こんにちは、ちゃむです。
「悪役のエンディングは死のみ」を紹介させていただきます。
今回は197話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

大学の友達に勧められ、乙女ゲーム「公女様のラブラブ・プロジェクト」を始めた主人公。
自分と似た境遇のハードモードのヒロイン、 悪女「ペネロペ」に感情移入し、ゲームに没頭してしまった。
ゲームの途中寝落ちして、起きたら自分がゲームの中の「ペネロペ」になっていた。
死亡エンドを避けるためには…攻略対象からの好感度を上げ、 ゲームをクリアするしか手はない!?
ペネロペ・エカルト:主人公で悪役令嬢。ゲームではハードモードのヒロイン。公爵家の娘だが、実際には血の繋がりは無い。
イヴォン:ヒロイン。エカルト公爵家の娘だが、18歳になるまでは平民の娘として過ごしていた。ノーマルモードでは彼女がヒロイン。
デリック・エカルト:エカルト公爵家の長男。冷酷な貴公子キャラ。
レナルド・デカルト:エカルト公爵家の次男。気が短く、口が悪い。
カリスト・レグルス:イオカ帝国の皇太子。人の命を軽視する暴君。
ヴィンター・ベルダンディ:侯爵であり魔術師。様々な情報や裏取引を扱う。
イクリス:亡国の貴族出身の奴隷。ペネロペを同情した唯一のキャラ。

