こんにちは、ちゃむです。
「俺だけレベルアップな件」の原作小説を紹介させていただきます。
今回は188話をまとめました。

ちなみに韓国語は殆ど無知です。知り合いに韓国語を勉強していた方がいたので、協力してもらいながら勉強をしています♪
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

十数年前、異次元と現世界を結ぶ通路”ゲート”というものが現れてからハンターと呼ばれる覚醒者たちが出現した。
ハンターはゲート内のダンジョンに潜むモンスターを倒し対価を得る人たちだ。しかし全てのハンターが強者とは限らない。
人類最弱兵器と呼ばれるE級ハンター「水篠 旬」 母親の病院代を稼ぐため嫌々ながらハンターを続けている。
ある日、D級ダンジョンに隠された高難易度の二重ダンジョンに遭遇した「旬」は死の直前に特別な能力を授かる。
「旬」にだけ見えるデイリークエストウィンドウ…!?
「旬」ひとりだけが知ってるレベルアップの秘密… 毎日届くクエストをクリアし、モンスターを倒せばレベルアップする…!?
果たして「旬」ひとりのレベルアップはどこまで続くのかーー!!

188話 ネタバレ
ドラゴンが旬という存在を認識した。
ドラゴンの目が周囲を見回す。
「人間・・・。人間?」
それは死ぬまで人類に対して抱いていた底のない悪意を思い出させる。
「人間・・・・は殺さなければならない」
そこでドラゴンの理性が失われた。
「一人一人・・・我はお前達全員を殺す」
地下ドームの空気がすぐに沸騰し始めた。
彼らはドラゴンの口内が赤く光っているのを見た。
当時の戦闘映像を見尽くしたアダムが局長の肩を掴む。
「局長!今すぐ避難する必要があります」
「あれはカミッシュのブレスだ。何処に逃げても避けられないだろう」
ブレスが放たれれば、ハンター協会は完全に崩落するだろう。
純粋な魔力エネルギーから生み出された赤い輝きは、遂に炎の球体に変化した。
「死ね!!」
ドラゴンがブレスを放つ寸前に旬が言う。
「もういい」
カミッシュの口の中の炎が徐々に消えていく。
数百人のハンターの命を一度のブレスで溶かしたドラゴンが、水篠ハンターのたった一つも命令で攻撃を停止したのだ。
局長は目の前の信じられない光景に目が離せなかった。
「お前の頭に埋められた魔法の水晶は、既に取り除かれている。もう命令に従う必要はない」
ドラゴンは新たなソブリンの命令に喜んで従っていた。
「かつて竜王に仕えていたこの卑劣な僕は、新しい君主に敬意を払います」
旬はゆっくりとドラゴンに近づき、ドラゴンの鼻に手を置いた。
「カミッシュ・・・。ドラゴンカミッシュが俺の影の兵士になったんだな」
旬は今後呼ぶべき名前を考えた。ふとある名前が思い浮かんだ。
「お前はかつて竜帝に仕えていたと言ったな?」
「その通りです、新たな我が王よ」ドラゴンは礼儀正しい口調で話す。
「破壊の君主、ベルセルクドラゴンの王に仕えていました」
「それならお前の新たな名前は・・・だ」
旬は言葉を続ける事が出来なかった。
ドラゴンの体が目の前でゆっくりと崩壊していくからだ。
「残念ながら、我が王よ・・・別れを告げなければいけません」
「何故!?」
「私達が出会うにはあまりに遅すぎました、我が王」
たとえシャドウ・ソブリンの力でも8年間の溝を埋める事は出来なかった。
「システム!?システム!!」
旬はこれを受け入れる事が出来ず、必死にシステムに呼びかけ続けた。
「我が王の兵士達は、永遠にあなたに仕える事が出来て、私は羨ましいです」
そしてドラゴンは最後のアドバイスをする。
「ああ、我が王よ。支配者の力を持つ4人の人間が存在します。それらに注意して下さい」
ドラゴンの体が完全にぼやけて不明瞭になると、その声さえも遠ざかっていった。
「私は新しい王に出会う事が出来て、光栄でした・・・」
そして、ドームを静寂が包んだ。
確かにカミッシュの遺体には何も起こりませんでした。
システムメッセージが表示される。
「影の抽出に失敗しました」
「ターゲットが死んでから時間が経ちすぎた為、それ以上抽出しても意味がありません」
「ターゲットの影は空に戻りました」
旬は怒りの矛先を見出せず、ただ地面を強く踏み締める事しか出来なかった。
しばらくの間、ドーム全体が揺れていた。
アダムはとても憂鬱な気分だった。
旬をホテルに送る道中も、何も喋りかける事が出来なかった。
アダムは人生で初めてトップレベルのハンターの前に立つ事を恐怖に感じた。
旬は割り当てられた部屋に向かおうとしたうとしていたが・・・。
犬飼はホテルのロビーに降りてきて、旬を発⾒した。
「水篠ハンター、何処にいらっしゃたのですか?」
「ああ、それは……⼀時的に電話が通じない場所にいました」
部外者はハンター局の本部内にいるときに個⼈⽤携帯電話を持ち込むことはできませんでした。
「それで、諸菱ハンターに会いましたか︖」
「え︖」
アダム・ホワイトはこの会話を傍で聞いていて、すぐに彼らの事実を確認しました。
「約2時間前に、S級ハンターが彼を連れて行っています」
「あなたが話しているS級ハンターとは︖」
「右京将人ハンターです」
旬は、右京将人という名前を聞いたとき、不吉な感覚を突然感じた。
「今、右京ハンターが所属するギルドに電話します」
スカベンジャーギルドの上位ハンターを担当するマネージャーであるローラという⼥性がアダムホワイトの電話に応えました。
「私たちの方で、できるだけ早く⾒つけます。」
電話が突然終わりました。
旬は⼀⾔も⾔わずに会話を聞いており、通話が終了するとすぐにホテルの出⼝に向かった。
「水篠ハンター!?スカベンジャーギルドが彼らを発⾒すると⾔ったので、私たちは待つ必要がある…」
アダムホワイトは急いで旬を追いかけ、ホテルの出⼝を出ましたが、旬は既にいなかった。
右京の名前を語るS級ハンターが現れ、賢太を連れ去った。
「何か悪いことが起きている…」
そのことは、電話でギルドのスタッフメンバーが旬の名前をすぐに⾔及した理由に何らかの形で関連しているはず。
旬の⾜下から⾶び出す千の影が、すぐに四⽅⼋⽅に⾶び散った。
トーマス・アンドレは、固い顔でアパートの内部を調査した。
彼を監視するために割り当てられた2⼈のハンターは、⼝から泡を吹いて横たわっていた。
トーマス・アンドレは⻭を噛みしめ、低く、うなる声で新しい命令を出した。
「右京将人…水篠ハンターが彼を⾒つける前に、彼を⾒つけてください。とにかく、まず彼を⾒つけなければなりません」






