継母だけど娘が可愛すぎる

継母だけど娘が可愛すぎる【283話】ネタバレ




 

こんにちは、ちゃむです。

「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。

今回は283をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【継母だけど娘が可愛すぎる】まとめ こんにちは、ちゃむです。 「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介とな...

 



 

<鏡よ 鏡 この世で一番美しいのは誰?>

子供服のデザイナーとして生きていた私は過労死ししてしまい、気がつくと童話に入り込んでしまった。

しかも、美しい連れ子に嫉妬し、毒殺して夫に処刑される残忍な悪女になっていた!

可愛くて愛らしい我が娘ブランシュと仲良くなって愛情を注ぎたいのに…。

「君がブランシュの心配をするとは面白いな」

クズみたいな夫がいつも私の邪魔をしてくる!

「私もブランシュの親です。私を疑ったことを謝ってください」

「謝らなかったら?」

「今夜、殿下の寝所へ伺います」

アビゲール・プリドキン:本作の主人公。白雪姫ブランシュの継母。転生前はデザイナーで、ブランシュのことを気に入っている。

ブランシュ・プリドキン:アビゲールの義理の娘。自分を虐げてきたアビゲールの突然の変貌に困惑している。

セイブリアン・プリドキン:ネルゲン王国の国王。ブランシュの父で、アビゲールの夫。

クララ:新人侍女。

ミラード:セイブリアンの側近。

ジェレミー夫人:ブランシュの家庭教師でありシッター。

ストーク:公爵。セイブリアンに側室を迎えるように何度も勧めてくる。

ヴェリテ:真実を告げる鏡。

ミリアム:前王妃。ブランシュを産んで間もなくこの世を去った。

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283話 ネタバレ

継母だけど娘が可愛すぎる【282話】ネタバレ こんにちは、ちゃむです。 「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。 今回は282話をまとめまし...

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • 鏡の呪い

そう誓ううちに、セーブルが入ってきてもいいと伝える。

中に入ってきたミラードは非常に申し訳ない気持ちで言った。

「遅い時間に申し訳ありません。私が別にお二人の和やかな時間を邪魔しようとしたわけではなく、急いでお伝えしたいことがあって・・・」

ミラードが言い訳を並べ立てると、さらにきまり悪くなった。

セーブルが彼をじっと見つめながら言葉を切る。

「それで用件は?」

「それが・・・」

彼は躊躇いながら私の方を見た。

うん?セーブルじゃなくて、私に用事があったのかな?

セーブルもその視線を感じ、口を開く。

「ビビ、しばらく席を外しましょうか?」

「あ、いや。大丈夫ですよ」

何かは分からないけど、セーブルが知っても大丈夫だろう。

ミラードはうなずいて話し続けた。

「王妃様が情報部に下した任務についてです。分かったことがあればすぐに伝えるようにと」

う一ん、追い出せばよかったかな。

遅ればせながらの後悔が押し寄せてきた。

もし誰かが死んで生き返ったという話を持ち出すとしたら、死んで生き返っただけでは原作に気づかないだろうが、少し不安だった。

私は心を落ち着かせようと努めながら言った。

「変な噂を聞き出しましたか?」

「はい。最近の情報ではありませんが、1年ほど前に人を探す怪しい動きがあったそうです」

「それだけでは特に変に見えませんが。探している対象がおかしいのですか?」

ミラードはうなずいた後、淡々とした声で話した。

「はい。空色の髪の毛に銀色の目を持った少年を探していたそうです」

水色の髪に銀色の目。

間くや否や、私の頭の中には一人の顔が浮かんだ。

人相がベリテと酷似している。

でも鏡じゃなくて少年を探してるの?

「そんな模索と瞳を持った人は珍しいので、情報部が怪しいと思って持ってきた情報ですが暗殺事件とはあまり関係がないように見えます」

そう、たぶん暗殺事件とは関係ないだろう。

しかし、私の頭は複雑に動いていた。

私はやっと口を開いた。

「ありがとう、ミラード卿。まず誰がその少年を探しているのか調べて、その他の噂も調査を続けてほしいと言ってください」

「はい、分かりました。よい時間をお過ごしください」

え?何の時間?

ミラードは急いで部屋を出ていく。

彼は楽しい時間を過ごすように言ったが、そのような雰囲気ではなかった。

セーブルも表情が尋常ではない。

「殿下、どう思いますか?その少年が・・・」

「ベリテと人相が似ていますね」

私だけがベリテを思い出したのではなかった.

でもベリテは鏡だよね?

いや、本当に鏡で合ってる?

ダリアも言ってたじゃん。

普通、鏡は自我がないと。

「殿下、もしかして、魔導具に人が閉じ込められた例はありますか?」

童話では呪いにかかって蛙になったり野獣に変わる場合が往々にしてあった。

それなら無生物に変化させることも可能だろうか?

