こんにちは、ちゃむです。
「俺だけレベルアップな件」の原作小説を紹介させていただきます。
今回は191話をまとめました。

ちなみに韓国語は殆ど無知です。知り合いに韓国語を勉強していた方がいたので、協力してもらいながら勉強をしています♪
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

十数年前、異次元と現世界を結ぶ通路”ゲート”というものが現れてからハンターと呼ばれる覚醒者たちが出現した。
ハンターはゲート内のダンジョンに潜むモンスターを倒し対価を得る人たちだ。しかし全てのハンターが強者とは限らない。
人類最弱兵器と呼ばれるE級ハンター「水篠 旬」 母親の病院代を稼ぐため嫌々ながらハンターを続けている。
ある日、D級ダンジョンに隠された高難易度の二重ダンジョンに遭遇した「旬」は死の直前に特別な能力を授かる。
「旬」にだけ見えるデイリークエストウィンドウ…!?
「旬」ひとりだけが知ってるレベルアップの秘密… 毎日届くクエストをクリアし、モンスターを倒せばレベルアップする…!?
果たして「旬」ひとりのレベルアップはどこまで続くのかーー!!

191話 ネタバレ
トーマス・アンドレの眉はわずかに震えた。
トーマスは国の権利と同等の権利を持つ人間だ。
しかし、それでもトーマスはすぐに⾏動を起こすことが出来なかった。
何故なら、今回の相⼿は「水篠旬」だからだ。
予想通り、水篠ハンターは対峙したい相⼿ではなかった。
水篠ハンターの全⾝から染み出てくる暗くて不吉な魔力のエネルギー。
トーマス・アンドレは質問を投げ出した。
「……あなたは、私が誰なのか知らないのですか︖」
「あなたが誰であるかは関係ない」
右京は何とか意識を取り戻し、トーマス・アンドレを発⾒した後に叫んだ
「先生!!早くこの男を殺してくれ!早く!」
旬の拳が右京に当たったため、男は意識を失い再び気絶した。
「…あなたは私が誰であるか知っているのに、あなたは私の前でそのようなことをする勇気があるのですね・・・」
トーマスの表情は、今では悪魔の形相になり、さらに歪んでいる。
時間は凍りついたようだった。悪意に満ちた破壊的な欲望に満ちたトーマス・アンドレが旬に襲いかかる。⼆⼈の男の距離は⼀瞬で消えた。
「⾃分の無知を後悔しろ!」
トーマス・アンドレは旬の頭を掴もうとした。
その瞬間、⽬の前に閃光が走った。
スカベンジャーギルドのハンターが到着した。
彼らは「何か」が廃れた⼯場の壁を驚くほどの速さで突破するのを見た。
ハンターはその「何か」を認識すると同時に驚きを隠せなかった。
「マスター、⼤丈夫ですか!?」
「・・・・」
何も⾔わずに、トーマス・アンドレは廃⼯場に戻る。
彼の体全体から⽬をくらませるほどの殺意が噴出した。
100⼈のトップランクのハンター全員が⼀度に廃⼯場に突⼊した。
トーマス・アンドレを吹き⾶ばした後、旬は拳を強く握り締めた。
トーマス・アンドレは遠く離れたところに⾶ばされたが、以前よりもさらに強い殺意をもって戻ってきた。
旬はカイセルとイグリットを召喚した。
「賢太を最寄りの病院に連れて⾏ってください」
イグリットは旬に頭を下げ、⼯場から⾶び出すためにカイセルの後ろにジャンプした。
トーマス・アンドレの後方からは⼀流のハンターが入ってきた、彼らの数は約100でした。
「……兵⼠の数を⽐較したいのなら、俺にも⼗分すぎるほどいる」
旬は影の中に隠れていて、彼の命令を待っている影の兵⼠を呼んだ。
その数は千に近い。
トーマスはS級ハンターと同じレベルにいる召喚獣をいくつか発⾒した。
巨⼤な盾を持っている騎⼠、⿊いローブを着ている魔道⼠、そして後方を占領している巨⼈など。
旬の常識を覆す召喚を実際に⾒るトーマス・アンドレは、強⼒な⾝震いが全⾝を駆け巡るのを感じた。
同時に、彼は幸せな気持ちになった。
トーマス・アンドレ顔に笑顔が出た。
「あなたがあなたの過ちを認め撤退した場合、私はあなたの命を救うことを約束します」
「・・・」
「あなたは、最後まで・・・良い性格をしている!!」
トーマス・アンドレは自分のシャツを引き裂く。
彼の全体の筋⾁は膨らみ、全⾝を覆う鎧のように固まった。
世界最⼤のタンカーが全⼒を出した。
完全に異なる領域を占める2つの化物ハンターから放出される魔力エネルギーは、周囲のエリートハンターの息を⽌めた。
スカベンジャーギルドのハンターたちは、旬を⾒つめると神経質に唾液を飲み込む。
彼らの緊張が⾼まった状態とは異なり、旬は完全に落ち着いていた。
旬は今、間違いなく全⼒で対戦できる相⼿と直⾯していた。
「進め」
君主がその命令を出したほぼ直後に、影の兵士は恐ろしい勢いで前に突進した。
「来るぞ!」
⼀⼈の男と一つのギルド。この⽇、1,000⼈近くの「召喚獣」と100⼈のエリートハンターが激しく衝突した。
トーマスはアイアンを吹き⾶ばし、旬の居場所を素早く探した。
旬は信じられないほどの速さでトーマスに向かっていた。
旬は「悪魔王の短剣」をトーマスに腰に突き刺す。
しかし残念ながら、短剣はトーマス・アンドレの硬化した⽪膚を通り抜けることが出来なかった。
これが国家権力級ハンターの真の⼒。
「私の⼒を感じて、本当の絶望がどんなものか味わってください!」
トーマスの⼿から強⼒な牽引⼒が発⽣し、離れた旬を自身に引き寄せる。
「支配者の手」
カミッシュドラゴンを空中から地⾯に引き寄せることができたトーマスアンドレの能⼒だった。
旬は恐ろしい速度でトーマスアンドレの近くに引きずり込まれる。
「支配者の力」
「何!?」
国家権力級のハンターだけが持っていた⼒も持っていることを確認し、トーマスは完全に動揺した。
旬はその隙を逃さなかった。彼のパンチは今⽇2回⽬のトーマス・アンドレの顔に激突した。
そして、ハンターになって初めて、怪物と呼ばれる男は⼝から⾎を吐き出した。
「何が起こっている?」
アダムは男に尋ねた。
彼はハンター局に所属する唯⼀のS級ハンターだ。
S級ハンターは固い顔で答えた。
「このまま続ければ、私たち全員が命の危険をさらす可能性があります」


