こんにちは、ちゃむです。
「俺だけレベルアップな件」の原作小説を紹介させていただきます。
今回は185話をまとめました。

ちなみに韓国語は殆ど無知です。知り合いに韓国語を勉強していた方がいたので、協力してもらいながら勉強をしています♪
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
各話リンク→【俺だけレベルアップな件】翻訳ネタバレ&感想
十数年前、異次元と現世界を結ぶ通路”ゲート”というものが現れてからハンターと呼ばれる覚醒者たちが出現した。
ハンターはゲート内のダンジョンに潜むモンスターを倒し対価を得る人たちだ。しかし全てのハンターが強者とは限らない。
人類最弱兵器と呼ばれるE級ハンター「水篠 旬」 母親の病院代を稼ぐため嫌々ながらハンターを続けている。
ある日、D級ダンジョンに隠された高難易度の二重ダンジョンに遭遇した「旬」は死の直前に特別な能力を授かる。
「旬」にだけ見えるデイリークエストウィンドウ…!?
「旬」ひとりだけが知ってるレベルアップの秘密… 毎日届くクエストをクリアし、モンスターを倒せばレベルアップする…!?
果たして「旬」ひとりのレベルアップはどこまで続くのかーー!!
各話リンク→【俺だけレベルアップな件】翻訳ネタバレ&感想
185話 ネタバレ
- 犬飼部長は後藤に伝えなければいけない話があった。
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「中国政府が水篠ハンターの情報を要求しました」
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「情報?それはつまり彼の個人情報か?」
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「いいえ、要求したのは水篠ハンターのレイド記録とそれらに関する公式レポートです」
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恐らく中国政府は水篠ハンターが他国の誘いを断っている事を知ったからだろう。
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「情報を要求したのは中国政府ではありませんでした」
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「何だって?」
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「実際には個人が要求したものです」
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「個人?」
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国を代表するハンター協会は、個々のハンターに情報を公開する事は決して無い。
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後藤はその要求を拒否しようと考えた。
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「中国の7つ星にランク付けされたハンター、リュー・ジーゲンが水篠ハンターに興味を持ったようです」
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「リュー・ジーゲン!」
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予想外の名前に後藤は言葉を失った。
- 「リュー・ジーゲンが水篠ハンターに興味を持ったと?」
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「リュー・ジーゲンは巨人と交戦しました。その多くの巨人を追い詰めた水篠ハンターについて知りたいと思ったのでは無いでしょうか?」
- アメリカと中国の両方がようやく水篠ハンターの真の価値を見出した。
- 後藤は彼が最初から優れていると理解していたので、誇らしい気持ちになる。
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「それでも、私は中国に彼の情報を提供するつもりは無い」
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後藤は心のこもった笑い声を出した
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「その要求は拒否してください」
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ダンジョンが変化した。
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日本の各地で出現した上級ダンジョンをクリアしていく中で、旬の最も感じた印象だった。
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旬は歩きを止めた。少し先には濃い液体のようなものが地面を溶かしていた。
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それは人型の形状を模倣し始めたのだった。
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こんな奇妙な生物はこれまで見たことが無かった。そしてそんな生物が12体もいる。
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恐らくこのモンスターに物理攻撃は効かない。
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そして瞬時に襲いかかるモンスター。
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旬は「支配者の力」でモンスターを投げ捨てた。
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モンスターの体は地面に転がり落ちる時に切断されたが、その後再び凝固して元に姿に戻った。
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「悪魔王の短剣」でモンスターの核を破壊する。
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旬はすぐに全てのモンスターの核を破壊し討伐した。
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ダンジョンは変化した。
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巨人の王が死んだ日、マナストーンは世界中のダンジョンから姿を消した。
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ダンジョンから漏れる魔力を吸い取った鉱石は無くなり、行き先のない魔力は全てモンスターの一部となった。
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つまりダンジョンのランクが以前と同じであっても、条件は遥かに危険になっている。
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ダンジョン内で全滅する事故が世界中で起こっているとニュースが流れた。
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旬は既に家族の護衛にベルを採用している。
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圧倒的な魔力を放つ多くのモンスターが奥深くに存在している事を肌で感じ取った。
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「出てこい」
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イグリットが全体の指揮を任され、黒騎士は部隊に前進を命じた。
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アメリカの大地に各国の代表ハンターが足を踏み入れ始めた。
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もちろん、その中には国家権力級ハンターもいた。
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トーマス・アンドレの興味はただ1人だけだ。
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彼は旬のスケジュールを素早くチェックし、その前日に右京将人を呼び出した。
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右京将人はS級ハンターだが、トーマス・アンドレの前では取るに足らない存在だった。
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トーマス・アンドレはすぐに本題に入った。
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「水篠旬に決して挑発しないでください」
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右京の目が大きくなる。
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「私は君たち兄弟と水篠ハンターの間について知っています。きっと何か疑わしい事はあったのでしょう。それについても興味はあります」
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「じゃあ・・・」
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右京が何かを喋る前に、トーマスは手を上げた。
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「右京に発言の許可を与えた覚えはありませんが」
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右京はト素直に口を閉じた。
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「水篠旬を決して挑発しないで下さい。私のお願いを聞いてくれますか?」
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「・・・・・」
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「右京?」
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「・・・あなたの言うとおりにします」
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「聞き分けが良くて助かります。もう出て行って良いですよ」
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ローラは心配そうにトーマスに尋ねる。
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「これで大丈夫でしょうか?」
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トーマスは右京の表情を見てまだ見逃せないと考えた。
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「水篠ハンターがアメリカを離れるまで、ミスター右京を厳重な監視下に置いてください」
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「彼は言う事を聞くでしょうか?」
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トーマスのオーラに押さえつけられていたが、右京の本来の性格も頑固だった。
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しかしトーマスは心配していなかった。
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「うーん、言う事を聞かないということは死んでも良いって事ですよね?」
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