悪役のエンディングは死のみ

悪役のエンディングは死のみ【299話】ネタバレ




 

こんにちは、ちゃむです。

「悪役のエンディングは死のみ」を紹介させていただきます。

今回は299をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【悪役のエンディングは死のみ】まとめ こんにちは、ちゃむです。 「悪役のエンディングは死のみ」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介と...

 



 

大学の友達に勧められ、乙女ゲーム「公女様のラブラブ・プロジェクト」を始めた主人公。

自分と似た境遇のハードモードのヒロイン、 悪女「ペネロペ」に感情移入し、ゲームに没頭してしまった。

ゲームの途中寝落ちして、起きたら自分がゲームの中の「ペネロペ」になっていた。

死亡エンドを避けるためには…攻略対象からの好感度を上げ、 ゲームをクリアするしか手はない!? 

ペネロペ・エカルト:主人公で悪役令嬢。ゲームではハードモードのヒロイン。公爵家の娘だが、実際には血の繋がりは無い。

イヴォン:ヒロイン。エカルト公爵家の娘だが、18歳になるまでは平民の娘として過ごしていた。ノーマルモードでは彼女がヒロイン。

デリック・エカルト:エカルト公爵家の長男。冷酷な貴公子キャラ。

レナルド・デカルト:エカルト公爵家の次男。気が短く、口が悪い。

カリスト・レグルス:イオカ帝国の皇太子。人の命を軽視する暴君。

ヴィンター・ベルダンディ:侯爵であり魔術師。様々な情報や裏取引を扱う。

イクリス:亡国の貴族出身の奴隷。ペネロペを同情した唯一のキャラ。

【悪役のエンディングは死のみ】まとめ こんにちは、ちゃむです。 「悪役のエンディングは死のみ」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介と...

 




 

299話 ネタバレ

悪役のエンディングは死のみ【298話】ネタバレ こんにちは、ちゃむです。 「悪役のエンディングは死のみ」を紹介させていただきます。 今回は298話をまとめま...

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • 平凡で充実した、ある日の夜

以前は帰れず、ゲームの世界に永遠に閉じ込められるのではないかと怖かったが、最近私は時々カリストとユディットを置いて現実に戻る悪夢を見ていた。

再び彼らの軽蔑に満ちた視線を受け、ゴキブリが湧く地下の部屋で惨めに暮らしていく夢を。

その本質的な恐怖は、長い時間が経った後も私にガムのようにくっついて落ちなかった。

だから、この世界を完全に断ち切ることができるこの瞬間は、私にはかえってチャンスだったのだ。

彼らは洗脳のように私の遺影に唾を吐いたり、私の死を嘲笑うことはなかったが、私たちの関係は希薄だった。

そんな彼らを家族と言うわけには行かない。

だから私は彼らを許せなかった。

それが少し悲しくもある。

「でも、これ以上憎まないから・・・。不幸で悲しい記憶を噛み締めながら生きないから」

「・・・」

「それで満足してください。これ以上、罪悪感を持たないでください」

許したり罪悪感を和らげるために言っているのではない。

これはまあ、ただ別れの挨拶だった。

「死にたいほど私を絶壁に追い込んだのはあなたたちですが」

「・・・」

「でも結局選んだのは私ですから」

「詩音」

「さようなら」

私は彼らに向かって短く頭を下げた後、ついに完全に向き直った。

 



 

その時だった。

『ママ!ママ!』

「ユディット!」

その声はまさに、我が子の泣き声だった。

(早く帰らないと!)

