こんにちは、ちゃむです。
「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。
今回は101話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
<鏡よ 鏡 この世で一番美しいのは誰?>
子供服のデザイナーとして生きていた私は過労死ししてしまい、気がつくと童話に入り込んでしまった。
しかも、美しい連れ子に嫉妬し、毒殺して夫に処刑される残忍な悪女になっていた!
可愛くて愛らしい我が娘ブランシュと仲良くなって愛情を注ぎたいのに…。
「君がブランシュの心配をするとは面白いな」
クズみたいな夫がいつも私の邪魔をしてくる!
「私もブランシュの親です。私を疑ったことを謝ってください」
「謝らなかったら?」
「今夜、殿下の寝所へ伺います」
アビゲール・プリドキン:本作の主人公。白雪姫ブランシュの継母。転生前はデザイナーで、ブランシュのことを気に入っている。
ブランシュ・プリドキン:アビゲールの義理の娘。自分を虐げてきたアビゲールの突然の変貌に困惑している。
セイブリアン・プリドキン:ネルゲン王国の国王。ブランシュの父で、アビゲールの夫。
クララ:新人侍女。
ミラード:セイブリアンの側近。
ジェレミー夫人:ブランシュの家庭教師でありシッター。
ストーク:公爵。セイブリアンに側室を迎えるように何度も勧めてくる。
ヴェリテ:真実を告げる鏡。
ミリアム:前王妃。ブランシュを産んで間もなくこの世を去った。
101話 ネタバレ
登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- 明け方の大騒ぎ
私の同意の言葉に、セイブリアンは頷いた。
少し安堵しているようで、照れているような表情で。
その表情がまるで少年のように瑞々しく見えた。
「ありがとう、アビゲール。断られると心配していましたが・・・」
神様すみません。
本当は、私がセイブリアンと一緒にいたいからです。
いやいや、でも本当に可愛いんだけど!
お父さんがこんなに可愛くても大丈夫なの?
この可愛さはブランシュとはまた違う可愛さなんだけど・・・?
「それじゃあ、今日から同室にするのはどうでしょうか?」
「え?」
セイブリアンの提案に私は驚く。
なんでこんなに積極的なの?
「明日からにしましょう!今日はもう夜も遅いですから」
「・・・そうですか」
彼はもう寂しさを隠そうともしないようだ。
「それでは侍従たちに命じて寝室を別に用意しておくように言います。今日はこの辺にしましょうか」
セイブリアンはノロノロと席を立つ。
ここを出たくないようだ。
「では明日お目にかかります、アビゲール」
彼はそう言って寝所を離れる。
ドアが閉まる音が、まるで目覚ましのアラームのように感じられた。
夢から現実にゆっくりと戻っているような感覚に。
少しボーッとした。
えっと、だから・・・、何があったんだろう?
そう、婚約の話をした。
ブランシュに結婚を強要しないと言って、鐘が鳴って、そして・・・。
明日から私とセイブリアンが同室になるんだ。
・・・同室!?
遅ればせながら正気に戻った。
セイブリアンと同じベッドで寝なければならないなんて、本当に大丈夫なのかな?
彼も明日には後悔しているかも。
一人残された私の周りで、混乱と後悔が手を握って踊っている。
ああ、これは本当に大変だ。
どうすればいいんだろう?
明け方に鶏が鳴く前から宮内は騒がしかった。
使用人たちが慌ただしく歩き回る音で、鶏が目を覚ましたほどだ。
王と妃が再び同室することになったので、寝所を設けろという命令のため。
それも、出来るだけ早く。
実際、寝室はあえて手をつけなくてもいいほど立派だった。
使い手がいなくても、その部屋は王のものだから。
いつでも使えるほど管理されていたが、セイブリアンの満足の域には満たさなかったようだ。
家具を全部取り出して掃除をし、まだ新しいタペストリーと寝具を取り除いた。
掃除をするのはともかく、新しい家具や寝具を空輸するのはかなり大変だ。
しかし、王命だから文句も言えない。
そのため、侍従長は朝から忙しくアビゲールの元を訪れている。
宮殿を管理するのは侍従長の仕事なので、新しく変えるものは全てアビゲールの承認を受けなければならなかったのだ。
つまり、アビゲールの好みに合わせて作り直すということ。
「だから変えなくてもいいの!」
アビゲールは疲れた声で言った。
にもかかわらず、侍従長は終始一貫して潔白な態度。
「ですが、王妃様。陛下は必ず新しく飾るように命じました」
「その寝室にあるものは全部私の好みだから、あえて新しいものを買ってくる必要はないわ」
「しかし・・・」
侍従長は少々困った様子に。
セイブリアンが寝室に入った際、以前と同じ姿をしていたら問題は避けられないはずだったから。
侍従長の表情を見て、アビゲールはため息をつく。
「じゃあ、寝具とカーテンを変える程度で」
「どのような色がよろしいでしょうか?」
「・・・赤、違う。藍色で」
赤に変えれば情熱的に見えそうだった。
侍従長はようやく安堵して部屋を出ていく。
これは一体何の大騒ぎなの?
アビゲールは依然として戸惑っていた。
セイブリアンの元を訪ねて、同室の件を取り消そうと提案しようとしていたのに。
しかし、遅すぎた。
間違いなく今日からセイブリアンと一緒に寝ることになるだろう。
もちろん、彼と同じベッドで寝るのは初めてではない。
並んで横になっている場面を想像すると、顔が熱くなっていく。
もちろん本当に寝るだけなのだけど・・・。
セイブリアンが横になって、暗闇の中でその青い瞳で自分を見つめたら。
果たして眠ることが出来るのだろうか?
ため息をついていると、クララが中に入ってきた。
彼女は何がそんなに楽しいのかニコニコ笑っている。
一見、陰険に見えたりもする微笑みだ。
「王妃様、寝室を一度確認していただけますか?他に必要なものはないか見ていただきたくて」
「そ、そう・・・」
ヨロヨロと席を立ってクララについて行く。
久しぶりに入る寝室だ。
まだ寝具とカーテンを変えていないため、以前と同じだが、不思議なことに慣れない。
新居に初めて入る花嫁になった気分だ。
「あ、お母様。いらっしゃいましたか?」
部屋の中にはブランシュが先に到着していた。
彼女はウキウキした様子を見せている。
セイブリアンの行動が素早くて面白いですね。
一刻も早くアビゲールと同室したいのが感じられます。
ブランシュが寝所にいた理由は?