こんにちは、ちゃむです。
「悪役のエンディングは死のみ」の原作小説を紹介させていただきます。
今回は30話をまとめました。

ちなみに韓国語は殆ど無知です。知り合いに韓国語を勉強していた方がいたので、協力してもらいながら勉強をしています♪
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

大学の友達に勧められ、乙女ゲーム「公女様のラブラブ・プロジェクト」を始めた主人公。 自分と似た境遇のハードモードのヒロイン、 悪女「ペネロペ」に感情移入し、ゲームに没頭してしまった。 ゲームの途中寝落ちして、起きたら自分がゲームの中の「ペネロペ」になっていた。 死亡エンドを避けるためには…攻略対象からの好感度を上げ、 ゲームをクリアするしか手はない!?
ペネロペ・エカルト:主人公で悪役令嬢。ゲームではハードモードのヒロイン。公爵家の娘だが、実際には血の繋がりは無い。
イヴォン:ヒロイン。エカルト公爵家の娘だが、18歳になるまでは平民の娘として過ごしていた。ノーマルモードでは彼女はヒロイン。
デリック・エカルト:エカルト公爵家の長男。冷酷な貴公子キャラ。
レナルド・デカルト:エカルト公爵家の次男。気が短く、口が悪い。
カリスト・レグルス:イオカ帝国の皇太子。人の命を軽視する暴君。
ヴィンター・ベルダンディ:侯爵であり魔術師。様々な情報や裏取引を扱う。
イクリス:亡国の貴族出身の奴隷。ペネロペを同情した唯一のキャラ。

30話 ネタバレ
登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- 新たなクエスト
「な、なに!?」
突然の強風にペネロペは驚き、美しい髪が激しく揺れます。
しかし、その強⾵は突然⽌まりました。
何が起きたか分からないペネロペは、ゆっくりと頭を上げました。
「何なの・・・?」
「きゅ?」
その瞬間、奇妙な泣き声が聞こえました。
呆然としながら、彼女は⾳がした方向を⾒つめました。
それは⽩い綿⽑・・・?
「キュ!」
いいえ、それはうさぎでした。
「どういうこと・・・?」
信じられない状況に、彼女は⾔葉を続けることができません。
強⾵が吹くと、彼女の部屋にうさぎが現れたのです。
「ははは。あなたは何処から現れたのですか?ここは2階ですよ・・・」
「きゅ?」
「まさか、風で飛ばされたなんて言いませんよね?」
うさぎは、ペネロペが⾔った⾔葉が分からず、頭を傾けました。
そして、しばらく彼女を⾒つめていたうさぎが⼝を開けます。
「ミッションは完了しました」
なんと、かわいいうさぎの⼝から⼤⼈の男性の声が出てきたのです。
「ふぁ!?」
ペネロペは悲鳴を上げて、その場に1秒間凍りつきました。
「きゅ?」
「な、何だったの?あなた今・・・」
彼女はしばらく待ちましたが、うさぎは話しませんでした。
「幻聴だったのかしら・・・?どうやら疲れているようですね・・・」
「ミッションは完了しました。リクエストを聞きたい場合は、⾃分で拠点を探しに来てくだ
さい」
すると、うさぎの⼝が再び開き、男の⾳が聞こえてきました。
ペネロペは慌てて後ずさりし、気づけば背中がベッドのポールに触れていました。
そして強風が再び発生し、彼女が目を開いた時には既にウサギはいませんでした。
「何だったの・・・」
彼女はうさぎがいた場所をぼんやりと⾒つめました。
そして、ヴィンターがノーマルモードのヒロインに接触した⽅法を思い出します。
彼は自分から行動を起こすことは滅多にありませんでした。
行動を起こす時に、彼は白ウサギを使うことが多いです。
しかし、ペネロペは違和感がありました。
ゲームでは手紙を使っていましたが、実際にはウサギが喋ったからです。
「彼もゲームと同じ通りではない・・・?」
ペネロペはその考えに頭を左右に振りました。
ヴィンターは悪役令嬢にもハンカチを貸してくれる礼儀正しい男です。
彼の好感度を上げるのは簡単かもしれません。
「まずは、彼を探しに⾏きましょう」
落ち着いて考えてみると、ペネロペはウサギに怖がって後退りしていました。
「まさか、彼はあの光景を見ていないでしょうね・・・?」
そんなことを考えていたら、メッセージが⽬の前に現れました。
エピソード [奇妙な魔術師、ヴィンター・ヴェルダンディ] が始まりました。
「⽩うさぎの基地」に⾏きませんか?
[はい/ いいえ]
「待って」
ペネロペは急いで準備をしました。
ローブとヴィンターに渡す予定のネックレス、そして、彼の白いハンカチを持ちました。
「これも持っていこうかしら?」
彼女はレナルドが買ってくれたマスクを持って考えました。
しばらく考えて、彼女はマスクをかぶり鏡を見ました。
「よし、行こう!!」
- 訪問
ワープすると、⼈が少ない路地にいることに気づきました。
(ここでしょうか?)
⽬の前には、ぼろぼろの建物がありました。
建物の古いドアには、あまり⽬⽴たないように⽩いウサギが彫られています。
ペネロペはすでにゲームを通してこの場所を⾒たので、この場所がヴィンターの拠点であることが分かりました。
ノックしようとすると、ドアが⾃動的に開きました。
「なに・・・?」
誰かが自分を⾒ているのではないかと思い、彼女は背中が寒くなるのを感じました。
中に入り部屋を探索しますが、ヴィンターはどこにもいません。
「・・・出かけているのでしょうか?」
彼女はドアを閉めてソファに座りました。
Bammmmmm!
どこかから⾳がして、振動が感じられました。
「なに、何が起こっているの!?」
しかし、建物の揺れはすぐに落ち着きました。
もう⼀度、バランスを崩すほどの強い振動が発生しました。
「きゃっ!」
ペネロペは叫びながらソファを握りました。
さっきと同じように振動はすぐに⽌まりました。
「じ、地震?」
しばらく待ちましたが、その後は何も起こりませんでした。
彼女は窓の外を⾒ますが、特に騒ぎは起きていません。
ペネロペは眉をひそめ、⽿を窓に近づけました。
バン!!
⾳は何処かから聞こえました。
この建物で、そして、彼女の後ろで。


