こんにちは、ちゃむです。
「悪役のエンディングは死のみ」の原作小説を紹介させていただきます。
今回は50話をまとめました。

ちなみに韓国語は殆ど無知です。知り合いに韓国語を勉強していた方がいたので、協力してもらいながら勉強をしています♪
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

大学の友達に勧められ、乙女ゲーム「公女様のラブラブ・プロジェクト」を始めた主人公。
自分と似た境遇のハードモードのヒロイン、 悪女「ペネロペ」に感情移入し、ゲームに没頭してしまった。
ゲームの途中寝落ちして、起きたら自分がゲームの中の「ペネロペ」になっていた。
死亡エンドを避けるためには…攻略対象からの好感度を上げ、 ゲームをクリアするしか手はない!?
ペネロペ・エカルト:主人公で悪役令嬢。ゲームではハードモードのヒロイン。公爵家の娘だが、実際には血の繋がりは無い。
イヴォン:ヒロイン。エカルト公爵家の娘だが、18歳になるまでは平民の娘として過ごしていた。ノーマルモードでは彼女がヒロイン。
デリック・エカルト:エカルト公爵家の長男。冷酷な貴公子キャラ。
レナルド・デカルト:エカルト公爵家の次男。気が短く、口が悪い。
カリスト・レグルス:イオカ帝国の皇太子。人の命を軽視する暴君。
ヴィンター・ベルダンディ:侯爵であり魔術師。様々な情報や裏取引を扱う。
イクリス:亡国の貴族出身の奴隷。ペネロペを同情した唯一のキャラ。

