こんにちは、ちゃむです。
「悪役のエンディングは死のみ」を紹介させていただきます。
今回は203話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
大学の友達に勧められ、乙女ゲーム「公女様のラブラブ・プロジェクト」を始めた主人公。
自分と似た境遇のハードモードのヒロイン、 悪女「ペネロペ」に感情移入し、ゲームに没頭してしまった。
ゲームの途中寝落ちして、起きたら自分がゲームの中の「ペネロペ」になっていた。
死亡エンドを避けるためには…攻略対象からの好感度を上げ、 ゲームをクリアするしか手はない!?
ペネロペ・エカルト:主人公で悪役令嬢。ゲームではハードモードのヒロイン。公爵家の娘だが、実際には血の繋がりは無い。
イヴォン:ヒロイン。エカルト公爵家の娘だが、18歳になるまでは平民の娘として過ごしていた。ノーマルモードでは彼女がヒロイン。
デリック・エカルト:エカルト公爵家の長男。冷酷な貴公子キャラ。
レナルド・デカルト:エカルト公爵家の次男。気が短く、口が悪い。
カリスト・レグルス:イオカ帝国の皇太子。人の命を軽視する暴君。
ヴィンター・ベルダンディ:侯爵であり魔術師。様々な情報や裏取引を扱う。
イクリス:亡国の貴族出身の奴隷。ペネロペを同情した唯一のキャラ。
203話 ネタバレ
登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- 戦地へ
明るい光が⽬を占領し、しばらくしてから⽬を開ける
突然海が⼀⾯に消え、アルキナから移動し、マングローブがいたるところにある沼の真ん中に⽴っていた。
「ここは・・・」
トラタンに戻ると思っていたので、動揺しながら周りを見回す。
同じかどうか分からないが、カリストもしかめっ面で周りを見回していた。
その時。
「殿下!」
遠くから武装した約30⼈の騎⼠が現れる。
幸いなことに、知⼈が先頭に⽴っていた。
「ここにいたのですね、殿下。お久しぶりです、お姫様」
王⼦の補佐官が到着したとき、彼は荒い息を吐き出し、低くお辞儀をした。
「ここはどこだ?」
「国境近くのボプリアの森の沼です」
「なぜここに私たちを召喚した、セドリック・ポッター?」
「はい?召喚魔法をするように⾔わなかったですか?」
「あなたは近くの公国に送るべきでした。そんな浅はかな考えで、あなたはどのように戦争で戦うつもりなのですか?」
「はぁ・・・、ですが皇居に残っている魔法使いは陛下の⽀配下にある魔法使いです」
「あなたは彼⼥を安全な場所に移すべきだった。私を馬鹿にしているのか?」
カリストは下品な⾔葉で彼らを罵倒する。
私はそれを嫌い、可能な限り彼から離れた。
それは公国の初期の頃の⾃分⾃⾝を⾒ているようだから。
⾦⾊の髪をちらっと⾒て、そのように考えたとき、セドリックは涙目で答える。
「⻑距離を召喚する⽅法を知っている魔法使いがあなたの⽀配下にあると思いますか、殿下?」
「私たちがここに着いてすぐに襲撃され、公女が傷ついた場合、あなたは責任を負えるのですか?」
突然、カリストが突拍子な質問をする。
(え?私?)
