継母だけど娘が可愛すぎる

継母だけど娘が可愛すぎる【123話】ネタバレ




 

こんにちは、ちゃむです。

「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。

今回は123をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【継母だけど娘が可愛すぎる】まとめ こんにちは、ちゃむです。 「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介とな...

 



 

<鏡よ 鏡 この世で一番美しいのは誰?>

子供服のデザイナーとして生きていた私は過労死ししてしまい、気がつくと童話に入り込んでしまった。

しかも、美しい連れ子に嫉妬し、毒殺して夫に処刑される残忍な悪女になっていた!

可愛くて愛らしい我が娘ブランシュと仲良くなって愛情を注ぎたいのに…。

「君がブランシュの心配をするとは面白いな」

クズみたいな夫がいつも私の邪魔をしてくる!

「私もブランシュの親です。私を疑ったことを謝ってください」

「謝らなかったら?」

「今夜、殿下の寝所へ伺います」

アビゲール・プリドキン:本作の主人公。白雪姫ブランシュの継母。転生前はデザイナーで、ブランシュのことを気に入っている。

ブランシュ・プリドキン:アビゲールの義理の娘。自分を虐げてきたアビゲールの突然の変貌に困惑している。

セイブリアン・プリドキン:ネルゲン王国の国王。ブランシュの父で、アビゲールの夫。

クララ:新人侍女。

ミラード:セイブリアンの側近。

ジェレミー夫人:ブランシュの家庭教師でありシッター。

ストーク:公爵。セイブリアンに側室を迎えるように何度も勧めてくる。

ヴェリテ:真実を告げる鏡。

ミリアム:前王妃。ブランシュを産んで間もなくこの世を去った。

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123話 ネタバレ

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登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • ギドオン・マクラウド

さっきギドオンがカリンの家庭教師だという話を聞いた時、予感はしていた。

予想していた名前だが、直接聞くとさらに気分が悪くなる。

「そうなのですね。それで授業はいつからの予定ですか?今日?」

「今日はブランシュ姫に挨拶だけしようと思っていました。正式な授業は来週からです」

ギドオンはそう言って微笑んだ。

一見強かに感じられる微笑む。

彼はブランシュの方に体を向けた。

「お会いできて光栄です、お姫様。誠心誠意お姫様をお手伝いさせていただきます」

「はい、ギドオン先生。よろしくお願いします」

ブランシュは新しい先生に対し、警戒のない笑みを浮かべた。

ギドオンは満足そうに笑いながら花束をブランシュに渡した後、アビゲールに話しかける。

「王妃様がいらっしゃるとは知りませんでしたので、花束を一つだけ持ってきた無礼をお許しください」

「気にしていないわ」

アビゲールは淡々と答えた。

ストーク公爵の推薦人という言葉に色々な考えがよぎる。

子爵階級であるにもかかわらず建国祭に参加できたのは、ストーク公爵の人脈だったのだろうか。

それなら前回、建国祭の時ブランシュの周りをうろついていたのもストーク公爵の命令だったのかもしれない。

アビゲールは密かにブランシュの肩を掴んで、自分の方へ引っ張った。

「挨拶は終わったようですね。今日はこの後日程がありますの退いてください。ギドオン宮廷楽士」

ギドオンはにっこり笑って頭を下げる。

「はい、それでは失礼します。近いうちにまたお会いできることを楽しみにしております」

彼が去った後もアビゲールはしばらくブランシュの肩を包んでいた。

 



 

二人が出ていくと、クララが部屋の中に顔を出す。

アビゲールは入ってきなさいと言わんばかりに手振りをした。

「良かったらお茶でもどう?ノーマも一緒に」

「わぁ、本当ですか?いいですね!ノーマ様!」

お茶でも飲みながら感情を落ち着かせたい。

クララはノーマを探しに行った。

間もなくティーテーブルに新しいティーカップが置かれ、ノーマとクララが定着する。

「今年のバラ茶は本当に絶品ですね。そうじゃないですか、ノーマさん?」

「そうね。香りが本当にいいわ」

二人が静かにお茶を飲んでいる間も、アビゲールはギドオン・マクラウドのことを考えていた。

ギドオンが建国祭の時、ブランシュの周りをうろついていたことについては、ある程度答えが出ている。

ブランシュの目に入ろうとするのもストーク公爵のためだろう。

けれど、彼女は依然としてギドオンが気になっていた。

「ノーマ、クララ。マクラウド家について知っていることはない?」

バラ砂糖をたっぷり乗せたスコーンを口に入れようとしていたクララがぴたりと止まる。

隣で紅茶を飲んでいたノーマも妙な表情になった。

「マクラウド家ですか?もしかして侯爵家か伯爵家でしょうか?」

「子爵家と言っていたわ」

「子爵家でしたら、私には分からないと思います」

ノーマが少し困った表情を浮かべる。

子爵の呼称を持つ者は100人を超えるので、ある意味分からないのが当然だった。

「マクラウド、マクラウド・・・」

クララはその家門の名前を呟きながら考え込んでいる。

その表情はとても真剣だった。

口にスコーンの欠片が残っていなければ、もっと良かったのだけど。

 



 

「あ、思い出しました!」

「え?知っている家門なの?」

「は、はい。以前、私の知人の一人がその家門の方にプロポーズされたんですよ」

クララは唇を斜めに上げて言葉を付け加えた。

「断ったんですけどね」

「どうして?」

「あの家門は子爵家にしてはかなり零細なんですよ。それに娘が一人もいなくて、息子だけで六人もいるんです」

6?

その数字にアビゲールは慌てた。

そんなに子供を産む家はこの時代でも珍しい方だ。

「まあ、私の知人が断って終わったことですが。嫁に行けば苦労することは明らかですから」

あえて説明を付け加えなくても十分に理解できる。

貧しく息子の多い家に嫁ぐなんて。

直接洗濯したり掃除をしたりはしないが、女主人がすることはかなり多い。

奉公人たちを使って、家の家計を整理しながら、邸宅をいつも綺麗で優雅に管理するのが、女主人の役割。

貧しい家なら、女主人の苦労は倍増する。

少ない予算で家を運営するためには、それだけ頭を使わなければならないのだから。

その上、夫だけを気にしても大変なのに、兄弟が5人もいるなんて。

しかし、アビゲールにとってはあまり栄養価のある情報ではなかった。

「他に聞いた話はない?」

「はい。それ以上は私もよく分かりません」

意外な情報を得て心の不安は少し減ったが、それでも物足りなさはある。

マクラウド家ではなく、ギドオンに関する情報がもっと得られればいいのに。

彼についてよく知っている人、そして自分にその情報を知らせてくれる人はいないだろうか?

アビゲールは深く悩んだが、特に思い浮かぶ人はいなかった。

 



 

ギドオンが怪しいと感じていますが、明確な証拠はありません。

唯一の情報は、彼の家が大家族ということ。

アビゲールに情報提供をしてくれる人はいないでしょうか?

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