悪役のエンディングは死のみ

悪役のエンディングは死のみ【146話】ネタバレ




 

こんにちは、ちゃむです。

「悪役のエンディングは死のみ」を紹介させていただきます。

今回は146をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【悪役のエンディングは死のみ】まとめ こんにちは、ちゃむです。 「悪役のエンディングは死のみ」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介と...

 



 

大学の友達に勧められ、乙女ゲーム「公女様のラブラブ・プロジェクト」を始めた主人公。

自分と似た境遇のハードモードのヒロイン、 悪女「ペネロペ」に感情移入し、ゲームに没頭してしまった。

ゲームの途中寝落ちして、起きたら自分がゲームの中の「ペネロペ」になっていた。

死亡エンドを避けるためには…攻略対象からの好感度を上げ、 ゲームをクリアするしか手はない!? 

ペネロペ・エカルト:主人公で悪役令嬢。ゲームではハードモードのヒロイン。公爵家の娘だが、実際には血の繋がりは無い。

イヴォン:ヒロイン。エカルト公爵家の娘だが、18歳になるまでは平民の娘として過ごしていた。ノーマルモードでは彼女がヒロイン。

デリック・エカルト:エカルト公爵家の長男。冷酷な貴公子キャラ。

レナルド・デカルト:エカルト公爵家の次男。気が短く、口が悪い。

カリスト・レグルス:イオカ帝国の皇太子。人の命を軽視する暴君。

ヴィンター・ベルダンディ:侯爵であり魔術師。様々な情報や裏取引を扱う。

イクリス:亡国の貴族出身の奴隷。ペネロペを同情した唯一のキャラ。

【悪役のエンディングは死のみ】まとめ こんにちは、ちゃむです。 「悪役のエンディングは死のみ」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介と...

 




 

146話 ネタバレ

悪役のエンディングは死のみ【145話】ネタバレ こんにちは、ちゃむです。 「悪役のエンディングは死のみ」を紹介させていただきます。 今回は145話をまとめま...

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • 檻の中の鳥

陛下の祝辞が本格的に⾏われた宴会場の周囲は静かだった。

私は宴会場の外で待っている使⽤⼈に連絡し、⾺⾞を一台借りる。

頭を窓に⽴てかけて、⾸都の⾒事な街並みをどれくらい見ていたのだろうか?

馬車が停⽌する。

しかし、到着した場所は⼤邸宅の入り口の前ではなく、遠くの⾨。

「お嬢様、これ以上は進めません」

騎⼿が窓を開けて注意深く話す。

窓の向こうを見ると、⾨番がしっかりと⾨を守っているのが⾒えた。

これは、皇居の紋章が描かれているにもかかわらず、所有者なしでは外の⾺⾞を邸宅に持ち込むことができないため。

「門番に公爵の⾺⾞を呼ぶように頼みましょうか?」

「いいえ、結構よ」

騎⼿に予備の⾦貨をいくつか渡し、⾺⾞のドアを開ける。

「お嬢様?」

門番たちは、馬車から降りた私の姿を見て、目を大きく開く。

「執事長にメッセージを送り、すぐに⾺⾞を手配します」

「大騒ぎしないでちょうだい。ドアを開けてくれるだけでいいから」

「しかし・・・」

「少し散歩したいの」

⾨から屋敷までは⾺⾞でもかなりの距離がある。

しかし、門番にはドアを開く以外に選択肢がなかった。

巨⼤な鉄の⾨がゆっくりと⼝を開いた。

「あの・・・、私が屋敷の前まで護衛します」

若い兵⼠が勇気を出して私に話しかける。

兵士の態度が以前とは違うことに、私は遅ればせながら気付いた。

少し変な感じがする。

「いいえ、結構よ」

⾸を横に振って、門の入り口を通り抜けた。

 



 

明るく照らされた⾨から離れると、よく磨かれた道路はすぐに暗くなる。

夜の空気は寒かった。

以前に買った本を読みたい。

⾃分の⼼をクリアにして、次に何をするかを再計画しようと試みたが・・・。

散歩中は何も考えられなかった。

まるで夢の中で道を歩いているかのような感覚。

不思議な感覚。

どれくらい歩いただろうか?

