悪役のエンディングは死のみ

悪役のエンディングは死のみ【136話】ネタバレ




 

こんにちは、ちゃむです。

「悪役のエンディングは死のみ」を紹介させていただきます。

今回は136をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【悪役のエンディングは死のみ】まとめ こんにちは、ちゃむです。 「悪役のエンディングは死のみ」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介と...

 



 

大学の友達に勧められ、乙女ゲーム「公女様のラブラブ・プロジェクト」を始めた主人公。

自分と似た境遇のハードモードのヒロイン、 悪女「ペネロペ」に感情移入し、ゲームに没頭してしまった。

ゲームの途中寝落ちして、起きたら自分がゲームの中の「ペネロペ」になっていた。

死亡エンドを避けるためには…攻略対象からの好感度を上げ、 ゲームをクリアするしか手はない!? 

ペネロペ・エカルト:主人公で悪役令嬢。ゲームではハードモードのヒロイン。公爵家の娘だが、実際には血の繋がりは無い。

イヴォン:ヒロイン。エカルト公爵家の娘だが、18歳になるまでは平民の娘として過ごしていた。ノーマルモードでは彼女がヒロイン。

デリック・エカルト:エカルト公爵家の長男。冷酷な貴公子キャラ。

レナルド・デカルト:エカルト公爵家の次男。気が短く、口が悪い。

カリスト・レグルス:イオカ帝国の皇太子。人の命を軽視する暴君。

ヴィンター・ベルダンディ:侯爵であり魔術師。様々な情報や裏取引を扱う。

イクリス:亡国の貴族出身の奴隷。ペネロペを同情した唯一のキャラ。

【悪役のエンディングは死のみ】まとめ こんにちは、ちゃむです。 「悪役のエンディングは死のみ」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介と...

 




 

136話 ネタバレ

悪役のエンディングは死のみ【135話】ネタバレ こんにちは、ちゃむです。 「悪役のエンディングは死のみ」を紹介させていただきます。 今回は135話をまとめま...

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • 行方不明のイクリス

ヴィンターは追い出されたかのように帰っていく。

これで彼との接触は二度とないだろう。

そう考えていたのだが、服を脱いだ瞬間、首に冷たい金属の質感を感じた、

「しまった・・・」

眉をひそめて、短いため息をつく。

ヴィンターに渡されたこのネックレスは、本来はイヴォンに渡されるネックレス。

「はあ・・・、靴と一緒に渡すべきだったわ」

本当なら手紙と一緒に送り返したい。

しかし、古代の遺物を無下に扱うことはできないので、少なくとも⼀度は会わなければならないだろう。

イライラしながらネックレスを外して、机の引き出しにしまう。

ドレスの⼩さなポケットに⼊れていた壊れた鏡を取り出して、横に置いた。

今日だけで大量の情報を入手したが、問題の本質には辿り着けていない。

ため息をつきながら、引き出しを閉じた。

 



 

次の⽇。

執事長が早朝に私の部屋を訪れた。

「お嬢様」

短い沈黙の後、執事長が固い表情で口を開く。

「お伝えしたいことがあります」

「どうしたの?」

「剣術を学ぶためにスペンサー卿の元を訪れたイクリスが、帰ってきておりません」

「え?」

化粧台に座ったまま、執事長の方に振り返る。

「どういうこと?戻ってきていないとは?」

「訓練後の昨夜、彼が乗っていたはずの馬車だけが戻ってきたのです」

「・・・」

「昨夜急いでお嬢様に話すつもりでしたが、この⽼⼈は眠りに落ちてしまいました。申し訳ありません、お嬢様」

執事長は私の前で深くお辞儀をし、謝罪した。

ヴィンターの魔法が本当に成功したかどうかにかかわらず、彼は私がこっそり抜けた記憶は残っていないようだ。

眉をひそめて、急いで尋ねる。

「騎⼿はどうしたのですか?イクリスと⼀緒に⾏ったはずでは?」

「騎⼿に尋ねましたが、訓練後に戻ってこなかったと話しています。スペンサー卿に確認したところ、イクリスはいつものように訓練を終えたと話していました」

「じゃあ・・・」

最悪の仮定が頭を通り抜ける。

(脱走?)

イクリスは賢い。

彼は、公爵邸の中で剣術を学ぶことは不可能であることを知っていたはずだ。

だからこそ、外部の人間の下で訓練させることを計画したのだが・・・。

(まさか・・・、最初からこれを狙って?)

確認していないが、彼の好感度は90%を超えているだろう。

しかし、彼が私を利用して逃げ出したのなら。

(私は死ぬ)

思わず拳を握りしめる。

(ここまで生き残ったのに?残り10%に死んでしまうの?)

最有力候補が消えた。

⼀瞬で最悪の事態を想定して、果てしない闇に沈む。

突然、執事長が私と目を合わせる。

「お嬢様、恐れながら・・・」

彼は注意深く話し続けた。

「奴隷が⾝につけている首輪には、必然的に痕跡魔法が刻まれています」

「場所を追跡できるの?」

「はい。魔法使いに連絡しませんか?」

執事長は私の左⼿をちらっと⾒る。

⼤きなルビーの指輪が左⼿の⼈差し指に入っていた。

「結論に⾶びつくには時期尚早よ」

首輪を何度か外すと言ってきたが、外すことを拒否したのはイクリス自身だ。

彼は逃げるような男ではない。

「もう少し待ってちょうだい」

執事長は私の指⽰に⽬を⼤きく開いて、すぐに躊躇うように尋ねた。

「⾸都はあまり安全ではありません。困ったときのために、捜索した方がいいのではないでしょうか?」

「いいえ。彼が⾃分の⾜で戻ってくるのを待ってください」

「かしこまりました」

執事長はまだ納得しているように見えないが、それでも彼は静かに受け入れてくれた。

しかし、これが解決策という意味ではないだろう。

(もしも、デリックにバレたら?)

