継母だけど娘が可愛すぎる

継母だけど娘が可愛すぎる【102話】ネタバレ




 

こんにちは、ちゃむです。

「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。

今回は102をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【継母だけど娘が可愛すぎる】まとめ こんにちは、ちゃむです。 「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介とな...

 



 

<鏡よ 鏡 この世で一番美しいのは誰?>

子供服のデザイナーとして生きていた私は過労死ししてしまい、気がつくと童話に入り込んでしまった。

しかも、美しい連れ子に嫉妬し、毒殺して夫に処刑される残忍な悪女になっていた!

可愛くて愛らしい我が娘ブランシュと仲良くなって愛情を注ぎたいのに…。

「君がブランシュの心配をするとは面白いな」

クズみたいな夫がいつも私の邪魔をしてくる!

「私もブランシュの親です。私を疑ったことを謝ってください」

「謝らなかったら?」

「今夜、殿下の寝所へ伺います」

アビゲール・プリドキン:本作の主人公。白雪姫ブランシュの継母。転生前はデザイナーで、ブランシュのことを気に入っている。

ブランシュ・プリドキン:アビゲールの義理の娘。自分を虐げてきたアビゲールの突然の変貌に困惑している。

セイブリアン・プリドキン:ネルゲン王国の国王。ブランシュの父で、アビゲールの夫。

クララ:新人侍女。

ミラード:セイブリアンの側近。

ジェレミー夫人:ブランシュの家庭教師でありシッター。

ストーク:公爵。セイブリアンに側室を迎えるように何度も勧めてくる。

ヴェリテ:真実を告げる鏡。

ミリアム:前王妃。ブランシュを産んで間もなくこの世を去った。

【継母だけど娘が可愛すぎる】まとめ こんにちは、ちゃむです。 「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介とな...

 




 

102話 ネタバレ

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登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • 邪悪な陰謀

ブランシュは花束を胸いっぱいに抱えていた。

体格の半分ほどの花束を。

まるで花に埋もれた様子だ。

なんでブランシュがここにいるのだろう?

慌てたアビゲールの元に彼女が歩いてくる。

「これ、温室から持ってきました。お父様とお母様の部屋を飾りたくて・・・」

冬であるにもかかわらず、温室の中で育った花は一様に生気が溢れていた。

ユリ、ヒヤシンス、チューリップ、ひまわり・・・、種類も多い。

四季折々の花を集めたように見える。

しかし、数多くの花があってもブランシュの笑みがあまりにも美しく、目に入らなかった。

彼女は花より明るく話す。

「私が花の中で一番綺麗なものを持ってきました。お気に召してくれましたか?」

ちらっと周りを見回すと、部屋のあちこちが生花で飾られていた。

ブランシュが持ってきたようだ。

目を輝かせる子供を前にして、部屋が気に入らないという話はできなかった。

「ありがとう、ブランシュ。本当に綺麗よ」

大変、本当に大変だ。

ブランシュがこんなにも嬉しそうなのに、どうやって同室をキャンセルすることが出来るだろうか。

同室自体が嫌なわけではない。

もう少し心の準備をする時間があれば良いのだけど・・・。

そうしているうちに、ふとアビゲールの目が光った。

いい考えでも浮かんだかのように。

 



 

ブランシュはそんなことも知らないまま、熱心に花を選んでいた。

そんな彼女に、アビゲールは優しい声で話しかける。

「ねえ、ブランシュ。カリン令嬢がお母さんと一緒に寝たというのが羨ましかったですよね?」

「え?あ、はい!その通りです」

「それじゃあ、今日私と一緒に寝ましょうか?」

ブランシュと一緒に寝るという言い訳をして、一緒に寝ることを先送りする計画だ。

その提案に、ブランシュがビックリした表情を浮かべる。

「お母様と一緒に寝てもいいのですか・・・?」

「ええ!もちろんよ」

純真な姫は、継母の邪悪な陰謀には気づかなかった。

甘くて危険な誘惑。

ブランシュはしばらく躊躇って唇を噛み締める。

「私は大丈夫です!一人で寝れますから。お母様と一緒に寝たいけど」

そう言ってブランシュはニッコリ笑った。

「お父様とお母様を邪魔してはいけませんから」

「邪魔してもいいのよ?」

「私は大丈夫です!」

今日に限ってブランシュの善良な目つきが、アビゲールの邪な気持ちでは耐えられなかった。

だからといって、ここまま退くわけにはいかない。

アビゲールは悩んだ末に切り札を出した。

「それじゃあ、これはどうですか?」

ブランシュの耳にそっと囁く。

さっきより一層強い誘惑に、ブランシュの目が丸くなった。

「そ、それは・・・」

二度目の提案に、彼女は断れない。

ブランシュが葛藤していると、アビゲールがしなやかな声で囁いた。

「大丈夫だと思います。殿下も喜ばれると思いますよ?」

「そ、そうでしょうか?」

悩むブランシュの問いに、アビゲールは頷く。

本当に大丈夫そうに。

ブランシュが簡単に答えられず、ぐずぐずしている間にノーマが入ってきた。

「王妃様、ブランシュ姫様。もうすぐ食事の準備が完了します」

「ありがとう、すぐに行くわ。ブランシュ、食事に行きましょう」

「は、はい!」

まだ面食らった子供を連れて食堂へ向かう。

 



 

花を胸いっぱい抱いていたおかげか、ブランシュから瑞々しく良い匂いがした。

まだ幼い年なので、同室が何を意味するのか分からないはず。

どうしてこんなに嬉しそうなのだろうか?

「ブランシュは、私と殿下が同室になるのが嬉しいのですか?」

アビゲールがそれとなく尋ねる。

彼女の質問に、ブランシュは花のように明るく微笑んだ。

「私はお母様も好きですし、お父様も好きですから。好きなお二人が仲良く過ごせたら、とても嬉しいです」

頬が幸せなピンク色に染まって、彼女はすぐに少し落ち込む。

「お父様は私のことを好きではありませんが・・・」

その姿を見てアビゲールは笑い、まだ花の香りが残るブランシュの肩に触れた。

「殿下はブランシュを愛していますよ」

彼女は昨夜セイブリアンとの会話を思い出す。

ブランシュのために、彼が代わりに結婚したという言葉を。

ブランシュにも話をしてもらえたらいいが、もう少し大人になってからでも出来るだろう。

「お父様が私を・・・」

ブランシュはその言葉を聞いて微笑んだ。

本当にそれが事実だったら嬉しいなという風に。

 



 

ブランシュの行動が素晴らしいです!

そんなブランシュに、アビゲールは何を提案したのでしょうか?

セイブリアンに嫌われていると考えているブランシュ。

いつか、二人の気持ちが通じ合う日が訪れることを願っています。

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