こんにちは、ちゃむです。
「悪役のエンディングは死のみ」の原作小説を紹介させていただきます。
今回は35話をまとめました。

ちなみに韓国語は殆ど無知です。知り合いに韓国語を勉強していた方がいたので、協力してもらいながら勉強をしています♪
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

大学の友達に勧められ、乙女ゲーム「公女様のラブラブ・プロジェクト」を始めた主人公。 自分と似た境遇のハードモードのヒロイン、 悪女「ペネロペ」に感情移入し、ゲームに没頭してしまった。 ゲームの途中寝落ちして、起きたら自分がゲームの中の「ペネロペ」になっていた。 死亡エンドを避けるためには…攻略対象からの好感度を上げ、 ゲームをクリアするしか手はない!?
ペネロペ・エカルト:主人公で悪役令嬢。ゲームではハードモードのヒロイン。公爵家の娘だが、実際には血の繋がりは無い。
イヴォン:ヒロイン。エカルト公爵家の娘だが、18歳になるまでは平民の娘として過ごしていた。ノーマルモードでは彼女はヒロイン。
デリック・エカルト:エカルト公爵家の長男。冷酷な貴公子キャラ。
レナルド・デカルト:エカルト公爵家の次男。気が短く、口が悪い。
カリスト・レグルス:イオカ帝国の皇太子。人の命を軽視する暴君。
ヴィンター・ベルダンディ:侯爵であり魔術師。様々な情報や裏取引を扱う。
イクリス:亡国の貴族出身の奴隷。ペネロペを同情した唯一のキャラ。

35話 ネタバレ
登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- 報酬
ヴィンターの好感度は上昇しましたが、ペネロペはこの場を早く去ろうと思いました。
「では私はこれで」
これで彼への借りは返しました。
彼女が扉を開けた、その時。
気づけばヴィンターの腕が真上にあり、彼は扉を閉めました。
そして、二人の距離は密着していました。
「・・・レディ」
ペネロペは動揺しながらも答えました。
「まだ何か?」
しばらく黙った後、彼は答えました。
「・・・子供たちを守ってくれた恩返しがしたいです」
「結構よ。そもそも偶然の事ですので」
「私は借りがあるままだと、生きた心地がしません・・・」
ヴィンターは更に接近し、二人のマスクはくっつきそうです。
(彼は、私が信頼出来ないのでしょうか?)
ペネロペはヴィンターと今後関わる気はありませんでした。
「特に欲しいものはありません」
ヴィンターは少し待ってから、突然⾔いました。
「私は魔術師です」
「・・・」
「私には、他のほとんどの⼈が出来ないことをできる能力があります」
ヴィンターの発言に、彼女は理解出来ず困惑します。
「助けが必要なときはいつでも私たちを訪ねてください」
その瞬間、ヴィンターの頭上にメッセージが現れました。
シークレットクエスト [魔術師の秘密を明かす!] ミッション完了!
あなたは魔術師の秘密の空間で、彼の秘密を理解しました。
[魔術師の助け] は報酬として与えられます。
「は」
思わずペネロペは笑ってしまいました。
二度と彼に会わないと決めていたのに、こんな報酬が出るとは思わなかったからです。
密着しているヴィンターを引き剥がし、ペネロペは報酬を受け取りました。
- 予期せぬ遭遇
ペネロペがヴィンターの家から出たとき、外は既に真っ暗でした。
「まずはメインストリートに向かいましょう。そうすれば、⾺⾞を借りることができる場所を⾒つけることが出来るわ」
場所は、以前に二人の兄と⼀緒に訪れた通りと⾮常に似ていました。
馬車を探しますが、何処にも見当たりません。
遠くの方で、エカルト家の紋章が描かれた鎧を纏う騎士を見つけます。
彼らは人々の身分を確認していました。
「なぜ彼らがここにいるのですか?まさか、私を捜索している・・・?」
ペネロペは動揺します。
現在、エカルト騎⼠団を担当しているのはデリックでした。
つまり、彼がこの場所にいることを意味しています。
「彼に捕まったら、殺されるわ・・・」
もう⼀度周りを⾒回し、デリックに捕まらずに家に帰る方法を探します。
- ピンチ
しかし・・・。
「どうだ?」
「司令官、到着しましたか!」
騎⼠たちはお辞儀をします。
⿊髪で、エカルト家のシンボルが描かれた純銀の鎧に、派⼿な⿊いマントを着て歩いている男性。
それは紛れもなく長男のデリックでした。
ペネロペの⼼臓は激しく⿎動し、捕まるかどうか不安になりました。
幸いなことに、彼女はマスクで顔を完全に隠していました。
「デリックがマスクを認識する⽅法はありませんよね?」
タイミングよく、マスクを付けた集団が来ました。
ペネロペはその集団に紛れ込み、デリックの横を通り抜けようとします。
騎士たちの話を聞いていた彼は、突然頭を傾けました。
そして、彼が頭を向けた⽅向は、ペネロペに向けられています。
その瞬間、二人の⽬は合いました。
「君は・・・」
(しまった!)
デリックがペネロペを認識する前に彼女は背を向け、路地に急いで戻ります。
しかし、逃げ場がなく彼女は青ざめます。
選択肢のないペネロペは階段を駆け上がり、そして。
「助けて!」






