継母だけど娘が可愛すぎる

継母だけど娘が可愛すぎる【177話】ネタバレ




 

こんにちは、ちゃむです。

「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。

今回は177をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【継母だけど娘が可愛すぎる】まとめ こんにちは、ちゃむです。 「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介とな...

 



 

<鏡よ 鏡 この世で一番美しいのは誰?>

子供服のデザイナーとして生きていた私は過労死ししてしまい、気がつくと童話に入り込んでしまった。

しかも、美しい連れ子に嫉妬し、毒殺して夫に処刑される残忍な悪女になっていた!

可愛くて愛らしい我が娘ブランシュと仲良くなって愛情を注ぎたいのに…。

「君がブランシュの心配をするとは面白いな」

クズみたいな夫がいつも私の邪魔をしてくる!

「私もブランシュの親です。私を疑ったことを謝ってください」

「謝らなかったら?」

「今夜、殿下の寝所へ伺います」

アビゲール・プリドキン:本作の主人公。白雪姫ブランシュの継母。転生前はデザイナーで、ブランシュのことを気に入っている。

ブランシュ・プリドキン:アビゲールの義理の娘。自分を虐げてきたアビゲールの突然の変貌に困惑している。

セイブリアン・プリドキン:ネルゲン王国の国王。ブランシュの父で、アビゲールの夫。

クララ:新人侍女。

ミラード:セイブリアンの側近。

ジェレミー夫人:ブランシュの家庭教師でありシッター。

ストーク:公爵。セイブリアンに側室を迎えるように何度も勧めてくる。

ヴェリテ:真実を告げる鏡。

ミリアム:前王妃。ブランシュを産んで間もなくこの世を去った。

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177話 ネタバレ

継母だけど娘が可愛すぎる【176話】ネタバレ こんにちは、ちゃむです。 「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。 今回は176話をまとめまし...

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • 恐ろしい喜び

「寒いから私を抱いて寝るのですか?」

アビゲールの質問にセイブリアンは頷きながらも余計なことをしたと自責する。

この真夏に暑い?

面白くもない嘘だ。

先ほどの抱擁がとても気持ちよくて、思わずそんな言葉が流れてしまった。

どうしても率直に言う自信がなくて、そのような幼稚な言い訳を作り出してしまったのだ。

アビゲールも気づいているはず。

子供でも気づくような嘘だろう。

彼女は自分を軽蔑するだろうか、それとも叱責するだろうか。

むしろ面白い冗談を言うと嘲笑ってほしい。

そんな中、アビゲールが口を開いた。

「え〜と、構いませんよ」

彼女は恥ずかしそうにしながらも、快く受諾してくれた。

その言葉に今度はセイブリアンが面食らう表情を浮かべる。

そして、アビゲールが徐々にセイブリアンの方に身を移す。

いつの間にか二人の間には拳一つだけが入る空間が残った。

そしてアビゲールは腕を伸ばしてセイブリアンを抱きしめる。

腰の辺りを巻いている手が柔らかかった。

「不便でしたら、いつでも仰ってください」

アビゲールの瞳が近い。

セイブリアンが一番愛する紫色の瞳が今日に限ってさらに魅惑的だった。

彼はその瞳をぼんやりと見つめ、思わず手を伸ばして彼女を抱きしめる。

ああ、まったく気が気でない。

アビゲールの体温、感触、体臭、そのすべてに酔うようだった。

セイブリアンはその恐ろしい喜びの中で恐怖を感じる。

時々他の人が話すのを聞いたことがある。

女性を抱くと全身が溶けてしまうような気分になると。

あの言葉はこういう意味だったのだろうか。

これが愛なのだろうか?

アビゲールを抱いて嬉しいのか、女性を抱いて嬉しいのか。

セイブリアンは比較することができなかった。

他の女性を抱いてみれば違いが分かるのかもしれない。

けれど、彼はアビゲール以外の女性に手を出したくなかった。

もしこの感情が単純に女体だから生まれたとしたら?

セイブリアンは目を閉じる。

これ以上考えたくなかった。

今はただこの幸せを、何の悩みもなく享受したかったから。

彼はアビゲールに膝枕をした後、長い間彼女の髪を撫でた。

今日も早く寝るのは無理そうだ。

 



 

「ミラード、もう一度抱きしめさせてくれ」

執務室の片隅に立っている使用人はチラリとミラードとセイブリアンを眺めた。

数年間、セイブリアンを補佐してきたが、このような彼を見たのは初めてだ。

セイブリアンは腕を広げたままミラードを見つめ、ミラードは哀願していた。

「殿下、どうか理由だけでも仰ってください。今日だけで何回目でしょうか?」

単なる抱擁であることは知っていたが、愉快な経験ではない。

これで一体何回目だろうか。

前回一度抱きしめられた後、セイブリアンは静かだった。

ところが今日は何度も抱きしめられている。

抱かれるのは慣れたが理由が分からなくて息苦しい。

「抱かれるように」

「はあ・・・」

ミラードは自分が無礼であることを忘れてため息をつく。

彼は忍び寄ってセイブリアンを軽く抱きしめた。

「もういい」

セイブリアンは10秒も経たないうちに使い果たした札を捨てるようにミラードを放す。

ミラードも不機嫌な顔を隠せなかった。

そんな顔をするくせに、どうして何度も抱きしめるのだろうか?

セイブリアンは深く考え込み、再び腕を広げる。

「もう一度」

ミラードは舌を噛んで自害をした方がいいのかと悩む。

けれど、仕方がない。

彼は諦めて王に抱かれた。

 



 

セイブリアンは腕に力を入れてミラードを抱きしめた。

彼はアビゲールを思い出す。

確かに違う。

アビゲールを抱きしめた時とは何もかも違った。

違うことに気づくたびにアビゲールの体温がハッキリと際立つ。

同じ骨と肉を持った人間なのに、ここまで違うなんて。

その違いに気づくたびに、セイブリアンは混乱した。

この違いは性別からなのか、アビゲールの存在だからなのか見抜く術がない。

そのため、罪のないミラードが犠牲になっていた。

彼は泣き声も出せず、遠くだけを眺めている。

そうするうちに何かを見て驚きバタバタした。

「じっとしていろ」

「で、殿下!ケイン卿がいらっしゃいました!」

ミラードは急いで叫ぶ。

彼の言う通り、入口には使用人とケインが立っていた。

ケインが少し戸惑っていると、セイブリアンはミラードを放して口を開く。

「どうしましたか、ケイン卿?」

顔が赤くなったミラードとは違い、セイブリアンは淡々としている。

彼としては恥じる理由が一つもなかったからだ。

静かに入ってきた訪問客に対しては尚更。

 



 

もともとセイブリアンは女性が苦手なので、彼が他の女性を抱きしめることは不可能でしょう。

そのためミラードが犠牲になっているのですが・・・。

ケインが訪問した理由は?

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