こんにちは、ちゃむです。
「俺だけレベルアップな件」の原作小説を紹介させていただきます。
今回は174〜175話をまとめました。

ちなみに韓国語は殆ど無知です。知り合いに韓国語を勉強していた方がいたので、協力してもらいながら勉強をしています♪
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【俺だけレベルアップな件】まとめ
こんにちは、ちゃむです。
「俺だけレベルアップな件」の原作小説を紹介させていただきます。
ちなみに韓国語は殆...
十数年前、異次元と現世界を結ぶ通路”ゲート”というものが現れてからハンターと呼ばれる覚醒者たちが出現した。
ハンターはゲート内のダンジョンに潜むモンスターを倒し対価を得る人たちだ。しかし全てのハンターが強者とは限らない。
人類最弱兵器と呼ばれるE級ハンター「水篠 旬」 母親の病院代を稼ぐため嫌々ながらハンターを続けている。
ある日、D級ダンジョンに隠された高難易度の二重ダンジョンに遭遇した「旬」は死の直前に特別な能力を授かる。
「旬」にだけ見えるデイリークエストウィンドウ…!?
「旬」ひとりだけが知ってるレベルアップの秘密… 毎日届くクエストをクリアし、モンスターを倒せばレベルアップする…!?
果たして「旬」ひとりのレベルアップはどこまで続くのかーー!!

