継母だけど娘が可愛すぎる

継母だけど娘が可愛すぎる【171話】ネタバレ




 

こんにちは、ちゃむです。

「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。

今回は171をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【継母だけど娘が可愛すぎる】まとめ こんにちは、ちゃむです。 「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介とな...

 



 

<鏡よ 鏡 この世で一番美しいのは誰?>

子供服のデザイナーとして生きていた私は過労死ししてしまい、気がつくと童話に入り込んでしまった。

しかも、美しい連れ子に嫉妬し、毒殺して夫に処刑される残忍な悪女になっていた!

可愛くて愛らしい我が娘ブランシュと仲良くなって愛情を注ぎたいのに…。

「君がブランシュの心配をするとは面白いな」

クズみたいな夫がいつも私の邪魔をしてくる!

「私もブランシュの親です。私を疑ったことを謝ってください」

「謝らなかったら?」

「今夜、殿下の寝所へ伺います」

アビゲール・プリドキン:本作の主人公。白雪姫ブランシュの継母。転生前はデザイナーで、ブランシュのことを気に入っている。

ブランシュ・プリドキン:アビゲールの義理の娘。自分を虐げてきたアビゲールの突然の変貌に困惑している。

セイブリアン・プリドキン:ネルゲン王国の国王。ブランシュの父で、アビゲールの夫。

クララ:新人侍女。

ミラード:セイブリアンの側近。

ジェレミー夫人:ブランシュの家庭教師でありシッター。

ストーク:公爵。セイブリアンに側室を迎えるように何度も勧めてくる。

ヴェリテ:真実を告げる鏡。

ミリアム:前王妃。ブランシュを産んで間もなくこの世を去った。

【継母だけど娘が可愛すぎる】まとめ こんにちは、ちゃむです。 「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介とな...

 




 

171話 ネタバレ

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登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • セイブリアンの奇行

大雨が世界中を殴っていた。

王の住む厳粛な宮殿でさえ暴力から逃れることはできない。

梅雨。

何日も激しい雨が降っていた。

暗雲が濃くて昼なのに間もなく黎明が訪れるように暗い。

侍女たちはせっせと歩き回り、シャンデリアに火をつけていた。

ブランシュは暗い廊下を歩いている途中、ふと向かいに立っているミラードを発見する。

彼は大臣と話を交わしていた。

雨音に埋もれて何の話をしているのかは分からない。

ただ、良くない話のようだった。

ミラードは雨に降られた人のように表情が強張っている。

二人は話を交わして別れた。

ミラードはため息をついて振り向いてブランシュを発見する。

「あ、お姫様。お元気でしたか?」

「ミラード卿、こんにちは」

梅雨の中でもブランシュだけは明るかった。

彼女の顔を見ると、ミラードは少し太陽の光を浴びているような気持ちに。

「どこへ行く途中ですか?」

「勉強部屋です!」

「そうですか。そこまで同行してもよろしいですか?」

「もちろんです」

ブランシュが快く承諾すると、ミラードは笑う。

微笑んだのがとても久しぶりのようで、頬にぎこちない皺がついた。

雨音の間を歩いて二人は勉強部屋に向かう。

どさどさと落ちる雨が宮内の雰囲気をさらに暗くした。

いいや、雨のせいだけじゃないかもしれない。

雨が降る前からミラードは早雨に見舞われている人のように見えたからだ。

「お姫様、最近お変わりはありませんか?」

「はい。私は元気です」

「国王殿下もお元気ですか?」

その問いにブランシュは頷く。

ミラードは暗雲のように口をつぐんで、それとなく尋ねた。

「・・・国王殿下は最近悩みがあったり、身辺に何か問題が生じたりしていないでしょうか?」

 



 

梅雨が明かされる前から宮内が混乱する理由はセイブリアンのためだった。

正確に言えば、セイブリアンの奇行のため。

ミラードを抱きしめた後、彼は宮殿で出くわした人にハグを求めているのだ。

その要求を受けるたびに人々の顔には当惑の色が漂っていた。

彼は優しい王ではない。

功労を称える方法として金銭的な補償を選び、抱擁するような喜びを表す人ではなかった。

そんな中で、会う人と抱き合うなんて行為に、人々としては当惑せざるを得ない。

しかも、かのストーク公爵までも抱きしめたのだ。

使用人の間では国王殿下が呪いにかかったのではないかという不十分な話まで出ている。

呪いまでではなくても、何か悩みがあったり、問題が生じたことは間違いない。

ミラードはそう推測していた。

そのためブランシュにそれとなく質問を投げかけてみたのだ。

ブランシュは、しばらく悩んだ末に話す。

「よく分かりません。お変わりはないと思いますが・・・」

「・・・なるほど」

期待していた答えは返ってこなかった。

そんな中、いつの間にか勉強部屋の前に到着する。

「お姫様、それじゃあ私はこれで失礼します」

「はい、送ってくださってありがとうございます。ミラード卿」

 



 

ブランシュは立ち去るミラードをじっと見つめた。

ミラードの表情がなぜあんなに暗いのか、ブランシュは理由を推測している。

勉強部屋に入った後、ブランシュは使用人を退出させた。

勉強部屋には以前になかった物ができていた。

「悩みが多いみたいだね」

全身鏡にヴェリテが現れ、彼が口を開く。

大きさがあまりにも大きいので鏡ではなく窓ガラス越しにあるように見えた。

ブランシュは見慣れたように全身鏡の前に座り込む。

「うん。お父様がしきりに人を抱きしめるからだと思うよ」

この騒動の中で平気な人はヴェリテだけ。

彼はニヤリと笑う。

「まあ、ハグならいいんじゃない?君も抱きしめてくれたの?」

「そうだよ。私も抱きしめてくれた」

ブランシュはミラードの苦悩を理解するのが難しかった。

セイブリアンが優しくなって、ブランシュはただ嬉しかったのだから。

セイブリアンは会うたびにブランシュを抱きしめた。

10年間できなかった抱擁が殺到し、ブランシュとしては幸せだった。

「ところで、どうしてお母様とはハグしないのかな?」

ブランシュは首を傾げる。

不思議なことに、セイブリアンはアビゲールに腕を広げなかった。

ヴェリテは眉をひそめる。

(セイブリアン、一体何を考えているんだ?)

アビゲールをちょっと気遣えという意味で口出ししたのに、アビゲールだけ抱きしめないなんて。

ヴェリテとしては不満にならざるを得なかった。

そしてまた不安でもある。

抱擁すれば分かると助言したのは自分だが、それは本当に確信した方法なのだろうか?

(クララの言葉を信じなければよかったのかな?)

クララは好きな人を抱きしめると幸せを抱くような気がすると言っていたはず。

それはどんな気持ちなのだろうか。

ヴェリテとしては分からなかった。

この空間にいる人は彼だけだから。

ヴェリテは無意識のうちに腕を伸ばして自分を抱きしめる。

手で包んだ腕が少し暖かくなるような気もしたが、それは自分の体温だった。

 



 

まさかストーク公爵まで抱きしめるなんて・・・。

ストーク公爵を抱きしめた時、セイブリアンはどんな気持ちだったのか気になりますね。

決して嬉しい気持ちではなかったでしょう(笑)

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