂の欠片は、幸いにもほんの少しだけ剥がれただけのようだ。

「それじゃあ、ジェン」

多くの考えに先立って、私が尋ねたのは一つ。

「その彫刻が元の魂と合わさることはできるの?」

私の質問に、ジェンが答える。

[本来、魂がタブーを犯さなかったら可能だ]

「・・・その本体の魂を浄化しても?」

[・・・主人。主人の中にある魂が感じられる]

「うん?」

急に言葉を変えるジェンに疑問を示す。

すると、ジェンが低く囁いた。

[主人ではない他の魂が]

「・・・」

[気付いたのは私と彼らだけだろう。主人。しかし、まさかと思っていたが・・・]

躊躇うような口調でジェンが尋ねる。

[その魂を浄化しようとしているのか?]

「・・・うん」

[してはならない]

「どうして?」

[二つの魂のうち、先に完全になる魂がその体を占めるようになるからだ]

「・・・私が構わなければ?」

[その魂がその体を占めると、直ちに死ぬ関係だ]

胸がどきりとする。

しがみつくように尋ねた。

「ジェン、私の魂が完全になれば、その魂はどうなるの?」

[消える]

「あ・・・」

私は黙り込んでしまう。

しばらく口を聞かずに呆然としていた。

「そっか・・・」

決まり悪そうに、その一言を何とか吐き出す。

ダニエルたちが戻ってきた時、私は無意識にペンダントを握りしめていた。

切羽詰まって、全力を尽くして。

しかし、それが何の役に立つのだろうか?

 



 

二つの魂が共存する可能性はないのでしょうか?

リシャ?

それともルペルシャ?

このままだと、どちらかの魂が消えてしまいます。

それに加えて「妹」の存在。

問題は山積みですね・・・。

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