継母だけど娘が可愛すぎる

継母だけど娘が可愛すぎる【124話】ネタバレ




 

こんにちは、ちゃむです。

「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。

今回は124をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【継母だけど娘が可愛すぎる】まとめ こんにちは、ちゃむです。 「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介とな...

 



 

<鏡よ 鏡 この世で一番美しいのは誰?>

子供服のデザイナーとして生きていた私は過労死ししてしまい、気がつくと童話に入り込んでしまった。

しかも、美しい連れ子に嫉妬し、毒殺して夫に処刑される残忍な悪女になっていた!

可愛くて愛らしい我が娘ブランシュと仲良くなって愛情を注ぎたいのに…。

「君がブランシュの心配をするとは面白いな」

クズみたいな夫がいつも私の邪魔をしてくる!

「私もブランシュの親です。私を疑ったことを謝ってください」

「謝らなかったら?」

「今夜、殿下の寝所へ伺います」

アビゲール・プリドキン:本作の主人公。白雪姫ブランシュの継母。転生前はデザイナーで、ブランシュのことを気に入っている。

ブランシュ・プリドキン:アビゲールの義理の娘。自分を虐げてきたアビゲールの突然の変貌に困惑している。

セイブリアン・プリドキン:ネルゲン王国の国王。ブランシュの父で、アビゲールの夫。

クララ:新人侍女。

ミラード:セイブリアンの側近。

ジェレミー夫人:ブランシュの家庭教師でありシッター。

ストーク:公爵。セイブリアンに側室を迎えるように何度も勧めてくる。

ヴェリテ:真実を告げる鏡。

ミリアム:前王妃。ブランシュを産んで間もなくこの世を去った。

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124話 ネタバレ

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登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • カリンとのお茶会

本宮の廊下を歩いていく少女の後ろ姿。

一つに丸くした金髪は、まるで蜂蜜で作ったかのように艶がある。

後ろ姿だけ見ても、彼女は自信満々で傲慢に見えた。

真っ直ぐ伸びた背中と腰、乱れることのない姿勢のため、なおさらだ。

躊躇うことのない靴の音が応接室の前で止まる。

カリンは下女にチラリと視線を向けた。

「王妃様。カリン令嬢が到着しました」

「どうぞ」

中に入るとアビゲールとブランシュの姿が。

アビゲールはアイボリー色のビパルティを着ていた。

その姿を見て、カリンは思わず笑みを浮かべたが、慌てて表情を収拾する。

数年間教育を受けてきたとおり、彼女は優雅で節度ある挨拶をした。

「お元気でしたか、王妃殿下。ブランシュ王女」

王妃と王女の前でカリンは頭を下げる。

「ようこそ、カリン令嬢。その服は本当に似合っていますね」

カリンは薄緑色のエンパイアドレスを着ていた。

彼女は恥ずかしくて訳もなく顔を赤らめる。

「別に王妃様がデザインしたから着ているわけではありませんよ!最近の流行だからです。シュミーズドレスとは違って、パジャマのようでもありませんし」

「ええ。気に入ってくれて幸いです」

アビゲールはカリンが少しでも楽な服を着てくれるのが嬉しく微笑んだ。

ブランシュもカリンを大きく歓迎する。

「こちらへどうぞ、カリン令嬢。この前美味しく召し上がったリンゴタルトを準備しました!」

そっと後ろに視線を向けると、ブランシュの言葉通りテーブルの上には美味しそうなタルトが置かれていた。

大好きな食べ物を見て、カリンの両目に活気が生まれる。

アビゲールはくすくす笑って言った。

「さあ、どうぞお座りください」

 



 

アビゲールが大きくタルトを切って二人の少女の前に移した。

柔らかく白いホイップクリームをたっぷり乗せて。

タルトからは甘いシナモンの香りが漂っている。

「召し上がってください」

「はい!」

「こんなものを食べたら太ってしまうのに・・・」

そう言いながらも、カリンはすでにフォークを握っている。

そして、こそこそタルトを食べ始めた。

その姿が可愛くて、アビゲールはニヤリと笑う。

前回のティータイム以降も、3人はこんな風にお茶を飲んだりしていた。

カリンのチクチクする性格は相変わらずだったが、以前のように露骨な敵意を示さなくなる。

彼女が大人しくティータイムに参加しているのは、それなりの理由があった。

アビゲールに助けられたが、カリンは依然として彼女をライバルだと思っている。

敵を視察するためにこの場にいるだけで、それ以外の目的はない。

アビゲールの弱点さえ掴めれば、このティータイムも来ないつもりだ。

リンゴのタルトをもぐもぐさせながらアビゲールを眺めていると、カリンは何かを発見した。

 



 

「ところで王妃様。そのイヤリング・・・、今日もしているのですね」

アビゲールの耳元にぶら下がった紫水晶のイヤリングが日光を浴びて輝いていた。

そのイヤリングはカリンがアビゲールの誕生日プレゼントで送ったものだ。

細やかにカッティングされた紫水晶。

そして周りを飾ったメリダイヤの調和が素晴らしかった。

また、彼女の瞳の色ともよく似合い、アビゲール特有の華やかで優雅な雰囲気と合っている。

鋭い人であれば、カリンがこのプレゼントにとても気を使ったことに気づくはずだ。

そして、アビゲールもそれに気づいている。

「とても気に入ったので、よく付けています。カリン令嬢のセンスは優れていますよね」

「多少は目利きに自信がありますので」

「ええ。綺麗なものを選んでくれてありがとうございます」

アビゲールが否定せずに素直に認めると、カリンの顔が赤く燃え上がった。

恥ずかしくも合ったが、何よりも慣れない。

もちろん褒められること自体はたくさん受けたが、いずれも自分より低い階級の人々から。

お父さんやお母さん、年齢差のあるお姉さんたちは、いつも自分の短所と過ちを見つけて指摘していた。

以前、紫水晶のブローチを父親にプレゼントした時、格に合わない安価な宝石を選んだと言われて避難された。

内心ではアビゲールも自分を嘲弄していると思ったが、彼女は自分のセンスを褒めてくれたのだ。

王妃くらいになれば自分に何を言っても問題にならないのに、どうして褒めてくれるのだろうか?

カリンが黙っていると、ブランシュが明るい表情で口を開く。

「私もカリン様のセンスを学びたいです。どうすればこんな綺麗なものが選べるのですか?」

「えっと、たくさん見ていると自然と上達するものですよ」

「もし良ければ、後で私のドレスルームに一緒に行ってもらえますか?カリン様の助言を聞いてみたいです」

「お姫様でしたら特別に」

カリンはその時になってようやく微笑んだ。

以前はお互いにギスギスしていた二人だが、今では仲の良い姉妹のように見えた。

 



 

ツンデレなカリン。

アビゲールの弱点を探すためと言っていますが、カリンもこのお茶会を楽しみにしているように見えるのは気のせいでしょうか?

ブランシュもカリンに懐いているようで嬉しいですね。

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