優しいあなたを守る方法

優しいあなたを守る方法【91話】ネタバレ




 

こんにちは、ちゃむです。

「優しいあなたを守る方法」を紹介させていただきます。

今回は91をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【優しいあなたを守る方法】まとめ こんにちは、ちゃむです。 「優しいあなたを守る方法」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介となっ...

 



 

神聖帝国の聖女の娘、レティシャ。

だが、彼女は母に虐待を受けて育った。

母の企みにより、かつて母に兄を殺されたゼノス公国の王子、ディトリアンと結婚することになる。

しかも彼を半年以内に殺さなければ自分が死ぬという呪いをかけられてしまう。

結局互いの気持ちを知らぬままディトリアンは死んでしまう。

しかし、気がつくとレティシャはディトリアンと結婚する前の過去に戻っていた!

愛するディトリアンを救うため、運命を変えることを誓うレティシャだったが……

レティシャ:本作の主人公。

ディトリアン:ゼノス王国の皇太子。レティシャの結婚相手。

ヨゼフィーナ:神聖帝国の聖女。レティシャの母親

ノエル:レティシャの1人目の翼。アフィンの恋人。

アフィン:レティシャの2人目の翼。ノエルの恋人。

バネッサ:レティシャの3人目の翼。ゼノス王国の騎士。

カリスト:レティシャの4人目の翼。神聖帝国の皇太子。

マノ:ゼノス王国皇后。

ユルケン:ゼノス王国騎士団長。

エノック:ゼノス王国騎士団員。

ディニュート:女神。

ジグムンド:ゼノス公国を守るドラゴン。

リーヒル:ヨゼフィーナの長男。

【優しいあなたを守る方法】まとめ こんにちは、ちゃむです。 「優しいあなたを守る方法」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介となっ...

 




 

91話 ネタバレ

優しいあなたを守る方法【90話】ネタバレ こんにちは、ちゃむです。 「優しいあなたを守る方法」を紹介させていただきます。 今回は90話をまとめました。...

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • レティシアのお願い

当時はノエルが呪いについて知っているという衝撃に、その言葉を深く考えられなかった。

公国に戻ってからもそう。

ところが、考えれば考えるほど普通のことではない。

もしかして、私が聞き間違えただけ?

レティシアはすぐにエリクサーを見下ろして尋ねた。

「これは答えてくれる?もしかして、私が去る前に皇太子殿下が神宮を壊したの?」

キラキラ!

エリクサーが初めて沈黙を破って答えてくれる。

レティシアは驚いて目を見開いた。

「本当に?本当?皇太子殿下が大地の力でそうしたの?」

キラキラ!

「他の翼は大丈夫?もしかして、今彼らが安全かどうか分かる?」

キラキラ!

「じゃあ、みんな安全なのね?私が心配しなくても大丈夫なのね?」

それと同時にエリクサーが派手に輝く。

緊張していた肩から力が抜けた。

「はあ、良かった」

そうよね、女神が何の保証もなく彼女を公国に帰すはずがない。

「じゃあ、今すぐやるべきことは一つだけね」

最も緊急で重要なこと。

依然として不安に思っているディトリアンに彼女の決意を伝えなければならなかった。

優しいあなたを守るために必ず呪いを解くと。

 



 

「殿下?」

宰相が訝しげにディトリアンを見た。

ディトリアンは彼の言葉が聞こえていないかのように窓の外だけを見ている。

「殿下、お聞きになっていますか?」

「・・・」

「殿下?」

「え」

ディトリアンはやっと正気に返ったように首を傾げた。

彼は反射的に口元を上げる。

「すみません。しばらく他の考えにはまっていたようです」

「大丈夫ですか?」

8大丈夫じゃない理由が・・・、なくはありませんから」

その答えと違って熱い火が中を焼き尽くしてしまったようだった。

『二度と私のためにあなた一人ですべてを手に負えないと言ってください。呪いに一人で耐えもしないと誓ってください』

そのように切望したにもかかわらず、レティシアはついに何の返事もしなかった。

ただ白くなった顔で彼を見つめるだけ。

気持ちとしては、彼が望む答えをしてくれるまで追い詰めたかったが、なんとか我慢して外に出たのだ。

彼女にも一人で考えを整理する時間が必要だから。

その後はずっと怖かった。

底を全部見せたにもかかわらず、結局彼女が自分のそばを離れるかと思って。

(やっぱり、もっと優しくしないといけなかったのに)

恐怖の上に後悔は積もり続けた。

私が荒すぎたのではないか。

これまで積もった恨みをあまりにもありのまま打ち明けてしまったのではないか。

そのようにディトリアンが恐怖、後悔と戦っていた時。

「殿下、妃殿下がお目にかかることを願っております」

侍従長の聞き慣れた声に、ディトリアンは閉まったドアを眺めた。

黒い瞳がとめどなく揺れる。

その姿を見た鋭い宰相が、素早く荷物をまとめ始めた。

「殿下、私はしばらく退出します。結婚式については後ほどもう一度議論しましょう」

 



 

宰相が退出すると同時にレティシアが中に入ってきた。

ディトリアンは固い表情で彼女を見る。

「レティシア、どうしたのですか?」

今からでも優しく彼女に接しなければならないのに、緊張して思わず冷たい口調だった。

自分に劣らず固まっているレティシアの表情を見ると尚更に。

「レティシア、まさか私の元を去ることに決めたのですか?繰り返しますが、それは不可能です。私は絶対にあなたを一人で死なせません」

レティシアの沈黙を誤解した彼は断固として言った。

「もしあなたが私の目の外で死んだら、私も命を絶ってあなたの後を追うでしょう。いいえ、あなたが死ぬ前に私が先に死にます」

「・・・それなら私は絶対に殿下の元を離れることができませんね」

ディトリアンは泣きそうになる。

「当然そうです!私がここまで言ったのに相変わらず逃げたかったのですか?もう遅いです。私があなたを愛する前なら分からなかったですが、今はもうダメです!」

ディトリアンが怒る姿にレティシアは胸を痛めた。

ひたすら優しかった彼が初めて声を荒げている。

彼の気苦労がどれほど酷かったか分かる。

申し訳ないし、また申し訳なかった。

だから彼女の選択をきちんと伝えなければならない。

ただ一点の疑いも残らないように、彼の心が楽になるように。

「殿下の意思はよく分かりました。私の返事を申し上げる前にお伺いしたいことがあります。私を愛していますか?」

「え?」

ディトリアンは呆れて尋ねる。

「急にそれをどうして聞くのですか?愛しています!あなたを恋慕しています!何回言えば分かってくれるのでしょうか!?」

「愛しているなら、私の望み通りにしていただけますか?」

「今何が言いたいのですか?まさか、あなたを愛しているなら、あなたが望む通りにあなたを手放すべきだと無理をしようとしているのですか?絶対にダメです!」

「そうではありません」

レティシアは首を横に振り、サッと近づいて彼の襟を掴んだ。

「私の願い、この前申し上げたじゃないですか。その願いを聞いてください。それが私の答えです」

「だから一体何の願いが欲しいのか、ちゃんと・・・」

問い返したディトリアンの目が大きくなった・

あっという間に頭の中を埋め尽くす記憶。

大きな月が昇った夜、静かだった庭、ベンチに並んで座って交わした会話。

「お母さんになりたいです」

照れくさそうに笑って彼女が言った言葉、彼女の前にひざまずいて彼がした誓いまで。

 



 

レティシアがディトリアンの前で本心を打ち明けました。

ここからは二人で協力して呪いを打ち破って欲しいです!

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