継母だけど娘が可愛すぎる

継母だけど娘が可愛すぎる【184話】ネタバレ




 

こんにちは、ちゃむです。

「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。

今回は184をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【継母だけど娘が可愛すぎる】まとめ こんにちは、ちゃむです。 「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介とな...

 



 

<鏡よ 鏡 この世で一番美しいのは誰?>

子供服のデザイナーとして生きていた私は過労死ししてしまい、気がつくと童話に入り込んでしまった。

しかも、美しい連れ子に嫉妬し、毒殺して夫に処刑される残忍な悪女になっていた!

可愛くて愛らしい我が娘ブランシュと仲良くなって愛情を注ぎたいのに…。

「君がブランシュの心配をするとは面白いな」

クズみたいな夫がいつも私の邪魔をしてくる!

「私もブランシュの親です。私を疑ったことを謝ってください」

「謝らなかったら?」

「今夜、殿下の寝所へ伺います」

アビゲール・プリドキン:本作の主人公。白雪姫ブランシュの継母。転生前はデザイナーで、ブランシュのことを気に入っている。

ブランシュ・プリドキン:アビゲールの義理の娘。自分を虐げてきたアビゲールの突然の変貌に困惑している。

セイブリアン・プリドキン:ネルゲン王国の国王。ブランシュの父で、アビゲールの夫。

クララ:新人侍女。

ミラード:セイブリアンの側近。

ジェレミー夫人:ブランシュの家庭教師でありシッター。

ストーク:公爵。セイブリアンに側室を迎えるように何度も勧めてくる。

ヴェリテ:真実を告げる鏡。

ミリアム:前王妃。ブランシュを産んで間もなくこの世を去った。

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184話 ネタバレ

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登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • 赤いリボンの上で

セイブリアンはリボンを見た。

どういう理由で持ち出したのかピンと来ない。

もしかして自分を縛って寝るつもりなのだろうか。

そんな趣向を持った人がいると聞いたことはある。

彼女の厳しいこととは、まさにこれのことなのだろうか?

彼は少し戸惑ったが、妻の好みを尊重することにした。

セイブリアンは短く深呼吸をしてアビゲールの手を待った。

彼女がゆっくりと紐を解き始める。

彼は乾いた唾を飲み込んだ。

アビゲールは紐を持ったままニッコリと笑う。

セイブリアンは緊張し、大人しく手を差し伸べようとした矢先。

赤いリボンが垂れ下がってベッドを縦に二等分した。

針金でリボンを固定した後、アビゲールは右側に座る。

「お互いにこの線を越えないのです。どうでしょうか?」

大きな衝撃にセイブリアンの口が大きく開いた。

各部屋まではいかなくても、それに準ずる厳罰だ。

むしろ自分が縛られた方がマシだった。

彼はアビゲールをほんの少し、砂糖の粒ほど恨む。

しかし、あえて彼女の意思に反論することはできなかった。

そうしたらまた一人部屋を使うことになりそうで、彼は泣き寝入りすることに。

「分かりました。ところで手も握ってはいけないのですか?」

「手は・・・」

アビゲールはしばらく躊躇った。

幸い、手は太っていないようだ。

「それじゃあ、手だけ握って寝てください」

「分かりました」

セイブリアンは救命胴衣を発見した人のように安堵する。

赤いリボンの上で両手をぎゅっと握ったまま二人は寝床に横になった。

しかし、手を繋いでいるにもかかわらず、なぜか遠く離れているような気がした。

ベッドの間の空間が宇宙のように感じられる。

アビゲールはため息が出るのを我慢して目を閉じた。

昔の体つきに戻れば、その時はこのリボンを片付けることができるだろう。

美しく痩せた姿になれば、彼の胸に抱かれても不安はないはず。

以前の体つきに戻るにはどれくらいかかるだろうか。

アビゲールは約束のできない計算をしてセイブリアンの手をギュッと握る。

その温もりだけが唯一の希望だった。

 



 

「問題。次の中で毒が含まれていないものは?ディギタリス、ベラドンナ、カブトムス、アマリリス」

「アマリリス!」

私は緊張した目でヴェリテを見た。

当たったのだろうか?

ヴェリテの顔が深刻に固まっている。

そしてしばらくして、ヴェリテは親指と人差し指をつけて丸を作った。

「正解」

「わあ、やっと当たったわ!頭が割れそう」

鏡の部屋の床に座り込む。

今日もヴェリテの授業を受けていた。

今学んでいるのは呪いではなく毒に関する内容だ。

数十種類の毒の種類を学んで頭が痛い。

私は厚い薬草学事典の上に頭をもたげた。

「世の中には何で毒の種類がこんなに多いの?」

「それだけ解毒する薬も多い。もっと覚えないとね」

「うわぁん!」

呪いのかけ方も学ばなければならないし、毒についても学ばなければならない。

魔法は簡単にかけれるものだと思ったが、思ったよりも学ばなければならないことが多かった。

「それでもアビゲールは素質があると思うけど」

「まだ呪いもかけれていないのに?」

「もともと何年もかかるものだよ。こうやって学んでいけば、近いうちに中毒になったり、呪われた対象を判別することもできると思うよ」

「素質がある」という言葉が慰めだね。

それじゃあ次は解毒部分を見てみようかな。

 



 

本を探しているとヴェリテがこっそり尋ねる。

「アビゲール、大丈夫?昨日すごく心配したんだから」

「昨日?あ、大丈夫!慣れたものだから、寝たら全部忘れたわ」

私はヴェリテを見て微笑む。

それでも彼の表情は暗い。

私は本に視線を落としながら言った。

「次は何を覚える?」

「今日は少し早く終わろう」

あれ?

今日は授業を始めて30分しか経っていないけど?

予定通りなら少なくとも2時間は授業を受けなければならない。

毎回スパルタ式に教える鏡なのに、今日はどんな風の吹き回しなのだろうか?

ヴェリテはすぐに出ていくように手を振った。

「早く出てみて。待ってるから」

「え?誰が?」

「いいから早く」

一体誰が待っているのだろうか。

ヴェリテに追い出されるように外に出ると、ブランシュがソファから飛び起きた。

彼女は明るい笑顔で太陽の光のように話す。

「お母様!ピクニックに行きましょう!」

 



 

以前のように痩せてしまったらアビゲールの体調が悪くなるのでは?

それでもセイブリアンに嫌われたくないと考えているアビゲール。

このままじゃマズイですよね・・・。

ブランシュとのピクニックが良い方向に向くといいのですが・・・。

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