こんにちは、ちゃむです。
「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。
今回は193話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
<鏡よ 鏡 この世で一番美しいのは誰?>
子供服のデザイナーとして生きていた私は過労死ししてしまい、気がつくと童話に入り込んでしまった。
しかも、美しい連れ子に嫉妬し、毒殺して夫に処刑される残忍な悪女になっていた!
可愛くて愛らしい我が娘ブランシュと仲良くなって愛情を注ぎたいのに…。
「君がブランシュの心配をするとは面白いな」
クズみたいな夫がいつも私の邪魔をしてくる!
「私もブランシュの親です。私を疑ったことを謝ってください」
「謝らなかったら?」
「今夜、殿下の寝所へ伺います」
アビゲール・プリドキン:本作の主人公。白雪姫ブランシュの継母。転生前はデザイナーで、ブランシュのことを気に入っている。
ブランシュ・プリドキン:アビゲールの義理の娘。自分を虐げてきたアビゲールの突然の変貌に困惑している。
セイブリアン・プリドキン:ネルゲン王国の国王。ブランシュの父で、アビゲールの夫。
クララ:新人侍女。
ミラード:セイブリアンの側近。
ジェレミー夫人:ブランシュの家庭教師でありシッター。
ストーク:公爵。セイブリアンに側室を迎えるように何度も勧めてくる。
ヴェリテ:真実を告げる鏡。
ミリアム:前王妃。ブランシュを産んで間もなくこの世を去った。
193話 ネタバレ
登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- ヴェリテへのプレゼント
これで3つのパートをすべて通過した。
呪いを読む、呪いを作る、呪いを解除する。
これからずっと復習すればいいだろう。
私は安堵のため息をつきながら尋ねた。
「ヴェリテ、ところで解除条件がとても恥ずかしいのだけど・・・。他になかったの?」
解除の言葉はヴェリテが推薦したものだ。
解除方法を作るのも一定のパターンがある。
まず呪いは呪われた人が自ら解くことはできない。
必ず他人の助けを受けなければならなかった。
そして、また解除条件は友好的な行動や言葉で指定するのが簡単だ。
呪いがどうしても否定的な感情が大きいため、それを相殺するためには親愛の感情が必要らしい。
だからといって解除条件を「チャーミングで、賢く、可愛く、カッコいいと言われる」に指定するなんて。
恥ずかしくてたまらない。
「誰かとキスをするのを解除条件にするよりはマシじゃない?」
「そりゃそうだけど・・・」
童話の中で、呪いを解くための方法としてキスを選択する理由も分かった。
全年齢基準で最も強度の高いスキンシップですから。
「ところで、他の人がかけた呪いも見れればいいのに。どこかで呪われた物を買えないのかな?」
「どうして?」
「どうも君が作った問題は答えがよく見えるから。他の人がかけた呪いは見えないかもしれないからね」
しかし、どこに行って呪われた物を探すというのか。
うーん、他の国を探してみると、呪われたろくろとかあるのでは?
刺されたら100年間眠るとか。
「まあ、とりあえず練習し続けようか。ところで、どうして味覚を変える呪いをかけたの?君まだダイエットをしてるの?」
「いいえ、そんなことはないわ。特に思い浮かぶものがなかったから」
私は慌てて言い訳をした。
外見や体型が気にならないと言えば嘘になるが、それでも以前よりは一段と負担が減った。
そして、また別の悩みが生じている。
セーブルだ。
私はこれから彼に対する私の気持ちを認めることにした。
私が彼を愛していると。
けれど、問題はこれから何をどうすればいいのから分からないということだ。
女らしく、潔く告白して、潔く振られるかなと思ったりもしたけど・・・。
その後が問題だ。
離婚しない限り、一生を顔を合わせて生きなければならない。
ぎこちない関係で一生を過ごす自信はなかった。
そのため、私は依然として片思いをしている。
「ところで、そろそろ授業を終わらせよう。ブランシュが外で待ってるから」
あっ、もう来たの?
思ったより、かなり時間が遅れたようだった。
私は慌てて鏡の部屋の外に出る。
「ブランシュ、ごめんなさい。お待たせしました」
「いいえ、私も今来ましたから!」
今日もブランシュはキラキラ笑っていた。
普段からいつも笑顔だが、今日は特にワクワクしているように見える。
ブランシュは席から立ち上がり、隣に置いていたものを手に取った。
額縁のように薄くて広い物だったが、布で包まれているので中身は分からない。
私の胴体ほどの物を持って、ブランシュはフラフラする。
「私が持ってあげますね。これは一体何ですか?」
「あっ、それはヴェリテへのプレゼントです」
プレゼント?
何のプレゼントなのかな?
感じ的にはキャンパスのようだけど。
ひとまずブランシュを連れて鏡の部屋に戻る。
「ブランシュ、来た?チョコレートを食べなよ。アビゲールが持ってきたから」
「わあ!ありがとう。ヴェリテ、私もあなたへのプレゼントを持ってきたの」
「え?プレゼント?」
「えへへ、私が見せてあげるね」
ブランシュが結び目を一つ一つ解いた。
すると、その中から出てきたのは予想通りキャンパスだ。
そこに描かれていたのは風景画。
夏の湖を描かれているのを見ると、目が涼しくなるような気分に。
「宮廷画家に頼んで、この辺りを描いてと言ったの。ヴェリテにも見せてあげたくて。直接見れるわけではないけど・・・」
それを聞いた瞬間、感嘆と後悔が同時に生まれる。
ヴェリテはいつも宮殿ばかり見て過ごしてうんざりしていたはずなのだから、もっと早く絵でも持ってくれば良かった。
ヴェリテは返事もなく絵だけを眺めている。
いつの間にか鏡にピッタリとくっついていた。
「これは海?」
「いいえ、これは湖よ」
「そうなんだ。これが湖・・・」
ヴェリテの銀色の瞳が湖の水面のように輝く。
こんなに喜ぶ姿を見たのは初めてな気がする。
くぅ、ヴェリテごめんね!
私があなたを背負ってでも外に出かけなければならなかったのに!
その間も、二人の子供はおしゃべりしていた。
「ブランシュは海を見たことある?湖と何が違うの?」
「私も実は海に行ったことがないから、よく分からないの。お母様、お母様は海を見たことがありますか?」
海か・・・。
ユリの頃は見たことあるけど、アビゲールは見たことがあるのかな?
後で言葉がこじれる可能性もあるので、率直に答えることにした。
「見たことはあります。ずいぶん前なのでよく覚えていませんが」
「なるほど。海はどうですか?湖と何が違うのですか?」
「一応砂浜があって、波が打って、水がしょっぱいです・・・」
湖と海は明白に違うが、それを言葉で証明するのは難しい。
「直接見に行ければいいんですけどね。海に行けば、とても楽しいはずなのに」
むしろ、こういう時は貴族たちが羨ましかった。
王族はむやみに遠く離れることはできない。
ブランシュが瞬きをして尋ねた。
「お母様も海に行きたいですか?」
「ええ、行けたらいいですね」
家族で一緒に海に遊びに行けたら楽しそうだ。
そんな中、ブランシュはとても真剣な表情をしていた。
何を考えているのかな?
呪いの仕組みが面白いですね。
他にもどんな呪いがあるのか興味があります。
ヴェリテにプレゼントをあげたブランシュ。
二人の関係も順調のようです。