50話 ネタバレ
登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- サプライズプレゼント
いじめを先導していたレナルドには、嫌がらせを続ける事が出来たとしても、彼に解雇させる力は無いでしょう。
自分と似た境遇だと感じ、ペネロペは笑います。
「受け取りなさい」
イヴォンのように、可愛らしくサプライズプレゼントを贈るなんて出来ませんでした。
「これは・・・」
「おもちゃに見えるけど、それは剣よ。柄を握ってみて」
イクリスは突然のプレゼントに戸惑い、それが剣とは信じられませんでした。
「早く」
恐る恐る柄を握ると、彼の手が光り剣身が現れました。
「うわぁ・・・」
イクリスは目を丸くします。
「騙されていたら10倍の返金をしようと思っていたけれど、本当だったのね」
訓練着を着て、片手に剣を持つイクリスはとても格好良く、誰も彼が奴隷だとは思わないでしょう。
周囲の視線もイクリスに集中しています。
「これが理由です・・・」
自分に向けられている視線の意味を勘違いしているのでしょう、彼の声は苦しそうです。
ペネロペは言います。
「帝国で、敗戦奴隷が剣を持つなんて事はあり得ない事よ」
「・・・」
「けれど、あなたが私をご主人様と考えているなら、私の護衛は・・・」
「・・・」
「あなただけよ、イクリス」
- 従順と愛
イクリスの瞳孔は、プレゼントを貰った時よりもさらに⼤きく広がった。
「あなたはどう?」
本当はノーマルモードのイヴォンのように、「あなたが誰であろうと、あなたは永遠に私の騎士よ」と感動的な言葉を言うつもりでした。
結局、ペネロペはこのように脅迫めいた言葉しか言えませんでした。
「剣を受け取るか、奴隷として生き続けるか選んでちょうだい」
「・・・」
イクリスは答えません。
もし彼が受け取らなければ、公爵かデリックにプレゼントしようと考えています。
その時、突然イクリスが剣を高く持ち上げました。
そして、彼は剣を地面に突き刺しました。
(な、何をしてるの!?)
イクリスの謎の行動に混乱していると、彼はペネロペの前にゆっくりと跪きます。
そして、彼女の手を握りしめます。
「あなたの唯⼀の剣として、私は永遠の従順と忠誠を誓います」
イクリスはゆっくりとお辞儀をし、彼の乾いた唇がペネロペの⼿の甲に触れました。
【あなたの唯⼀の剣として、永遠の従順と愛を誓います】
ノーマルモードの誓いのセリフとは明らかに異なっていました。
[好感度40%]
(この状況は想定外だけれど・・・)
灰色の髪の奥に見えるイクリスの目を見つめて。
「・・・私を裏切らないでください、イクリス」
裏切り・・・、それは。
死を意味しています。
- 山のような荷物
商⼈から購⼊したものは、翌⽇邸宅に届けられました。
「ペネロペお嬢様!あれは何ですか!?」
山のような箱を見た執事長が部屋を訪れたのは、ペネロペが起きて顔を洗った直後でした。
「何が?」
「どれだけ武器を購入されたのですか?特に、木刀だけで60箱以上もあるのですが・・・」
「あら、それくらいなのね」
執事長はしばらく子供を見るような眼差しで見つめた後、口を開きました。
「・・・お嬢様が騎士たちを心配する美しい心を持っている事は知っております」
「・・・」
「公爵家は騎士のためにお金を惜しみません。それは木刀もです。倉庫にはまだ大量にありますので、新しい木刀を購入する必要は無いかと・・・」
「誰が誰を気にしているって?」
ペネロペの言葉を聞き、執事長は更に混乱します。
「私は騎士たちの為に購入なんてしていないわ」
「え?それじゃあ・・・」
「あれは私の護衛への贈り物です」
彼女の信じられない行動に、執事長は動揺します。
「じゃあ、あれは全て・・・」
「イクリスが訓練するのに十分な器材が揃っていなかったので、私が購入したわ。まさか、保管する場所が無いとでも?」
「いえいえ」
彼は慌てて首を横に振ります。
意外にも、執事長は小言を言いません。
二日前に彼に謝られてから、ペネロペへの対応は明らかに変化しました。
「これからも定期的にイクリスの様子を教えてください」
「かしこまりました。では早速、倉庫に武器を仕舞う様に手配して来ます」
「ありがとう」
簡単な受け応えですが、久しぶりにこの家でコミュニケーションが出来て良かったです。
- ご褒美
執事長が去った後しばらくして、エミリーが朝⾷を持って訪ねてきました。
「お嬢様、今朝届いた全てがあなたの護衛への贈り物とお聞きしました」
「もう噂が広まっているのね」
「私も連れて行って欲しかったです・・・」
エミリーが悲しい表情を見せます。
ペネロペの専属メイドにも関わらず、人伝てに聞いたという事実はショックだったのでしょう。
「受け取って」
事前に準備していたものをエミリーに⼿渡します。
「これは・・・」
それは商⼈から購⼊したお守りでした。
エミリーは驚いた目で、ペネロペの手を見ます。
「何をしているの?早く受け取りなさい」
「これは・・・、これは何ですか?お嬢様」
「あなたへのプレゼントよ」
「プレゼント・・・?」
「それがあなたを守ってくれるわ」
そのアミュレットの効果はあまり強力ではありませんが、それでも十分過ぎる価値がありました。
「私にはたくさんの敵がいます。いつどこで悪いことが起こるかわからないので、常に身に付けてください」
以前、高価な宝石を渡そうとしたら拒否されましたが、今回はどうでしょうか。
「お嬢様・・・」
頭を上げたエミリーの顔には涙が浮かんでいました。
「公爵家で働いてきた中で、私はこのようなプレゼントを頂いた事がありません」
「本当?」
「とても綺麗です。大切にさせていただきます」
「喜んでもらえて嬉しいわ」
「これからより一層奉仕させていただきます、お嬢様!」
その時でした。
【公爵家の人物との関係が改善されたため、+5の名声を得ました】
少し前に落ちていた名声が回復しました。
「ありがとうございます、お嬢様!本当にありがとうございます!」
イクリスの好感度の上がり方が尋常じゃないです!
たった一度の出会いだけで40%に到達するとは・・・汗。
現状の最有力候補はイクリスでしょう。
ただし、ハードモードでこんなに簡単に上がるのも、何か裏がありそうで怖いですよね・・・。
そしてお守りの渡し相手はエミリーでしたね♪
残りの一人は誰でしょうか?
僕はもしかしたら、万が一の保険でカリストかなって思っています笑。


↓紹介している作品5つを僕の好きな作品順にしてみました^_^