デリックが知れば、イクリスが追い出されるのは時間の問題だろう。

「お兄様たちには秘密にしておいてください」

「お嬢様、それは・・・」

「お願いします、執事長。私は物事を⼤きくしたくありません。イクリスはすぐに戻ってくるはずよ」

執事長は躊躇った末に、ようやく頷く。

「ありがとう、もう行っていわ」

しばらくすると、執事長がドアを閉めて出て⾏くのが聞こえた。

チクチクする胃を押さえて、増⼤する不安を払拭しようと懸命に努⼒する。

「どうしたらいいの?」

今は信じるしか出来ない。

イクリスの好感度が私の人生に繋がっているのだから。

無謀な疑いが好感度に悪影響を与える可能性があるかもしれない。

「たった10%・・・」

それ以来、私は果てしない疑問と戦い始めた。

 



 

その⽇がどのように過ぎたのか覚えていない。

エミリーが持ってきた⼣⾷を食べて、何度を本を繰り返し開いた後、ほぼ真夜中になっていた。

しかし、イクリスが戻ってきたという知らせは聞いていない。

私の緊張はピークに達していた。

ルビーの指輪に触れた後、我慢できずに⼝を開く。

「エミリー、執事長を呼んできて」

「はい、お嬢様」

⼀⽇中私を⾒つめていたエミリーが、即座に部屋を出ていく。

「お呼びですか、お嬢様?」

しばらくして執事長が到着した。

⾔うまでもなく、私はすぐに指示を出す。

「スペンサー卿が住んでいる村に⼈と⽝を派遣してちょうだい」

「かしこまりました」

「そして、専属のすべての魔法使いを連れてきて・・・」

その時だった。

「ああ、お嬢様!執事長!」

退席していたエミリーが、部屋に飛び込んでくる。

「護衛の方が戻ってこられました!」

思わず執事長と目を合わせる。

「今すぐ彼を私の部屋に連れてきてください」

しばらくして、執事長がイクリスを私の部屋に連れてきた。

彼は部屋を出て、イクリスだけを残す。

部屋には冷ややかな沈黙が生まれた。

「ご主人様」

重い沈黙を破り、イクリスはゆっくりと歩いてくる。

私が座っていた椅子の近くに来ると、彼は⾃然と私の⾜元にひざまずいた。

無表情のまま私を見つめている。

(日中に何があったのかしら?)

イクリスの顔は、病⼈のように⻘⽩い。

しかし、私の忍耐⼒はすでに限界に達していた。

「どこにいたの?」

彼の前では、いつも無理矢理に笑顔を浮かべて、柔らかな声で接してきた。

初めて見る私の冷たい表情に、イクリスの灰色の瞳が震えている。

「ご主人様」

「答えてちょうだい」

休むことなく彼に圧⼒をかけた。

「どうして⼀⾔も⾔わずに消えたの?」

「⼼配してくれたのですか?」

「心配?はは・・・」

冷たい笑い声が⾶び出す。

「本物のお姫様」が帰ってくるまで、残りはたった3週間。

脱出するまであと3週間。

その間、いつ死ぬか分からない恐怖、緊張、窒息感に、私は絶えず苛まれている。

それらを「⼼配」として表現するのは正しいのだろうか?

「私で遊んでいるの?」

その時、イクリスの頭を照らしている濃い⾚すら⾒えなかった。

「何も言わずに出ていけば、私がもっとあなたに構うとでも思ったのかしら?」

「・・・」

「あなた⼀⼈のために、私はしばらくの間持っていたのよ」

私は⾃分の命を何度も危険にさらしてきた。

イクリスのために、何度も何度も公爵に頭を下げた。

それでも、好感度が下がるのを恐れて、彼の前で文句を言わなかったのだ。

⾸の先まで出る⾔葉をかみ砕いて飲み込み、深呼吸をする。

「あなたの態度に、私はどこまで耐えなければならないのか分からないわ」

「申し訳ありません、ご主人様」

イクリスは、私の⽬を避けて⾸を横に振った。

捨てられた⼦⽝のように。

「少しトラブルが発生して・・・」

彼は私と目を合わせないまま、素直にそう答えた。

「トラブル?」

「仲間の同胞に会いました」

イクリスは再び頭を上げて私を⾒つめる。

痛みを伴う⽬を見て、私の中に生まれていた怒りは消えた。

「私のような奴隷として売られた⼈々に」

 



 

何も言わずに消えてしまったイクリスですが、無事に戻ってきて良かったです。

ペネロペの信頼を無視して単独行動を起こしたので、それだけ仲間が大事だったのでしょう・・・。

イクリスの行動を肯定するつもりはありませんが、彼も悩んだ末の行動だったのかもしれません。

これはクエストなのか気になりますね!

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