こんにちは、ちゃむです。
「悪役のエンディングは死のみ」の原作小説を紹介させていただきます。
今回は47話をまとめました。

ちなみに韓国語は殆ど無知です。知り合いに韓国語を勉強していた方がいたので、協力してもらいながら勉強をしています♪
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

大学の友達に勧められ、乙女ゲーム「公女様のラブラブ・プロジェクト」を始めた主人公。 自分と似た境遇のハードモードのヒロイン、 悪女「ペネロペ」に感情移入し、ゲームに没頭してしまった。 ゲームの途中寝落ちして、起きたら自分がゲームの中の「ペネロペ」になっていた。 死亡エンドを避けるためには…攻略対象からの好感度を上げ、 ゲームをクリアするしか手はない!?
ペネロペ・エカルト:主人公で悪役令嬢。ゲームではハードモードのヒロイン。公爵家の娘だが、実際には血の繋がりは無い。
イヴォン:ヒロイン。エカルト公爵家の娘だが、18歳になるまでは平民の娘として過ごしていた。ノーマルモードでは彼女がヒロイン。
デリック・エカルト:エカルト公爵家の長男。冷酷な貴公子キャラ。
レナルド・デカルト:エカルト公爵家の次男。気が短く、口が悪い。
カリスト・レグルス:イオカ帝国の皇太子。人の命を軽視する暴君。
ヴィンター・ベルダンディ:侯爵であり魔術師。様々な情報や裏取引を扱う。
イクリス:亡国の貴族出身の奴隷。ペネロペを同情した唯一のキャラ。

