こんにちは、ちゃむです。
「悪役のエンディングは死のみ」の原作小説を紹介させていただきます。
今回は39話をまとめました。

ちなみに韓国語は殆ど無知です。知り合いに韓国語を勉強していた方がいたので、協力してもらいながら勉強をしています♪
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

大学の友達に勧められ、乙女ゲーム「公女様のラブラブ・プロジェクト」を始めた主人公。 自分と似た境遇のハードモードのヒロイン、 悪女「ペネロペ」に感情移入し、ゲームに没頭してしまった。 ゲームの途中寝落ちして、起きたら自分がゲームの中の「ペネロペ」になっていた。 死亡エンドを避けるためには…攻略対象からの好感度を上げ、 ゲームをクリアするしか手はない!?
ペネロペ・エカルト:主人公で悪役令嬢。ゲームではハードモードのヒロイン。公爵家の娘だが、実際には血の繋がりは無い。
イヴォン:ヒロイン。エカルト公爵家の娘だが、18歳になるまでは平民の娘として過ごしていた。ノーマルモードでは彼女はヒロイン。
デリック・エカルト:エカルト公爵家の長男。冷酷な貴公子キャラ。
レナルド・デカルト:エカルト公爵家の次男。気が短く、口が悪い。
カリスト・レグルス:イオカ帝国の皇太子。人の命を軽視する暴君。
ヴィンター・ベルダンディ:侯爵であり魔術師。様々な情報や裏取引を扱う。
イクリス:亡国の貴族出身の奴隷。ペネロペを同情した唯一のキャラ。

39話 ネタバレ
登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- 前途多難
「・・・!?」
反射的に震えて、ペネロペはルビーの指輪を撫でます。
「⽝が飼い主を噛むなら、リードを引っ張らないとね・・・」
(それが上手く出来なかったら?)
不安な考えを頭から振り解き、次の攻略キャラを見ます。
「ヴィンター・ヴェルダンディ」
ヴィンターはヒロインとの接触が一番早いキャラですが、最も安全なキャラでもあります。
「はぁ・・・」
ペネロペは思考を放棄して、ペンを空中に放り投げます。
「どうして簡単なルートがないの?」
- 昼食
扉をノックする音が聞こえます。
「どなた?」
「ペンネルです、お嬢様」
「・・・少し待って」
机の上の書類を引き出しの奥にしまってから、彼女は執事長を招き入れます。
「どうしたの?」
「公爵様がお嬢様と昼食をと申しております」
「・・・昼食を?」
食堂で食べるという事は、周りの嫌な視線を浴びながら食べるという事です。
「・・・今まで通り、部屋で⼀⼈で⾷べても大丈夫です」
ペネロペはなるべく避けたかったので、丁寧に断りました。
「自粛期間もまだ終わっていませんので」
「デリック様もお嬢様とお話があるそうですので、出席は必要かと思います」
「もしかして・・・、お兄様二人とも出席するのですか?」
「もちろんです」
ペネロペは嫌悪感溢れる表情を何とか抑えます。
(落ち着いて、落ち着いて・・・)
「執事長、食堂に行く前に一つお願いがあります」
「何なりと」
「胃薬があれば、昼食後に私の部屋に持ってきてください」
昼食の準備は終わっており、全員が既に着席しているらしいです。
「最近、公爵様は王宮でとても忙しいようです」
静かに廊下を歩いていると、執事長が突然話しかけてきました。
執事長の話では、以前の公爵はなるべく昼食の席には参加していたらしいです。
「お嬢様が部屋から出てこなかったので、公爵様はとても寂しそうでした」
「・・・」
執事長の⾔葉は彼女を笑わせました。
「なるほど。お兄様たちもそう思っていましたか?」
「それは・・・」
気がつけば、ペネロペは食堂に着いていました。
- 悪意のある行動
「時間感覚はあるのか?どうしてそんなに遅い?」
ペネロペが部屋に入ると、レナルドは眉をひそめながら文句を言います。
それは地獄での昼食会の始まりでした。
ペネロペがここに来て以来、⾒たことのない贅沢な料理の饗宴です。
上座に座っていた父親から重い声が落ちます。
「・・・食べよう」
ペネロペは貴族による⾷器の使⽤順序についてあまり知りませんでした。
⽬の前にある⾷器を⾒下ろして、みんながスプーンを横⽬で持っていることを確認し、彼女もスプーンを持ちます。
「・・・あはは」
しかし、彼女が与えられた食器はすべて3歳児が使うような粗末なものでした。
「どうした?」
ペネロペの笑い声を聞き、隣の公爵が尋ねます。
「何でもありません」
厨房の誰かが、彼女の食器にだけ手を加えていました。