娘が泣いていると思うと、前後を問わず気が急いだ。

私は洗面台の前に急いで走った。

「詩音!詩音!」

後で誰かが私を切なく呼んだが、それは今や私とは関係のない誰か。

依然として白っぽい光を放つ鏡に向かって手を伸ばすと、あっという間に目の前が白く点滅した。

「・・・詩音!・・・音!」

同時に切実に叫ぶ声もだんだん遠くなって。

「・・・!」

ついに誰を呼んでいるのかさえ分からなくなった。

そして腕を振る小さな振動とともに、私はパッと目を開ける。

「マ、ママ!」

いつ目が覚めたのか、涙と鼻水だらけになった娘が私を見下ろしながらワンワン泣いていた。

「ユディット、どうして泣くの?うん?」

私はビックリして飛び起きた。

すると娘が必死に私にしがみつきながら泣き叫ぶ。

「ユディが、ユディが鏡を壊したのに!ユディが壊したのに!」

「ユディット」

「ママが、ママが行っちゃって!ユディが魔法を使ったのに・・・!」

興奮しているせいか、潰れた発音の大半がどういう意味なのか分からなかった。

私は娘を抱き抱えて、やっと聞き取った言葉から推測してなだめる。

「泣かないで、ね?ママが私たちの可愛いユディットを置いていくわけがないでしょう?」

しばらくして娘が泣き止み、すすり泣きながら答えた。

「怖かった!」

「何が怖いの?」

「ママが、パパとユディットを置いていくと思って!」

「どうしてそんなことを言うの?」

ユディットは能力が優れているだけに勘が良い。

縁起の悪い夢の余波のためだろうか。

わんわん泣く娘を見ていると心が乱れる。

釣られて泣きべそをかいて落ち着かなかった時だった。

「ちっ、余計なことを」

突然舌打ちする音とともに、誰かがお姫様の部屋に大急ぎで入ってくる。

微かな灯りに娘にそっくりな金髪が光って砕けた。

「陛下」

いつもなら舌打ちにウンザリしていたはずだが、今日に限ってそれが涙が出るほど嬉しかった。

私と娘が横になっているベッドにあっという間に近づいてきたカリストが両腕を伸ばして一度に私たちを抱きしめる。

「心配するな。たとえ皇后が私たちを置いて行っても、パパが地獄の果てまで追いかけるから」

「・・・子供の前で言うセリフじゃありません」

そう言いながらも、しっかりした胸に寄りかかるとドキドキしていた胸が一気に落ち着いた。

「パパ!パパ!」

幸い、完全に泣き止んだユディットが私の胸からカリストの胸に渡るために手を伸ばす。

そんな娘を喜んで抱きしめた彼が、頬にキスをして優しく言った。

「ああ、これからは部下と言わなきゃ」

「部下?」

首を可愛く傾げていた娘がキャハハと笑い、突然皇帝の髪を両手でギュッと握った。

そして、それをブンブン揺さぶりながら明るく叫んだ。

「部下!部下!」

「・・・パパと呼んでちょうだい」

私はその姿に我慢できず、笑い出した。

「部下、部下!」

何度もそう呼んで遊んでいたユディットは、すぐに興味を失ったのか、私たち二人の間にモゾモゾ入り込んで横になる。

今日に限って、一際酷い寝返りのため、本人も大変そうだった。

 



 

ユディットは、すぐ赤い目をウトウトとさせた。

カリストと一緒に横になって、そんな娘を眺めていた私はふと思い出して尋ねる。

「寝起きしたら・・・、久しぶりにおじいちゃんに会いに行こうか?」

「うん!じーじ大好き!」

娘が大きく頷いて嬉しそうに答えた。

カリストにそっくりな外見に震えたが、公爵とレナルドを含むエカルト家の人々はユディットにメロメロだ。

あの天下のデリックでさえも子供の前では辛うじて口元を持ち上げ、努めて優しい口調を駆使するほどだった。

皇居よりもっと手厚いお姫様扱いをしてくれるせいか、ユディットは公爵家に行くのが大好きだ。

「なんでそこに行くの?何も良いことなど無いだろうに」

それに不満を抱いたのはカリストだけ。

私が経験したことのせいか、彼は依然として公爵家を嫌い、極度に警戒している。

実際、私は何も気にせず公爵と時々ティータイムを楽しんでいると言うのに。

しかし、皆が私のことを心配してそうしていることを理解しているので、私は娘の向こうにいるカリストの手をそっと握って慰めた。

「ただしばらく会っていないし・・・、毎回ユディットがいつ来るのか聞いてきますから」

「ちっ、あの年寄りめ、引退したら暇なようだ。皇居保母にでも就職してもらおうか」

「口、口!」

娘に内緒で手の甲を殴り、目を見張る時だった。

「ユディは!」

眠そうでぼんやりと目を開けていたユディットが突然叫んだ。

「部下もじーじの家に一緒に行こう!」

「パパと呼びなさいって」

「嫌!私の部下!部下!」

「もう寝なさい」

娘と争っている間に、カリストの手の甲の上に行っていた私の手の位置が反転した。

今度は彼の手のひらが私の手の上をサッと覆う。

まるで私が経験した不安など全て無くなるかのように大きくて硬い手だった。

不快な歓迎によって冷めていた手が一瞬で熱い温もりが充満する。

やっと安心できた。

私の家族の元に完全に戻ったようで。

平凡で充実した、ある日の夜だった。

 

<終わり>

 



 

詩音との訣別を果たしたペネロペ。

無事にカリストたちの元に帰れて安心しました。

公爵たちがユディットにデレデレなのが良いですね!

デリックも元気そうで何よりです。

これで物語は終わりを迎えました。

 

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