47話 ネタバレ
登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- 命令
「こ、公女様!!」
マークは困惑し、ペネロペを⼤声で呼びます。
しかし、彼女の返事がないと分かると、今度はイクリスに話しかけました。
「・・・わ、悪かったイクリス!!」
彼は必死に謝りながら、助けを求めて周囲を見回します。
彼の上官も動き、他の騎士たちも動き出します。
「イクリス、止めろ。これは命令だ!!」
「わ、私はやり過ぎました。申し訳・・・」
一瞬でイクリスはマークの首を締めて、彼は最後まで話し終えることが出来ませんでした。
「ここ、こここ、こここ!!」
マークの目は大きく見開き、イクリスは更に力を強めます。
「イクリス!何をしている!?止めろ!!」
騎士たちは驚愕しますが、イクリスは力を弱めません。
彼らは奴隷が同僚の⾸を絞めているのを⾒ますが、誰も止める事が出来ません。
何故なら、ペネロペの命令を無視する事が出来ないから。
「お・・お・・・・、ご・・・・お・・・」
マークは舌を出し唾液が流れ落ちますが、イクリスは全く気にしません。
「公女様、これ以上はもう!!」
騎士たちはペネロペの前に跪きます。
「申し訳ございませんでした。私はこの事を必ず隊長に報告し、私たち全員が罰を受けます」
「・・・」
「親愛なる公女様、エカルト騎士団内での殺人は禁止されております!」
マークの目がついに逆さまになった時。
「公女様!!」
- 犬のしっぽ
「イクリス、止めなさい」
ペネロペは手を上げて、イクリスに止めるように命じます。
イクリスは瞬時に腕を広げました。
「ぶは〜!!はぁ・・・、は・・・は・・・」
地面に崩れ落ちるマークが、激しく咳をします。
ペネロペは最初からマークを殺す気はありません。
万が一イクリスが命令を聞かなかった場合は、ルビーの指輪を使う予定でした。
イクリスが自分の命令を聞くことに満足します。
「本物の王⼥が戻ってきたら、偽物を追い出すと言っていましたよね?」
すでに固まっていたマークの表情は、ペネロペの⾔葉でより硬直しました。
「けれど、私が追い出されるのが速いのでしょうか?それともあなたが解雇されるのが速いのでしょうか?」
冗談を⾔っているように笑います。
その時でした。
主人公は隣⼈との関係が悪化しているため、評判が−5となります。
残念ながら名声は下がりましたが、それはペネロペの目的ではありません。
「イクリス、こちらへ」
彼はすぐにペネロペのところに来ました。
「行くわよ」
イクリスの⼿を少し握り、彼を訓練場から連れ出しました。
【好感度32%】
イクリスの目は無機質でしたが、好意の⾼まりはまるで⽝のしっぽが揺れるようなものでした。
- やり過ぎ
「お嬢様」
イクリスを連れて屋敷の⽞関に⾏くと、執事長が出迎えてくれました。
「今⽇は一段とお美しいです」
「外出する準備は出来てる?」
「はい、防御と追跡の魔法を備えた⾺⾞を⽤意しました。あなたはすでに護衛を連れていますが・・・」
執事長はイクリスを横⽬で⾒て、話を続けた。
「魔術師もおります。緊急の場合、あなたを邸宅にテレポートします」
普通、王室が外出時に魔法使いを⾺として使うことはめったにありません。
(やり過ぎじゃないかしら?)
「お疲れ様でした、執事長」
「こちらを・・・」
執事長は何かを取り出して、ペネロペに⼿渡しました。
「公爵様は、お嬢様が久しぶりに外出するので、楽しい時間を過ごすようにと仰ってました」
それは空⽩の⼩切⼿です。
公爵が昨⽇そんなに気にかけていたことを知らずに、ペネロペは小切手を驚いて⾒ました。
(私が騎士団に爆弾を投げて帰る途中だと知っていたら、こんなものをくれなかったでしょう・・・)
小切手を受け⼊れるべきかどうか躊躇しました。
「受け取ってください。最近は宝石商に連絡すらしておりません」
「・・・そうね」
ペネロペは躊躇いを捨てて、喜んで小切手を受け⼊れました。
「私がとても感謝しているとお父様に伝えてください」
「もちろんです」
- 護衛としての仕事
⾺⾞まで歩くと、それまで何も⾔わずに⽴っていたイクリスがついてきました。
開いた⾺⾞の扉の前に⽴ち、ペネロペは静かに彼に⼿を差し伸べる。
どうやらイクリスは、護衛をすることさえ考えていなかったようです。
「ばか・・・、あなたは私の護衛でしょ?」
ペネロペは彼にウインクします。
イクリスの灰⾊の⽬が少し揺れた。
「・・・けれど私は奴隷です」
「いいえ」
彼女はイクリスの⾔葉をすぐに訂正しました。
「あなたは私の護衛です」
「・・・」
「じゃあ、今は何をすべきでしょう?」
ペネロペは彼の前でそっと⼿を振ります。
イクリスは静かに微笑み、ペネロペの⼿を握りました。
⽚⾜を曲げて床に跪き、執事長でさえ驚くほど完璧な所作です。
「こちらへどうぞ、ご主人様」
- 馬車の中
「お嬢様、最初は洋服店で宜しいでしょうか?」
騎⼿が尋ねます。
「いいえ。武器商⼈の所へ」
すぐに⾺⾞は動き出し、ペネロペは窓の外を⾒ていました。
「・・・どうして?」
突然、席の向こうから⼩さなつぶやきが聞こえました。
イクリスは再び⼝を開きます。
「・・・どうしてずっと来られなかったのですか?」
それは意外な質問でした。
「怒っているの?」
イクリスが怒っているのなら、謝ろうと考えていました。
けれど・・・。
「あなたが約束しました」
「・・・え?」
「厳しい訓練を受けた褒美に、頻繁に会いに来て下さるとあなたが言いました」
ペネロペは何とか呻き声を抑えます。
「・・・私は毎⽇あなたを待っていました」
彼の無表情な顔が少しむっつりしているのは気のせいでしょうか?
ペネロペは彼を⾒つけられなかった⾔い訳を考えます。
「がっかりしました」
「・・・?」
「あなたは私に嘘をついた、イクリス」
「え・・・?」
イクリスの⽬は丸くなりました。
「あなたは誰からも虐められていないと言いましたよね?じゃあ、あなたの綺麗な顔のこれは何?」
ペネロペは手を伸ばしてイクリスの叩かれた頬を撫でます。
恥ずかしそうに揺れる灰⾊の⽬を⾒て、ペネロペは微笑みます。
「あの時は・・・」
「・・・」
「あの時は本当に何もなかったのです・・・」
イクリスは慌てて、言い訳をします。
「本当に・・・?」
思わず悪戯な笑みを浮かべてしまいます。
「とにかく。最初に教えてくれなかったので、褒美は無効です」
「でも・・・」
「しーっ。別の褒美を与えるのだから、そんな泣きそうな顔をしないの」
「泣きそう」という言葉に、イクリスの頬はかすかに赤面します。
そして・・・。
【好意度33%】


↓紹介している作品5つを僕の好きな作品順にしてみました^_^





