継母だけど娘が可愛すぎる

継母だけど娘が可愛すぎる【80話】ネタバレ




 

こんにちは、ちゃむです。

「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。

今回は80をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【継母だけど娘が可愛すぎる】まとめ こんにちは、ちゃむです。 「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介とな...

 



 

<鏡よ 鏡 この世で一番美しいのは誰?>

子供服のデザイナーとして生きていた私は過労死ししてしまい、気がつくと童話に入り込んでしまった。

しかも、美しい連れ子に嫉妬し、毒殺して夫に処刑される残忍な悪女になっていた!

可愛くて愛らしい我が娘ブランシュと仲良くなって愛情を注ぎたいのに…。

「君がブランシュの心配をするとは面白いな」

クズみたいな夫がいつも私の邪魔をしてくる!

「私もブランシュの親です。私を疑ったことを謝ってください」

「謝らなかったら?」

「今夜、殿下の寝所へ伺います」

アビゲール・プリドキン:本作の主人公。白雪姫ブランシュの継母。転生前はデザイナーで、ブランシュのことを気に入っている。

ブランシュ・プリドキン:アビゲールの義理の娘。自分を虐げてきたアビゲールの突然の変貌に困惑している。

セイブリアン・プリドキン:ネルゲン王国の国王。ブランシュの父で、アビゲールの夫。

クララ:新人侍女。

ミラード:セイブリアンの側近。

ジェレミー夫人:ブランシュの家庭教師でありシッター。

ストーク:公爵。セイブリアンに側室を迎えるように何度も勧めてくる。

ヴェリテ:真実を告げる鏡。

ミリアム:前王妃。ブランシュを産んで間もなくこの世を去った。

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80話 ネタバレ

継母だけど娘が可愛すぎる【79話】ネタバレ こんにちは、ちゃむです。 「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。 今回は79話をまとめました...

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • 心を畳む

「ヴェリテ。あなた・・・、私のことが好きなの?」

「ふざけてるの?」

ヴェリテの目つきがさっきとは比べ物にならないほど険しくなる。

私はすぐに謝った。

「ごめん」

冗談なのにあんなに真顔になるなんて。

私は訳もなく恥ずかしてブツブツ呟く。

「じゃあ、どうしてそんなことを聞くの?私がセイブリアンを好きなのかって」

「心配だからだよ」

ヴェリテはため息をついた。

そして、子供を見るような視線で私を眺める。

「あんな冷血漢が好きなら、好きになった方が、絶対に傷つくに違いないから」

予想外の返事が返ってきた。

私を揶揄っているだけだと思ってたのに・・・。

「君、依然セイブリアンのせいで凄く苦労したんだよね?また傷ついたらどうするの?」

ああ、あのもどかしい表情は心配から湧き出るものだったのね。

アビゲールの感情を思い出した。

セイブリアンにそっぽを向かれた時に感じたあの壮絶な絶望感。

そして苦痛を。

ヴェリテの言葉は正しい。

もし私がセイブリアンを好きになったら、あのような感情をまた感じるだろう。

恨むことすらできない絶望感だ。

彼が前妻にされたことを知っているのに、どうして彼を恨むことができるのだろうか。

私は彼を愛することはできない。

愛してはいけない。

セイブリアンに愛の告白をすれば、ようやく治り始めた傷がまた破れてしまう。

「心配しないで・・・」

私がセイブリアンに恋愛感情を感じることはないから。

心を畳むことには慣れている。

私の心が他の人を困らせるのはよく知っていたから。

 



 

前世で私は何度か誰かを好きになったことがあるし、告白もした。

その度に、相手の顔が酷く歪んでいるのをはっきりと見なければならなかった。

醜い女の告白だけで、どうして困惑されるのだろうか?

もし、あの時、あの人たちのようにセイブリアンの顔が困惑で歪んだらと考えると、心臓がドキドキする。

・・・いやだ、絶対にそんな顔を見たくない。

今でも十分に良い仲だし、私はこの関係を破りたくない。

「ただ形式的な夫婦仲をうまく維持しようとしているだけよ。プレゼントも二回断るのが申し訳なくて貰っただけ」

「それなら幸いだが」

ヴェリテの眉間がようやく緩む。

彼は腰に手をついたまま小言を呟く。

「ああ、本当に苦労した気持ちだよ」

「あなたは私の母に似ているわね」

どことなく母親の小言を思い出させる声だ。

ふぅ・・・、妙に体がだるい。

ソファに横になる。

最初は風邪かと思ったが、熱や咳などの症状はない。

ちょっと胃がもたれるし、元気がないだけ。

それを見てクララは「妊娠したのではないか」と大騒ぎした。

「疲れてるの?」

「少し?宴会までには良くなると思うわ」

宴会はいつの間にか一週間後に迫っていた。

宴会を迎えるためのドレスを作るのに苦労したわ・・・。

もちろん私のではなくて、ブランシュのだったけれど。

最近流行っているスタイルで合わせたからブランシュも気に入ってくれるかな?

今日がちょうど完成日なので、とてもワクワクしている。

「自分の誕生日に他の人のドレスを作るのは君くらいだろうね」

「褒め言葉として受け取っておくわ。時間があったら、あなたにも一着作ってあげようか?」

「・・・まあ、時間があれば」

私はクスクス笑って席を立つ。

ブランシュにあげるお菓子を準備しないと。

 



 

一生懸命お菓子を準備していると、一人の侍女が入ってきた。

彼女はブランシュの侍女だ。

何の用事だろう?

彼女の表情が強張っていた。

他の人が私を見て硬直するのはよく見てきたが、それとは何か感じが違う。

「どうしたの?」

「あの、それが・・・」

侍女がモジモジしながら話を続ける。

「お姫様の体調が少し悪くて。ですから今日の試着は難しいと・・・」

私は持っていたクッキーを落とした。

え?

ブランシュの体調が悪い?

「ブ、ブランシュ姫の体調が悪いって?どんな風に?いつから?」

「数日前から元気がなかったのですが、今日嘔吐の症状が・・・」

昨日見た時、少し元気がなさそうに見えたが、こうなるとは思わなかった。

私の首に焦りが滲み出る。

「陛下にもこの事実は知らせたの?」

「はい、国王陛下にも申し上げました」

「分かったわ。ブランシュ姫のお見舞いに行きましょう」

私は慌てて足を運んだ。

私が行っても別にできることはないが、それでも苦しいと聞いて黙っているわけにはいかない。

駆けつけるようにブランシュの部屋に向かい、ドアを開けて入ると、侍女たちが驚いたウサギたちのように振り返った。

「ブランシュの状態は?」

「嘔吐の症状が少しあります」

吐瀉と言えば腸炎なのだろうか?

それでも非常に深刻な状況ではないので、少し安心した。

ふぅ・・・。

ブランシュの寝室に向かう。

侍女たちが困惑しているのが見えたが、あえて私を止めることはなかった。

 



 

アビゲール・・・。

前世のトラウマと、アビゲールのトラウマが重なっているようですね。

どちらもお互いを気になっているのは明白ですが、何かキッカケがあると嬉しいです。

ブランシュの体調は大丈夫なのでしょうか?

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