悪役のエンディングは死のみ

悪役のエンディングは死のみ【145話】ネタバレ




 

こんにちは、ちゃむです。

「悪役のエンディングは死のみ」を紹介させていただきます。

今回は145をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【悪役のエンディングは死のみ】まとめ こんにちは、ちゃむです。 「悪役のエンディングは死のみ」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介と...

 



 

大学の友達に勧められ、乙女ゲーム「公女様のラブラブ・プロジェクト」を始めた主人公。

自分と似た境遇のハードモードのヒロイン、 悪女「ペネロペ」に感情移入し、ゲームに没頭してしまった。

ゲームの途中寝落ちして、起きたら自分がゲームの中の「ペネロペ」になっていた。

死亡エンドを避けるためには…攻略対象からの好感度を上げ、 ゲームをクリアするしか手はない!? 

ペネロペ・エカルト:主人公で悪役令嬢。ゲームではハードモードのヒロイン。公爵家の娘だが、実際には血の繋がりは無い。

イヴォン:ヒロイン。エカルト公爵家の娘だが、18歳になるまでは平民の娘として過ごしていた。ノーマルモードでは彼女がヒロイン。

デリック・エカルト:エカルト公爵家の長男。冷酷な貴公子キャラ。

レナルド・デカルト:エカルト公爵家の次男。気が短く、口が悪い。

カリスト・レグルス:イオカ帝国の皇太子。人の命を軽視する暴君。

ヴィンター・ベルダンディ:侯爵であり魔術師。様々な情報や裏取引を扱う。

イクリス:亡国の貴族出身の奴隷。ペネロペを同情した唯一のキャラ。

【悪役のエンディングは死のみ】まとめ こんにちは、ちゃむです。 「悪役のエンディングは死のみ」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介と...

 




 

145話 ネタバレ

悪役のエンディングは死のみ【144話】ネタバレ こんにちは、ちゃむです。 「悪役のエンディングは死のみ」を紹介させていただきます。 今回は144話をまとめま...

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

カリストが何を⾔っているのか理解できなかった。

呼吸をするのが辛い。

彼の瞳に釘付けにされたまま、息を切らしたかのようにかろうじて⼝を開く。

「あなたは今何を⾔っているのですか・・・?」

「噂に振り回されるのではなく、実際にお付き合いしましょう」

カリストの澄んだ瞳に嘘の感情は見当たらない。

奇妙なことに、私の心臓は狂ったようにドキドキしていた。

いつもとは異なり、⻭を⾷いしばって息を⽌めたとき、⾸の先まで迫り来る奇妙な感情が、私を悩ませ続けている。

「そんなに驚くことでしょうか?」

カリストが不思議そうに頭を傾ける。

「あなたも私と同じ気持ちだと思っていたのですが」

「・・・」

「その表情を⾒ると、迷路の庭で起きた出来事を、あなたはまだ怒っているのですか?」

「出来事ですか?」

「お姫様の首に剣を向けたことです」

カリストの⾔葉に⽬を⼤きく開いた。

彼がまだ気にかけていたことにも驚いたが、自分自身が長い間忘れていたことに気づいたから。

(今でも彼と会うのは緊張する。前は彼と会うのも嫌だった)

自分はいつからこんな風に変わったのだろうか?

驚いたことに、カリストへの嫌悪感は消えていて、彼に会うのが嫌ではなくなっていた。

最近、彼と向き合うたびに、彼が誰なのか分からないような気がする。

「もし私がお姫様に剣を渡して、私の⾸を切るように頼めば」

「・・・」

「それであなたの気分は良くなるのでしょうか?」

沈黙している私を見て、カリストはとんでもない勘違いをする。

驚いて首を横に振った。

「い、いいえ!あれは事故だったのですから!」

「さあ、これを受け取ってください」

しかし、私の発言は一足遅かった。

カリストが胸から何かを取り出す。

⻩⻯がはっきりと刻まれた短剣を差し出される。

「こ、これは一体何のつもりですか?」

「この短剣で、私の首を少しだけ切ってください」

カリストは自分の⾸のうなじを指でたたいた。

⽿たぶから⾎痕が漏れた方を。

私は彼と短剣を交互に⾒て、それから叫んだ。

「どういうつもりですか!?」

「どうして怒っているのですか?これでお姫様の機嫌が治るのではないのですか?」

「そんなことをすれば、私は反逆罪で首を切られますから!危険なので、すぐに戻してください!」

私がしかめっ⾯で⾝震いすると、カリストは短剣を戻す代わりに陽気な顔で微笑んだ。

「じゃあ、なぜあなたは私の申し出に躊躇しているのですか?」

⽉明かりが⾦⾊の髪の上にちらついている。

(警報・・・)

カリストの⽬の⾊に似た⾚い好感度ゲージは、警報のような危険な兆候だと思っていた。

今まで、カリストの好感度を確認したことはない。

彼はこの帝国の皇太⼦で、彼が私の脱出から最も遠い人物だと思っていたから。

けれど、今はよく分からない。

なぜなら・・・。

「殿下」

私は腕を前に伸ばす。

そして、短剣を持っているカリストの手を、そっと握りしめた。

突然の接触に直⾯した瞬間、彼の⾚い瞳孔が少し⼤きくなる。

<システム>

[[カリスト]の好感度を確認しますか?]