197話 ネタバレ

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- 真実の鏡
ついに、私たちは巨⼤な建物の前に到着した。
「これは・・・、神殿なのですか?」
神殿と呼ぶには異質
窓のない濃い灰⾊の建物は、コンクリートでできた刑務所のよう。
「それは彼らがそう呼んでいるからです」
カリストは肩をすくめて答えた。
「お姫様、⾏きましょう」
彼が最初に階段を上って、私に⼿を差し伸べる。
彼の背後に4つの四⾓い⽳が。
それは⼊り⼝。
ドアすらなく、暗闇の中を⾒ると、少し怖かった。
私は少し躊躇って、カリストの⼿を握る。
彼の手の感覚が、私を少し安心させてくれた。
その後、建物の中に。
狭い通路を歩いて間もなく、地下に続く⽯の階段が。
「彼らは本当に地下が好きなのですね」
ソレイユでも島の地下深くに祭壇が建てられていたことを考えると、この場所は悪の集団の隠れ家のように⾒える不思議な墓だ。
「注意してください」
剣を抜いたカリストは低い声で話し、前に進む。
私は彼の後ろを静かに追いかけた。
⼀⼈が⼊るのに⼗分狭い階段の幅は、下がるにつれて徐々に広がっていく。
中は思ったより暗くない。
いたるところにランプがぶら下がっていたからでしょう。
それよりも奇妙なことに、部外者の侵⼊を防ぐものが何もないのだ。
邪悪な⽣き物や、邪悪なレイラの信者がたくさんいるだろうと思っていたのに。
「誰もここに来ることができないので、ここに罠を仕掛ける必要はないと考えていたのでしょう」
巨⼤な無⼈島の場所の真ん中。
魔法の地図も持っていたけれど、カリストがいなかったら砂漠に閉じ込められていたに違いない。
階段を下り続け、終わりには広⼤な空間が。
「ここは・・・」
光の中で点滅する⾦貨、宝⽯、宝物の⼭。
そして、これらのアイテムから⾶び出す何百、何千もの⾻。
「・・・」
明かされた光景に息を⽌めて、私は⼀歩下がる。
それらは⼈間の⾻。
「レイラの信者の仕業でしょう。彼らは⼈々を誘拐し、拷問し、ここに遺体を隠したのか?汚いものがたくさんあります」
カリストは激しく眉をひそめた。
「いいえ」
「何?」
「これは古代のレイラの墓です」
「墓?」
カリストは私がナンセンスな話をしているように尋ねたが、私はもう答えない。
虐殺されたように⾒える多くの⾻。
墓は何かを象徴していると思っていたが、それが本物の墓を探求するものになるなんて・・・。
(このクレイジーなゲームは・・・)
顔を固めたまま墓の中を⾒回すと、遠くに何かを⾒つける。
「鏡」
その鏡は私がヴィンターの秘密の隠れ家で⾒たものよりはるかに⼤きかった。
この広⼤なスペースの⽚側を占めるほどの大きさ。
⻑い間錆びて⾊褪せていたので、事前に形を知らなければ壁と間違えられていたでしょう。
残りの階段を躊躇うことなく駆け下りる。
「お姫様!?」
カリストが驚いて私を呼ぶ。
しかし、私は彼を無視し、多くの骨を恐れずに歩き続ける。
夢の中で⾒た鏡。
鏡の中で反射した私。
不思議な不安感が私を満たしていく。
(あの鏡が、元の世界に戻る重要な⼿がかりなの?)
⾓を曲がったとき。
keuleuleuleu-。
どこかで不気味な叫び声が。
⽴ち⽌まって頭を向けると、暗い隅で何かが輝き、ゆっくりと歩いてくる。
その⾒た⽬はハイエナに似ていた。
しかし、⾆が3つの枝に分かれている。
「ガァアアア!」
よだれを垂らした怪物はすぐに⾦貨を蹴り上げ、瞬く間に私に接近した。
クエストウィンドウは表⽰されない。
馬鹿みたいに立ち尽くしていると・・・。
「目を覚ませ!」
目の前まで接近していた怪物が、横殴りの衝撃で飛んでいく。
カリストが怪物の腹を蹴り上げたのだ。
「これまでのモンスターとは少し違います。⻑い間飢えていたに違いありません」
彼が⾔ったように、モンスターの動きは鈍い。
獣の叫び声が聞こえた。
カリストは、別の怪物がゆっくりと這うのを⾒たとき、舌打ちをする。
「お先にどうぞ。すぐに怪物を取り除き、あなたについていきます」
本当なら手伝いたいけれど、不思議なことにクエストウィンドウは表⽰されない。
(私が一人で来ていたら、自分で対処しなくちゃいけなかったってこと!?)
ゲームに対する怒りを抑え、私はカリストの言葉に同意する。
「殿下、ありがとうございます」
真実の鏡まで、あと少し。
モンスターを簡単に殺すカリストを残して、私は熱⼼に歩く。
そしてついに、私は古くて巨⼤な鏡の前に到着した。
鏡はほとんど壊れていて、埃っぽい表⾯は私の顔さえ映さない。
「これは機能するの?」
厚い埃を拭き取ると、表⾯が少し浮き上がってきた。
その時。
<システム>
[〜メインクエスト:真実を超えて〜]
[真実の鏡を⾒つける]
[クエストは成功しました!]
<システム>
[あなたはこの時点に達したときに[真実]を知る権利があります]
曇った鏡の上に⽩いメッセージが浮かんでいた。
<システム>
[[真実の鏡]を通して隠された物語を知りたいですか?]
[はい/いいえ]
[はい]を押す直前に振り返り、カリストを⾒つめる。
彼は狂⼈のように剣の戦いを繰り広げていた。
(これでお別れかもしれないわ)
少しの後悔を残し、私は[はい]を押す。
その瞬間、鏡の中で爆発するかのように⽩い光が降り注いだ。
「きゃあああ!」
反射的に腕で⽬を覆った。
「ペネロ___!」
突然、カリストの声が。
同時に、⽬の前が⽩く光る。
どろどろどろどろどろどろ。
⼤きなドラムの⾳で再び⽬を開けると、私は⿊い空間に閉じ込められていた。
どろどろどろどろ。
その後、ドラムの⾳は、厳粛な⾳楽へと導き続ける。
「これは何?」
パニックになり、周りを⾒回す。
どこかで聞いた⾳楽。
もしかして・・・。
「BGM !?」
これはゲームのBGM。
その時、どこを⾒ても⽩い⽂字が⽬に浮かぶ。
[当初、⼤陸はゴールデンドラゴンの⽀配下で平和の期間を保っていました]
「え」
慌てたけど、すぐにこのシーンが何であるかを理解する。
これらは、ゲームのプロローグでのみ出てくるシーンだ。
これは背景の説明。
[ドラゴンは闇を地⾯の下に押し込み、翼の下に押し下げた。ドラゴンの⽬は世界を⾦⾊に輝かせ、穀物は地球上に豊富にあります]
「スキップ、スキップ!」
[スキップ]ボタンを反射的に探したが、⾒えなかったので、⼝をいっぱいにして叫ぶ。
[・・・]
[寿命が尽きた⻩⾦のドラゴンは世界から姿を消し、残りの⼈間のために⽛を残しました]
それから⼀瞬の⾔葉の省略で、本当に退屈な内容が⾶び越えた。
[闇が地⾯から湧き始めた。彼らは⾃分たちを神と呼び、「バルタ」と呼ばれる国を設⽴し、残忍で残酷な⽅法で⼈間を虐殺した後、地球にやって来ました]
[しかし、彼らを⽌めた⼈々のグループがありました・・・。古代の魔法使いです!]
「はぁ・・・」
半ばイライラしてため息をつく。
[古代の魔法使いとレイラの間で激しい戦争が勃発した。しかし、命を落としているレイラ信者はますます強くなっています]
「スキップ!私が知っていることをスキップしてください!」
そう叫ぶと、説明が省略された。
[⽣き残るために、レイラは鏡を攻撃した。激しい攻撃の後、[真実の鏡]の欠片が15個に割れました。残りの魔法使いは、未来を守るためにゴールドドラゴンの墓にいくつかの破⽚を隠しました]
真実の鏡に辿り着いたペネロペ。
物語の真実とは、ゲーム背景のことでしょうか?
主人公がなぜこの世界に転移されたかではないようです・・・。




