悪役のエンディングは死のみ

悪役のエンディングは死のみ【122話】ネタバレ




 

こんにちは、ちゃむです。

「悪役のエンディングは死のみ」を紹介させていただきます。

今回は122をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【悪役のエンディングは死のみ】まとめ こんにちは、ちゃむです。 「悪役のエンディングは死のみ」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介と...

 



 

大学の友達に勧められ、乙女ゲーム「公女様のラブラブ・プロジェクト」を始めた主人公。

自分と似た境遇のハードモードのヒロイン、 悪女「ペネロペ」に感情移入し、ゲームに没頭してしまった。

ゲームの途中寝落ちして、起きたら自分がゲームの中の「ペネロペ」になっていた。

死亡エンドを避けるためには…攻略対象からの好感度を上げ、 ゲームをクリアするしか手はない!? 

ペネロペ・エカルト:主人公で悪役令嬢。ゲームではハードモードのヒロイン。公爵家の娘だが、実際には血の繋がりは無い。

イヴォン:ヒロイン。エカルト公爵家の娘だが、18歳になるまでは平民の娘として過ごしていた。ノーマルモードでは彼女がヒロイン。

デリック・エカルト:エカルト公爵家の長男。冷酷な貴公子キャラ。

レナルド・デカルト:エカルト公爵家の次男。気が短く、口が悪い。

カリスト・レグルス:イオカ帝国の皇太子。人の命を軽視する暴君。

ヴィンター・ベルダンディ:侯爵であり魔術師。様々な情報や裏取引を扱う。

イクリス:亡国の貴族出身の奴隷。ペネロペを同情した唯一のキャラ。

【悪役のエンディングは死のみ】まとめ こんにちは、ちゃむです。 「悪役のエンディングは死のみ」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介と...

 




 

122話 ネタバレ

悪役のエンディングは死のみ【121話】ネタバレ こんにちは、ちゃむです。 「悪役のエンディングは死のみ」を紹介させていただきます。 今回は121話をまとめま...

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • ボランティア

「ここは何処?」

ぼんやりとした⽬で周囲を⾒回す。

少し前までは首都にいたはずなのに、今は灯台や帆船が見られる。

「ここは湾岸都市のトラタンです」

ヴィンターが親切に教えてくれる。

「港町?⾸都の近くじゃないの?」

「ここは東ローマ帝国の最前線です」

あまり理解できていないので、もう一度聞いてみる。

「なぜここまで来なければいけないの?」

「ここは戦争による被害が最も深刻ですので」

(だから、なぜ私が一緒に来なくちゃいけないの!?)

そう文句を言いたかったが、文句を飲み込む。

まず第⼀に、これはヴィンターのせいではないから。

これはゲームシステムが要求したものだから。

そう自分に言い聞かせる。

私たちは遠くの村に向かって歩いた。

どんどん近づいてきた村に唖然とする。

半分ひびの⼊った建物や道路。

彷徨っている⼈は誰もいない。

村は廃墟のようだった。

派⼿な⾸都とは違う雰囲気に少し気後れする。

終戦の背後では、⼤変で恐ろしい⽣活が生み出されていたのだ。

しかし、私が怖いと感じたのは、このすべてが現実的すぎるという事実。

ノーマルモードは貧しい⼥性のロマンス溢れる物語。

希望に満ちた⾸都の⽣活を⾒せられただけ。

このような裏の設定は説明されていなかった。

ハードモードでのエピソードの背景がとても暗いのはなぜなのだろうか?

「はあ・・・」

深いため息を吐きながら周りを⾒回していた時だった。

「あなたはあの時訪れた⾼貴な⼥性ですよね?」

私のそばで静かに歩いていたライオンが突然囁く。

彼の発言に驚き、こっそり尋ねた。

「どうやって知ったの?」

「話し方と声。すぐに分かったよ」

「あなたはかなり鋭いですね?」

「へへ」

⼦供は私の褒め⾔葉で笑顔を浮かべた。

「あの時はありがとうね。あなたたちのおかげで、私はまだ⽣きているのだから」

本当に。

子供たちが出てこなかったら、ヴィンターに私は殺されていただろうから。

お礼を言うと、男の子は大きく目を開いた。

「おばさんが去った後、先⽣とトラブルになったんだ」

「おばさん?私をおばさんだと言った?」

「じゃあ、何と呼べばいいの?」

「ペネロペと呼んでください。それが私の名前よ」

「私はラオンです。ライオンにちなんで名付けられました。動物の中でライオンが⼀番好きです」

「分かったわ、ラオン」

満足してうなずいた後、話を元に戻す。

「それで、なんで叱られたの?私を連れて⾏ったから?」

「はい、でも先生は私たちを褒めてくれました。ペネロペ夫⼈に感謝します!」

「それは良かったわ」

おそらく彼はまだ子供なので、会話があちこちに向かってしまうのだろう。

それでも、私はラオンの話を静かに聞きながら微笑む。

「・・・そしてあれ以来、先⽣は・・・、⾮常に動揺していました」

「どうして?」

「私たちを助けてくれた⼈に杖を向けたからだと思います」

前にいるヴィンターの頭上を見つめる。

頭上には紫色の好感度ゲージが浮かんでいた。

(あれは罪悪感なのだろうか?)