ゆっくりと、しかし着実な歩きで、遠くにあるお馴染みの邸宅を発見する。

「部屋に戻って横になりたい」

考えることができた唯一のことは、眠って今日の出来事を忘れるということだけ。

歩くペースが早くなる。

広⼤な庭の向こう側の正⾯⽞関の前に着いたその時。

「びよよ」

どこかから細かい⾳が⽿に刺さった。

「鳥?」

⼀時停⽌して周りを⾒回す。

「ビヨ、ビヨヨ」

憑依されているような⾳に沿って歩く。

その時。

「びよよ」

開いた窓から濃いピンクの⽻がちらりと⾒えた。

「ビヨ、ビヨヨ」

私が近づいてくるのを⾒て、檻の中の⿃が、私に会えて嬉しいかのように⽻ばたく。

そこはデリックの事務所。

「あなただったのね」

暗闇の中でも、⿃の宝⽯は5⾊の輝きでキラキラと輝いていた。

ゆっくりと窓枠に寄りかかる。

反射的に指を持って⾏こうとして躊躇した。

「噛まれたらどうしよう?」

「びよよ」

しかし、鳥からはそんな雰囲気は見えなかったので、私は少し微笑んで、⼈差し指で⿃の頭を優しく撫でる。

「ビヨ、ビヨヨ」

まるで機嫌が良くなったかのように、⿃の鳴き声は以前とは異なっていた。

「あなたはイライラしない?」

気がづけば、知らないうちに口から⾔葉が⾶び出ていた。

私の髪の⽑のように⾒える濃いピンクの⿃。

誰よりも派⼿な⾒た⽬で⾼価な体だけれど、実は檻の中で⽴ち往⽣して何もできない。

まるで、自分を見ているようだった。

「実際、私は息苦しいわ。毎秒息が切れそうだもの」

このクソゲームに閉じ込められた私と⼤差ないように思える。

「ここから脱出できれば、全部解決すると思ってた・・・」

「びよよ」

私の⾔葉に答えるかのように、⿃はすぐに鳴いた。

その光景に微笑む。

それから⼿を上げて、自分の顔を覆った。

「あはは」

壊れた笑顔が⼝から溢れる。

カリストが去った後、私が⼀⼈でテラスにいたときに出来なかった自嘲。

ゲームだということを誰よりもよく知っていたはずなのに、馬鹿で哀れな気持ちで何かを期待していた自分にガッカリする。

両⼿を隠して誰にも⾒えないようにした後、涙を流す。

毎回ただのゲームだと自分の気持ちに嘘をついていたが、本当はそうではない。

毎回、自分の選択肢が怖かった。

(あの家に住んでいた時ほど地獄ではないと思っていたのに)

ここで⾃由にできることは何一つない。

⾷べ物、⾐類、住居、簡単な発言でさえ苦しかった。

そして、私は最悪の評判を持つ悪い⼥の⼦に乗り移っている。

そんなことは十分に知っていたはずなのに。

「どうして?」

なぜ私は脱出できる数日前に気づいてしまったのだろうか?

自分の人生で最初に恋をした男。

ノーマルモードのヒロインが現れれば、彼は彼女に関心を抱くでしょう。

私は感情的な人間だから、抵抗なく渡すことなどしたくない。

だから私は悪役のように動いて・・・。

「は」

自嘲する笑い声が、どんどん涙の呻き声に変わったとき。

突然、自分が疲れていると感じた。

その瞬間。

「ご主人様?」

馴染みのある声が突然私を呼ぶ。

手で覆っていた顔をゆっくりと持ち上げる。

「イクリス・・・」

 



 

それは幻覚ではなかった。

暗闇の中で、暗⾚⾊の好感度ゲージが煌めいている。

数歩離れたところで、イクリスは私を⾒つめていた。

思いがけない出会いに、灰⾊の⽬は少し⼤きい。

彼をじっと⾒つめていると、⼀定の速さで近づいてきたので、頬に触れる。

手に涙はついていないので安心した。

「今、剣術の授業から戻ってきたの?」

笑う気にはなれないが、⼀⽣懸命頑張って⼝の周りを笑顔にする。

イクリスは不思議そうな表情で私を見つめて、すぐにゆっくりと頷いた。

「遅かったのね」

彼がゆっくりと⼝を開く。

「ご主人様はここで何をしているのですか?」

「ただ・・・」

私は肩をすくめて、何も問題がないかのように答えた。

「⿃を⾒ていただけよ」

その⾔葉で、イクリスの視線は隣の檻に移る。

しばらくの間、檻の中の濃いピンクの⿃にとどまっていた灰⾊の⽬が再び私に戻ってきた。

「宮殿から戻ってきたのですか?」

「ええ、そうよ」

「・・・」

「今⽇は宮殿で宴会があったから」

皇太⼦に関連する宴会についての⾔及はしない。

⾃国を滅した主犯の話を聞けば、不愉快な気持ちにさせてしまうと考えて。

しかし、その気遣いは徒労に終わる。

「皇太⼦の誕⽣⽇ですか?」

「知っていたの?」

「私の先生も参加していましたから」

「本当?」

(じゃあ、今日は授業がなかった?)

心の中で質問すると、すぐにイクリスが尋ねてくる。

「ところで」

「・・・?」

「なぜ小公爵の部屋に?どうしてお一人で?」

宴会場での出来事を思い出し、少し吐き気を感じた。

密かに一人で帰ってきたけれど、邸宅は静かだ。

本物の公女が戻って来れば、こんなことにはならないだろう。

誰もが彼女の行方を血眼で探すはず。

私とは違って。

「・・・」

ぼんやりと笑顔を浮かべる。

しかし、その瞬間。

イクリスの瞳が怯む。

「どうして?」

「え?」

「どうして、そんな笑顔を浮かべるのですか?」

彼の表情はいつもと変わらない。

だから、彼が何を言っているのかすぐには理解できなかった。

「彼らが、再びご主人様を悲しませたのですか?」

「何を言って・・・」

「公爵と他の貴族が」

イクリスが私に一歩近づく。

暗い影に浸っていた彼の顔は、明るい⽉明かりの下で明らかに。

「あの野郎たちと出会った後はいつも、あなたはそんな表情を浮かべています」

彼の表情はとても恐ろしかった。

 



 

名声の影響でしょうか、兵士たちの対応が変化したのは。

ペネロペの苦悩が垣間見えて辛い・・・。

てっきりデリックが来ると思っていましたが、イクリスでしたね。

イクリスはこんな時間まで何をしていたのでしょう?

彼の目的もまだハッキリと分かっていませんね。

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