驚いて彼の方を振り返った。
セドリックも私と同じような反応をしていた。
しかしそれだけでなく、カリストは次の爆弾を投げつける。
「ああ、全員がここにいるので、伝えておきましょう。皇太⼦の将来の配偶者の護衛を命じます。彼⼥を守るためにあなた方の⼈⽣を捧げてください」
開いた口が塞がらない。
「え?将来の配偶者?」
「これは夢じゃないですよね?」
「私たちの王⼦を受け⼊れる⼥性が現れるなんて!」
セドリックの後ろにいた騎⼠たちが⼀瞬で並ぶ。
その後、⼀⼈ずつ、彼らはお辞儀をし始めた。
「初めまして、皇太子妃殿下!」
「お会いできて光栄です、皇太子妃殿下!やったー!」
私の瞳は、クレイジーな状況で必死に揺れる。
私とは異なり、カリストは満足そうに部下を⾒て、頭を私に向けた。
「お姫様、彼らは私と何年も戦場にいる⼈たちです。これからもっと頻繁に会うと思うので、少なくとも彼らの顔に慣れてくださ___。お姫様!?どこに行くのですか?」
彼の声が聞こえないように、私はその場から歩き出す。
しかし、あっという間にカリストが正⾯を塞ぎ、再び⽴ち⽌まることを余儀なくされた。
「お姫様、どうして顔が⾚いのですか?」
彼は突然私の顔に⼿を差し伸べる。
その手を振り払って告げた。
「殿下が奇妙なことを言い続けるからです!」
「奇妙とはどういう意味ですか?あなたの安全のために、私は将来あなたの部下になる⼈たちに命じたまでです」
「ちょっと黙っててください!」
急いでカリストの口を手で塞ぐ。
しばらく驚いていた彼の⽬は、半⽉のように美しく開いた。
「ああ・・・、それは秘密の関係でしたか?すみません」
「そうじゃなくて!」
「怒ってはいけません。これからは気をつけますから。ね?」
「だから・・・!」
私は唖然とし、怒りで爆発し続けた。
「私はいつ殿下と付き合っていると⾔いましたか!?」
それどころか、すべてが終わったとき、私たちは⼀緒にいることはできないと⾔ったばかりなのに。
「・・・ここに連れてきてすみません」
しかし、カリストは私が怒っているのを⾒て、落ち込んだ表情で謝ってきたので、私はそれ以上何も言えなくなる。
(そ、そんな顔で謝られたら・・・)
大型犬がシュンとなっているように見えて、不謹慎にも少し可愛いと思ってしまい心臓が激しく鼓動した。
それから私は、兵士たちが私たちに奇妙な視線を送っていることに気づく。
「と、とりあえず!どうやって首都に戻る予定なのですか?」
急いでカリストから離れる。
「親愛なる王⼥様、二人きりの時に殿下に脅されましたか?」
その間に、セドリックは私に近づく。
「え?」
「もしそうなら、⼆重の咳をしてください。そうすれば___」
「セドリック・ポーター、非常識な話をやめて、私の婚約者に近づかないでください」
悲しいことに、セドリックは私から離れ、それ以上何も話すことができなくなる。
「まず、状況を報告してください」
「昨⽇の朝、⼤量の反政府勢⼒がここを通過するという情報を⼊⼿しました」
「予想通りだな」
カリストは鋭い⽬で周りを⾒回しながらうなずいた。
私も周りを⾒回す。
延々と伸びる湿った沼に⾝を隠す⼈は誰もいなかった。
戦闘の場としてはふさわしくないでしょう。
「どのようにして供給ラインを遮断しますか?」
質問はすぐにセドリックの⾔葉で解決された。
「デルマンの動きの魔法を実⾏することができた2⼈の魔法使いとエリート兵⼠だけが不可視の状態で動いて隠れていました」
「その後は?」
「迅速な行動の後、私はキャンプに戻り、殿下と王⼥を召喚しようとしました。しかし・・・」
セドリックは神経質な顔で言葉を追加する。
「私たちは2時間物資を持っていませんでした」
「どうしてキャンプに直⾏しなかった?」
カリストが眉をひそめた。
「⾏進が遅れるのを待っている間、マナを多⽤して魔法を使っていたからです」
「それなら、戻った後に私たちを召喚するべきだったのでは?」
「わあ!殿下はそのための時間をくれましたか?」
セドリックは⾮常に不公平な表情で訴える。
「殿下が今召喚しなければ、私を海に沈めると脅したじゃないですか?」
「ええ」
「・・・」
セドリックの貧弱な抗議は、カリストの熾烈な視線で終わりを告げる。
セドリックへの罪悪感を抱いてしまう。
アルキナ諸島から早く出て⾏くようにカリストに促したのは私なのだから。
(なぜ彼が遠くで話しているのか疑問に思ってたけれど)