ラオンが再び囁く。

「ペネロペ夫人と出会った後、先生は幸せそうでした」

「本当に?」

「あなたと会ってからすぐに、彼はどこからボランティアを始めるかを計画したのですから!」

追加された⾔葉に眉をひそめた。

別に彼とデートをするつもりはなかったけれど・・・。

(考えてみると、ノーマルモードのときはほとんどボランティア活動をしていたわ)

 



 

そして、私たちは丘を歩いて村に到着した。

ヴィンターは⼈のいない静かな場所に移動する。

村の⽚側の空き地に着くと、彼は⿊いポケットを取り出した。

「ラオン、周りに⼈がいないか確認して」

男の子は「ツラタカン」と⾔い、奇妙な呪⽂を唱える。

周囲を探索する魔法のようだ。

「いないよ」

ラオンがそう答えると、ヴィンターはすぐに⾏動を起こした。

ポケットの結び⽬をほどき、⼩さなものを取り出して地面に投げる。

それは突然巨⼤なテーブルに変わった。

「え」

⽬を⼤きく開いて、目の前の光景を見つめていた。

それからも、ヴィンターはポケットから色々なものを次々と取り出す。

巨⼤な⽇よけ傘、いくつかのシンプルな椅⼦とテーブル、そしてスープ、パンのバスケット、サラダのボウルが⼊った⼤きなブリキ⽸が順番にテーブルに並べられた。

⼀瞬にして、空き地に⼀時的なレストランのような立地が生み出されたのだ。

「魔法で収縮していたのです」

ヴィンターが私の方を振り返り、ぎこちなく答えてくれた。

その時、明確な鐘の音が鳴る。

⾳に合わせて頭を向けると、テントの先に吊るされた鐘が⾵に揺れていた。

「今から、住民がやってくるよ」

ラオンが私に近づき、そう教えてくれる。

しばらくして、ベルを聞いた⼈々が恐る恐る近づいてきた。

「私は彼らにスープをあげます、あなたはパンを渡してあげてもらえますか?」

難しくない注文なので、パンの入った籠を持つ。

すぐに⾷糧配給が始まった。

「ありがとう、ありがとう」

⼈々は⾷べ物を取りながら、ヴィンターに頭を下げる。

時が経つにつれ、ますます多くの⼈が集まりだした。

すると違和感に気づく。

食料を求めてやってきた⼈のほとんどは幼い⼦供たち。

⼤⼈も多少はいるが、⼦供たちの数は圧倒的だった。

少しの間、⼈の数が減ってきたことを利⽤して、ヴィンターに声を出して尋ねる。

「なぜ⼦供たちの⼤多数が⾷べ物を求めて来るのですか?」

彼は少し驚いて私を振り返ったが、すぐに答えてくれた。

「彼らは爆撃による戦争孤児です。私は⼀晩で両親を失いました」

「・・・」

「貴族は食料配給を行いません。彼らは孤児を帝国の恥として考えていますから」

ヴィンターが最前線から遠く離れている理由を理解する。

彼は特に幼い⼦供たちに弱かったのだ。

なぜここまで来たのかと不平を⾔っていた昔のことを思い出して、私は申し訳なく感じた。

「・・・そう」

それからは静かにパンを配ることに専念した。

幸いなことに、たくさんの⾷べ物が用意されていた。

それがほとんどなくなると、ヴィンターは静かにテントの後ろに⾏き、新しい⾷べ物を取り出した。

 



 

少し⾺⿅げたことが起きたのは、少し落ち着いてきた時。

⾷べ物を貰った⿊髪の⼦供が再び並ぶ。

(お腹が空いているのかしら?)

しかし、⼦供は⾷べずに姿を消し、すぐにまた来て、また並んでいた。

仮面が怖いのだろうか、子供はラオンからではなく私からパンを貰っていた。

それは彼だけではなく、初めてのふりをしてパンを貰う⼦供たちを何人も見かけた。

何も⾔わずにパンを配り続ける。

(これ一生終わらないのでは?)

五回目に、私が⿊髪の子供にパンを与えようとしていたとき。

ヴィンターが私の前を塞いだ。

「わ!」

⼦供は怖くなったのか、すぐに逃げ出した。

⼦供の遠い背中を⾒て、私はすぐに頭をヴィンターに向ける。

「もう食料が終わりかけているのですか?」

「もちろん、私は⼗分な量の⾷べ物を⽤意しました。しかし、そうではないのです、お嬢様」

彼は私にそっと教えてくれた。

「何度も食料を貰っている⼦供たちは、おそらく家に隠して戻ってきているでしょう」

「それくらい分かっています」

恥ずかしくなってそう反論した。

「ご存知だったのに、気にしなかったのですか?」

「初めてのボランティア活動で舞い上がっているお嬢様に見えるかしら?」

そう尋ねると、ヴィンターが動揺しているのが分かる。

「あなたがここに来なかったら、今日彼らは飢えて死んでいたかもしれない」

自分の過去を思い出す。

「彼らは食料を数日間保存して飢えを凌ぐのでしょうね・・・」

ヴィンターの青い瞳が大きく広がているのが分かる。

まるで私の口からそんな発言が出るとは思ってもいなかったように。

「・・・あなたは彼女と似ているのですね。彼女も同じようなこと言っていましたから」

 



 

ライオンの仮面をかぶった男の子の名前が判明しましたね♪

彼の口から語られるヴィンターの様子を聞いてほっこりしました。

ペネロペ自身も過去に同じような経験をしているからこそ、孤児たちの気持ちが分かるのでしょうね・・・。

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