継母だけど娘が可愛すぎる

継母だけど娘が可愛すぎる【212話】ネタバレ




 

こんにちは、ちゃむです。

「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。

今回は212をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【継母だけど娘が可愛すぎる】まとめ こんにちは、ちゃむです。 「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介とな...

 



 

<鏡よ 鏡 この世で一番美しいのは誰?>

子供服のデザイナーとして生きていた私は過労死ししてしまい、気がつくと童話に入り込んでしまった。

しかも、美しい連れ子に嫉妬し、毒殺して夫に処刑される残忍な悪女になっていた!

可愛くて愛らしい我が娘ブランシュと仲良くなって愛情を注ぎたいのに…。

「君がブランシュの心配をするとは面白いな」

クズみたいな夫がいつも私の邪魔をしてくる!

「私もブランシュの親です。私を疑ったことを謝ってください」

「謝らなかったら?」

「今夜、殿下の寝所へ伺います」

アビゲール・プリドキン:本作の主人公。白雪姫ブランシュの継母。転生前はデザイナーで、ブランシュのことを気に入っている。

ブランシュ・プリドキン:アビゲールの義理の娘。自分を虐げてきたアビゲールの突然の変貌に困惑している。

セイブリアン・プリドキン:ネルゲン王国の国王。ブランシュの父で、アビゲールの夫。

クララ:新人侍女。

ミラード:セイブリアンの側近。

ジェレミー夫人:ブランシュの家庭教師でありシッター。

ストーク:公爵。セイブリアンに側室を迎えるように何度も勧めてくる。

ヴェリテ:真実を告げる鏡。

ミリアム:前王妃。ブランシュを産んで間もなくこの世を去った。

【継母だけど娘が可愛すぎる】まとめ こんにちは、ちゃむです。 「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介とな...

 




 

212話 ネタバレ

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登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • side ギデオン

丸いブランデーのグラスに黄金色の液体が漂っていた。

強い酒の匂いが応接室を埋め尽くしていて、その空気だけでも酔いそうになる。

半刻前まではいっぱいだったブランデーが、いつの間にか半分くらいしか残っていなかった。

ストーク公爵が腹いせのように酒を飲んだためだ。

「もう一杯」

彼は酷くなった顔でグラスを突き出す。

ギデオンは静かに空のグラスを満たした。

「君の飲みなさい」

「はい、公爵様」

ギデオンはグラスを半分ほど満たし、公爵の方を振り返る。

その間を我慢できなかった公爵は、すでにグラスを空けていた。

「ところで、公爵様。今日はどうしてこんなに気分が悪く見えるのですか?」

ギデオンは穏やかな口調で彼をなだめるように言った。

何度も飲み会を開いたことはあるが、このように荒々しく飲む公爵を見るのは初めてだったからだ。

「気分?良くない理由は多いな」

「どういう理由でしょうか」

「まず、この前カリンの誕生日が過ぎたこと」

ストーク公爵は不平を言いながら続けた。

「年は一つ一つ多くなるが、殿下の寵愛を得ることもできずにいる。本当に腹が立つ」

彼の顔には古い塊のように闇が積もっている。

公爵は自身の顔を荒々しく撫で下ろして口を開いた。

「ふぅ・・・。もっと年を取る前に嫁がなければならないのに」

娘のことを思うと、ため息しか出てこない。

最近になってカリンの言動が全く気に入らなかった。

身なりからしてそうだ。

変な服を着ていたので、思いっきり叱ったら、ようやくきちんとした服を着始めた。

コルセットを締め付けて細くなった腰を見ると、少し気が緩むような気がした。

しかし、不快感は依然として残っている。

 



 

「公女様は、最近王妃とお姫様によく会っているそうですね」

「ブランシュと親しくなれば殿下の目に入ると考えているようだ」

もちろん、カリンとブランシュが親しく過ごすのは良いことだ。

しかし何かちょっと変だった。

最初は歯軋りしながらティータイムに参加していた娘が、ある瞬間からは本当に遊びに行くように浮かれて見え始めたのだ。

王妃にも贈り物をたくさん渡していると聞く。

その事実に疑問を抱くと、カリンは王妃を油断させて弱点を掴もうとしているだけだと答えた。

聞いてみれば全て一理ある言葉だが、何となく騙されているような気もする。

結局、彼はまた酒を飲んだ。

「はぁ。もう王妃までは望んでいないから、情婦でもなってほしい」

「あまり落胆しないでください、公爵様。きっと上手くいくでしょう」

「君がそんな事を言える状況ではないと思うのだが?」

酒の勢いで赤くなった顔がギデオンを睨みつける。

目玉が飛び出してきそうな勢いだった。

「王妃とはどうなっている?」

「私を寵愛されているようです」

「もう寝たのか?」

ストレートな質問に、ギデオンは首を横に振る。

ストーク公爵は歯軋りしながら酒を飲んだ。

「彼女には恋人が一人もいないのか?不倫をしているという言い訳で追い出すことができればいいのに」

ギデオンを嘲笑を堪えるためにグラスを口に近づけた。

焦りのせいか酒に酔っているせいか露骨に話すものだから。

 



 

ギデオンもアビゲールを廃位させたい気持ちは山々だったが、その過程で捨て札として使いたくはなかった。

アビゲールの情婦になっても結局は自分が損だ。

彼女が廃位になると同時に、不倫相手は少なくとも投獄され、酷い場合は死刑に処せられるだろう。

そのため、彼はアビゲールの寵愛を受けようとしたが、ストークの望み通りに彼女の情婦になるつもりはない。

「王妃に色んなイケメンを紹介しましたが、特に喜んでいませんでした」

音楽の授業のたびに、彼はイケメンの音楽家やピアニスト、詩人などを連れて行ったりした。

彼らをアビゲールの情婦にする計画だったのだ。

アビゲールは皆に親切だったが、愛欲を示すことはなかった。

他の人たちが誘惑しても無心に見過ごすだけ。

「王妃は石女のようだな」

ストーク公爵はそのように不平を言った。

かなり泥酔したようで、舌がもつれたような声が聞こえてくる。

「あのまま溺れて死ねばよかったのだが」

「アビゲールが海に落ちて救助されたという知らせがどれほど残念だったか」と彼は呟いた。

「・・・そうですね」

ギデオンはじっと笑った。

ストーク公爵は酔っ払って崩れた姿勢を正しながら話す。

「王妃だけでも大変なのに、正体不明の女性まで入宮するとは」

まだ二日酔いになるには早い時期だったが、ストーク公爵は頭が痛かった。

宮ではその女性を取り巻く様々な噂が流れている。

そのうちの一つは、セイブリアンが二番目の王妃を宮に連れてきたということ。

彼は歯軋りしながら顔も知らない女性を恨む。

もしアビゲールがこの場にいたら、余計な心配はしないで酒を飲むように助言しただろう。

 



 

カリンがアビゲールに惹かれている事を、ストーク公爵が知ったらどうなるのでしょうか?

ギデオンも色々と画策していたようですね。

セイブリアンが知ったら、すぐに処刑されてしまいそうですが笑

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