【俺だけレベルアップな件】まとめ
こんにちは、ちゃむです。
「俺だけレベルアップな件」の原作小説を紹介させていただきます。
ちなみに韓国語は殆...
174話~175話 ネタバレ
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巨人の王
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旬は急いでステータスウィンドウを開いた。最初のメッセージに旬は注目した。
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[敵を倒しました]
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これはボスではない?
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驚いた旬の視線は倒した大型巨人へと移って行った。
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旬をも驚かせたこの巨人はボスではない事に、旬は少なからず動揺した。
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「兄貴!」ボスを倒したと安堵した賢太がこちらに接近するのを止めた。
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さらに奇妙なことは、それだけではなかった。この巨大な魔獣は影抽出も不可能だった。抽出対象であることを示す黒い煙が見えなかった。
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予想不可なこの状況に旬が眉間をしかめていると、倒したはずの巨人の顎が動いていた。
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旬は反射的に戦闘態勢に入り、両手に召喚された短剣が鋭い光を見せた。
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「王よ私です」しかし、巨人の口の中から聞こえてくる声はおなじみのものだった。ベルが大型巨人の体内から脱出したのだ。
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とにかく今集中しなければならないことは巨大人形魔獣が「ダンジョンの主である」ではなく、本当の 「ダンジョンの所有者」はどこにいるのか? そんな疑問が旬の頭の中をよぎった時だった。
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突然空気が震えた。 異変を察知した旬は急いでガードを上げた。
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暴風が旬を襲うがそれは一瞬だった。いや違う!今の風は膨大な魔力だった。倒した大型巨人の魔力が流出したのだ。
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旬は急いで賢太の安否を確認した。賢太はイグリットが守ってくれていた。
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魔力の風はゲートの中へ吸い込まれて行った。ゲートの中に何かがある、旬の感覚がそう告げた。
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旬は賢太を待機させてゲートの中に入った。ゲートの中はこれまで見なかった程に大きかった。広大なダンジョン内を歩き続ける。
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旬の歩みが止まる。それと同時にベルが軍団の進行を止めた。
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旬にはこの先がダンジョンの終点だと分かった。それはベルも同様だった。
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そしてボスが存在するはずの場所から2人にしか聞こえない笑い声が聞こえてくる。
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奥から発生する魔力量は大型巨人よりも遥かに強大であった。
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警戒しながらボス部屋に侵入する旬。部屋には黒い鎖によって拘束されている男がいた。
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旬は男の顔が超巨大人形魔獣の顔とまったく同じだということに気づいた。恐らく人間ではない。 魔力の波長が人間のものとは異なる。
- しかし、どうして魔獣がダンジョン内に捕縛されているのだろう?
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ゲートが表示され約10年間、様々な形態の魔獣が存在したが、四肢が縛られ身動きもできない魔獣が出てきたの初めてだった。
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時間が少し経った後、男は喋る。「あなたは私が知っている支配者ではなかったね」
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誰と勘違いしたのかは分からないが、旬は否定するつもりはなかった。
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旬は尋ねる「その支配者が何かをする予定だったのか?」
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「ダンジョンを書き込むことだ。 真の戦争の為の基盤を作る」男はそう言った。
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「支配者とは一体何者だ?」「君主の敵」
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どうやら男は支配者によってこの部屋に拘束されているらしい。
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男は言う「私も君主だ」と。
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「おそらく君主と支配者の両方があなたを狙っている。今のあなたはそれらの両方を相手にする力がない。 彼らと対立した時にあなたもやはり勢力が必要はず」
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旬は聞き取りにくい複数の単語の中で、男が言った言葉に興味を持つ。
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「力?」
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男は首を縦に振った。「私の封印を解いてくれ。私はあなたをお手伝いします」
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旬は耳を疑った。誰が誰を助けて? 人間が魔獣を?あまりにも予想外の言葉だった。
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チリンとシステムメッセージが浮かび上がった。
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【巨人の王、原初の君主レギアがスキル・誠実の誓い(取引)」を詠唱します。] [誠実の誓い(取引)」を受け取るとお互いに偽を言うことができません] [誠実の誓い(取引)」を受け入れますか?]
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男が提案した取引の内容よりも先に男を指す肩書き「巨人の王」に注目した。
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旬はしばらく考えた末に「イエス」を選択した。
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チリン。機械音と同時に表示されたシステムメッセージは、すぐに取引の成立を発表した。[誠実の誓い(取引)」が行われます。] [相互同意契約が破棄するまでお互いに嘘を言うことができません。]
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旬が誓いを受け入れるとすぐ、巨人の王は待っていたかのように「私の封印を解いてくれ。私はあなたをお手伝いします」
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旬は尋ねる。「どうしてあなたは別の魔物と違い、自由ぬ会話をする事が可能なのですか?」
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男は笑った。「逆に聞きたい。どうして末端の兵士と王を一緒にするのですか?」
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「もしかしたら支配の軍隊というのは銀色の鎧を着て背中には羽根が付いた奴ですか?」
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「はい。あいつらが支配者の兵士です」
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パズルがうまく収まる感じだった。天使像が見せてくれた映像は誰かの本当の記憶であることが。
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旬は男に尋ねゲートの仕組みを知る。
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人は戦争の準備をしている。彼らはこの世界を戦場に変え再び君主と戦おうとしているのだ。
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ゲートは世界に魔力を吹き込む為に存在する。魔獣がゲートから出てきた災害であれば、魔力はゲートから出てきた祝福であった。ハンターだけでなく、多くの一般の人たちもそう思った。魔石とルーンストーン。魔力を 入れたものは、現在の最高のエネルギーサポートとなった。
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しかしその実情は戦争のための足場作りであった。魔力は世界を強化する。世界を強化させ、戦争の衝撃で世界が消失しないようにするということが支配者の計画だった。支配者と君主の争いにより地球は地獄へと変わる。
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「もう時間が無い。私と接触した事が、既に別の君主と支配者にバレている。支配者の刺客がお前を襲ってくるはずだ」男は焦るように言う。
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しかし、旬は疑問に思う。「どうして俺が狙われるんだ?」
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「本当に何も知らないのだな」男は呆れるように言う。
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「お前の力はお前のものでは無い」
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旬は心当たりがあった。君主の力はシステムによって与えられたもの、自分のものだと言い切る根拠が無かった。
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「今のお前は君主と支配者のどちらとも言える。しかし私はお前の味方になる事を誓おう」
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誠実の誓いがされている今懸念する事は無い、しかし何かを見逃していないか?旬の額には汗が少しづつ浮かび上がる。
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男は再び懇願する。旬に男の頼みを断る理由が思い浮かばなかった。
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一つ目の鎖を切る。未だに言いようの無い疑念が頭から離れない。
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二つ目の鎖を切る。男は遂に自由になれると心から喜んだ。
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そして三つ目の鎖を切る瞬間、旬は男に問いかけた。
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「あなたは俺の側に立つと言ったよな?」
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「勿論だ、お前が私を助けるなら、私はお前を助ける。これは公正かつ完全な君主間の取引である」
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旬は疑念を抱いていた質問を投げかける。
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「あなたは人間側の味方なのか?」
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男は沈黙した。
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旬は男の首を見る。そこには黒いルーンストーンが埋め込まれていた。このような物がある限り、男は支配者の命令を聞かなければいけない筈だ。
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男は自由になった右手で旬のこめかみを狙う。しかし旬に届くには後一歩足りなかった。
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頭を下げて攻撃を流した後、持っていた短剣を男の胸に刺し込んだ。短剣は、彼の胸の中深くまで掘り下げていった。
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この男を生かしておくのは危険すぎる、災害になるかもしれない。そう判断した旬は男が力尽きるまで短剣を刺し続けた。
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巨人の王は、旬と視線をまっすぐに合わせて笑った。「残念ながら、ここまでだな」
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王は話を続けた。「お前達の世界の住民と魔物の戦いが激しくなるほど、世界はますます戦場に変わっていくだろう」
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王は最終的に笑顔を浮かべた。「貴様が守ろうする全てのものが戦場の業火に焼かれ灰なることを願う」
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「貴様達の思い通りにはならない」きっぱりと言い旬は王の頭を落とした。
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チリン。 [ダンジョンの所有者を倒しました]
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王の中に眠っていた海のように広大な魔力が外に出てきた。世界の変化は始まった。

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