カリストは私に聞かせないように。彼の側近を脅迫していたのだ。
すぐに外に出させてくれた彼に本当に感謝する必要があるかどうか分からなくなる。
「2時間以内に、敵は計画を変更した可能性が⾮常に⾼いです。撤退する準備を」
「で、ですが推定時間は3時間で___」
セドリックは答えたが、カリストは彼を無視して騎⼠の⽅を向く。
2⼈の若い魔法使いが、⾊とりどりの杖に寄りかかって喘いでいた。
「おい、いつまた移動魔法を使える?」
カリストは躊躇うなく彼らに尋ねる。
「まとめた人数で移動するとなると、かなりの時間が必要で___」
「そうか」
皇太⼦の顔はすぐに暗くなり、魔術師たちは慌てて答えた。
「い、1時間だけ休む必要が!」
「移動する対象が少ない場合は?すぐにできるのか?」
「は、はい」
「じゃあお姫様が先に___」
「大丈夫です!」
私はカリストの⼝から何が出るかを予測したので、先に彼の言葉を遮る。
「私は約1時間待つことができます!そうですよね、セドリック?」
「もちろんです、お姫様!」
やがて、失神⼨前のように青ざめていたセドリックの顔が⽬に⾒えて明るくなった。
カリストだけが不満な顔で眉をぐらつかせている。
「お姫様、あなたは何を言っているのですか?先に戻ってください。あなたにはやるべき仕事があるはず」
「どういう意味ですか、殿下?私が先に⾏った場合、残りの⼈はいつ戻れるか分かりません」
私は彼の凶暴な⾔葉に衰えることなく応えた。
「別の魔法使いを連れてこればいいだけです」
まるで消耗品のように話しているのを⾒て、私は眉をひそめる。
「お願いします、殿下!そんな横暴なことを言い続けられると、私が恥ずかしくなります!」
「何がそんなに恥ずかしいのですか?」
「殿下の無茶な命令がです!誰もがあなたを奇妙な⼈として⾒ています!」
「誰が?」
「誰が皇太子に対して勇敢な行動を取れる?」というような表情を浮かべる。
約30⼈の兵士が私を⼼配している⽬で⾒つめていた。
「たった1時間です。ですから⼀緒にいましょう」
「・・・あなたが怪我をしたら」
「⼼配しないでください、殿下。私は⾃分の体の世話をすることができますから」
ヒュー。
⾵の⾳が変わったと同時に、少し違和感を覚える。
遠く離れた沼の終わりに、⿃の群れが森から⾶び上がった。
騎⼠たちは、何か変わったことを感じたかのように、すぐに剣を抜く。
「半径2キロ以内に兆候を感じることはできません」
騎⼠は緊張した顔で報告した。
彼が⾔ったように、広⼤な沼の周りには私たち以外には何もない。
「あなたは防御的な魔法を使うことができますか?」
カリストは、彼の隣にいる魔法使いの1⼈に尋ねる。
「は、はい!で、ですが⻑い間持ちこたえるのは難しいです。マナが___」
「今すぐに」
彼はそれ以上⽿を傾けず、冷静に背を向け、別の魔法使いに命じた。
「あなたは王女をすぐにキャンプに連れ戻しなさい」
「殿下!」
さっき終わったばかりの問題を取り上げたカリストの⾔葉に驚いてしまう。
「今すぐ彼⼥を安全な場所に連れて⾏ってください」
「私は大丈夫ですから!」
「何をしている?早く連れて⾏っ___」
その時だった。
「殿下!」
誰かが緊急にカリストを呼ぶ。。
「空です!空に・・・、モンスターの群れが空に現れました!」
カリストと私は、反射的に頭を上げた。
「あれは!?」
たくさんのモンスターがミツバチの群れのように群がっていた。
「ヒルク、ヒルルク!」
数え切れないほどの影が⼀瞬のうちにやって来て、頭上を覆う。
モンスターが火を吐いてきた。
しかし、炎は私たちに届かない。
それは防御的な障壁のおかげ。
後ろを振り返ると、カリストが命じた魔法使いが青ざめた表情で震えているのが見えた。
⽕が当たるたびに透明な障壁が揺れている。
しかし、彼らが通り抜けたとき、モンスターはそれ以上攻撃をせず、彼らは向きを変えて、⾼く⾶んだ。
「え___」
雲のように⾼くそびえ⽴つ⿃の群れから突然⾬が降り始める。
たくさんの⾬滴。
いいえ、⾬滴に似た⽮が私たちに降ってきた。
「デルマンだ!」
誰かがそう叫んだ。
テレポート先で早速ピンチが訪れます。
デルマンの襲撃ですが、こちら側の状態は芳しくありません。
デルマンの中にはイクリスもいるのでしょうか?
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