[200万ゴールド/ 200名声]

メッセージが空中に浮かび上がった。

<システム>

[[200万ゴールド]を引いて[カリスト]の好感度を確認します]

(残りの資⾦:42,000,000ゴールド)

【好感度76%】

好感度が⾼まっているのを⾒て、なんとも⾔えない気持ちになる。

同時に、未知の安堵感と重い感情が私の⼼に浮かんだ。

それは失望に似た感情。

「・・・ねえ、お姫様」

カリストの声で我に返り、慌てて彼の手を離す。

「どうしてそんな表情をしているのですか?」

自分がどんな表情をしているのか分からない。

好感度76%

結果はもう分かりきっている。

それでも聞かずにはいられない。

万が⼀に備えて笑顔を浮かべられるように準備して。

「殿下」

「どうぞ」

「私を愛していますか?」

 



 

カリストの⽬は以前より⼤きくなる。

彼は馴染みのない⾔葉を聞いたかのように尋ねた。

「・・・愛ですか?」

「はい。殿下は私を愛しているので、私を求めてくださっているのですか?」

「お姫様」

カリストはとても恥ずかしそうな表情で私を⾒つめる。

「そんな素朴な⾔葉は私たちにはあまり似合わないのでは?それは、お姫様が狩猟大会の前夜に⾔ったことです」

「え」

「あなたは⾃分の⽴場に合ったより適切な⼈を⾒つけると⾔っていました」

その瞬間、誰かが後ろから私を殴ったかのように、頭が真っ⽩になる。

ガッカリしたような気持ちになり、気分が悪くなった。

カリストは私の状態に全く気づいていないかのように話し続ける。

「考えてみれば、それは理に叶っていました」

「・・・」

「私たちは現実に最も必要でお互いに適した⽴場にいます。皇位が危機に瀕している王⼦と公爵家の醜いアヒルの⼦の組み合わせ」

「・・・」

「それとは別に、あなたと⼀緒にいることは私を快適で楽しい気分にさせます。私たちはかなり相性が良いと思いませんか、お姫様?」

「・・・」

「私たちはかなり良いパートナーになることができると思います」

彼はいつものように肩をすくめてニヤリと笑った。

自分の表情が歪んでいないか不安になる。

私は遅ればせながらカリストを理解した。

彼が求めている「関係」は愛し合う関係ではなく、お互いの立場を考えた関係だと。

これを「恋愛シミュレーションゲーム」と⾒ている私とは異なり、彼は冷静に現実に向き合っているのだ。

(まあ、76%しかなかったし・・・)

76%で、カリストが私を愛しているという訳がなかった。

私はようやく認めることができた。

けれど、泣きたくなるこの奇妙な感覚は一体何なのだろうか?

少しの計算もせずに私を助けてくれたカリストに恋をしていた。

カリストは、打算抜きで関われる自分が気に入った。

私も彼も。

私たちはお互いに感情を持っていた。

しかし、それだけ。

愛というロマンチックな感情は、地位が危機に瀕しているカリストには役に⽴たない。

それは私も同じだ。

(4%と24%)

比較することすらできない。

私にとっての最優先事項は⽣き残り、脱出すること。

そして、成人式まで残り約1週間。

ノーマルモードとは異なり、自分の感情に素直になれる立場ではない。

頭が冷えて冷静になる。

けれど、つま先に力が入らない。

「私は・・・」

少しでもリラックスすれば、⾒苦しくよろめくと感じた。

私はカリストをまっすぐ⾒つめ、崩壊した体を必死に制御する。

「私はあなたとそのような関係を持ちたくありま・・・」

 



 

「皇太子殿下!」

その瞬間、私はガラスのドアの向こうから使用人の叫び声を聞いた。

同時に、カリストの腕から振動⾳が広がる。

「ちっ、またセドリックか」

彼は煌めく水晶玉を取り出し、ぼんやりしている私に話しかけた。

「あなたの成⼈式はいつですか?今は答えないで、成⼈式に答えてください」

「いいえ、もう答えは出てい___」

「しーっ」

カリストが私の口を塞ぐ。

「お姫様、プレゼントをありがとう。少し時間を取ってゆっくり出てください。こちら側にはまだ興味を持っているネズミがいるかもしれませんから」

「ちょっと待ってください!まだ答えを・・・!」

カリストは一瞬で光のように姿を消した。

私は静かなテラスに⼀⼈残される。

「はぁ・・・」

すぐにため息をついてカーテンを閉めた。

⼀⼈になった瞬間、突然深い倦怠感を感じる。

こんな気分のまま、宴会場に戻ることは出来なかった。

「逃げようかな?」

⼿すりの向こうを⾒て、私はそんな衝動に駆られる。

「どうして私がここに留まっていなくちゃいけないの?」

私がしなければならなかったのは、好感度と攻略対象に注意を払うことだけ。

ゲームの背景である⾼貴な家族の義務を保つ理由はない。

1階にしては少し⾼かったが、ジャンプするのに⼗分な高さ。

「行きましょう」

何も考えずにスカートを丸めて⼿すりを登る。

⾶び降りる直前。

公爵の顔が私の頭の中を横切った。

 



 

ペネロペがカリストへの恋を自覚した瞬間ですね。

けれど、カリストの方はまだそこまで到達していない様子。

脱出することだけを考えればイクリスなのでしょうが、彼もペネロペを愛しているとは限りません。

残る3人のルートの可能性もまだ残されていますね♪

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