「そのような事例を聞いたことはありませんが、私もベリテが人間である可能性が高いと思います。ベリテの能力があまりにも優れているし」

そうだよ、ベリテはとても優れている。

本当にベリテがどんな理由で、もし呪われて鏡に閉じ込められたとしたら?

ところが、鏡で呪いの数式を読んだことがない。

私の能力が足りないからかな?それとも呪いじゃないのかな?

「まずベリテと話をしてみるのはどうですか?」

セーブルの誘いに私はうなずいた。

そうだね、とりあえず当事者と話してみた方がいいと思う。

「はい。それではベリテとちょっと話をしてきます。この話は二人でしたほうがいいと思いますので」

セーブルに言えない話をしようとしているのではない。

彼は私の魔力についても知っているよ。

だけど、ベリテがセイブリアンに完全に従うわけではないので、重要な話は二人きりでした方がよさそうだった。

セーブルは分かったようにうなずいた後、私を鏡の部屋に連れて行ってくれた。

 



 

私は鏡の前に立ち、小さくつぶやいた。

「ベリテ、ここに来てくれる?」

呼んで間もなく鏡の中に空色の髪の毛と銀色の瞳を持った少年が現れた。

ベリテは目を細めて私をちらりと見る。

「キスは終わった?」

「まだ終わってないんじゃなくて!重要な話をしに来たの」

「重要な話?」

ベリテはわけが分からないかのように首をかしげた。

私はその純真無垢な顔に向かって話を切り出す。

「情報部に不審な噂を調べろと命じたら、水色の髪の毛と銀色の瞳を持った少年を探す人がいたそうなの」

鏡の中の少年は、月の光を含んだ両瞳を瞬きしているだけ。

私はベリテの反応を待たず先に口を開いた。

「もしかして君がその姿を選んだ理由があるの?」

一拍子遅れて、ベリテの顔に戸惑いが浮かんだ。

「分からない。ただ自然にこの姿を選んでたんだけど・・・」

初めて水中で自分の顔を見た幼い動物のような混乱だった。

私はできるだけ落ち着いて話を続ける。

「ベリテ、これは仮定なんだけど・・・。あなた鏡じゃなくて人なんじゃないかな?」

「私が人間?」

「うん。普通の魔導具ではないこと、あなたも知ってるじないか。能力がとても優れているし、自我もあるし」

ベリテは口を開けているだけで、何とも肯定も否定もできないままだった。

しばらくしてから、ベリテは話し出した。

「でも、私が呪いにかかっていたら、あなたはとっくに気づいていたのに。変じゃない?」

私もやはりその部分が引っかかったところだ。

両目に魔力を入れて鏡を見たが、やはり何も見えない。

「呪いにかかったのに数式が見えない場合もあるの?」

「呪いが強すぎる場合、呪いをかけた相手より実力が足りなければ把握できないこともある」

私は唇をかんだ。

いくら鏡をのぞいても、その中にはベリテだけが映っている。

<ぅ、私の実力不足が無念だ。

しかし、ここで退くと思ったら誤算だ。

私は両拳をぐっと握って言った。

「ベリテ、私だけを信じて!心配しないで!私がなんとか解決してみるから!」

私が他のことは知らなくても根気一つはある。

ベリテの主として何とか方法を見つけなければならない。

「私がもっと実力がついたら、強力な呪いも見られるんだよね?実力はどのように育てられるの?」

「練習を通じて増やせるけど、結構時間かかると思う」

やはり成績を上げるためには、地道な学習だけなのか。

ー朝ータに実力が伸びる方法はないだろうか。

ああ、周りに黒い魔力を持った人がもっといたらどんなにいいだろうか。

ベリテが本当に人ならすぐに出してあげたいんだけと・・・。

 



 

「アビゲイル」

失意に陥っていたその時、ベリテがそっと私を呼んだ。

「私は大丈夫。呪いにかからなかったかもしれないし、呪いにかかっても大丈夫だから」

「本当に大丈夫なの?でも・・・ 」

私は想像もできない。

自分が鏡の中に閉じ込められて何年も生きてきたとしたら?

狂っていないのがおかしい。

それでもベリテは平気な顔で笑っていた。

「私はこの状態に慣れている。もちろん私が本当の人だったらいいだろう。出たいけど、特に切実なわけではない。だから心配しないで」

「ベリテ・・・」

私は言葉を継ぐことができなかった。

ベリテの嘘があまりにも本物のようだったからだ。

普段からベリテは密かに外に出たいという意思を示している。

残念な気持ちと羨望がぽたぽたと落ちる目で鏡の外を凝視していたことが何度もあった。

それでもベリテは私のことを心配してくれていた。

「ところで、私が人間ならとんな人間なのかな?私があまりにも偉くて飛び跳ねて閉じ込められたのかな?」

その見栄が可愛くてありがとう。

私は苦笑いした。

気持ちとしては、たくさん撫でて抱きしめたかった。

「そうだよ.嫉妬してあなたを閉じ込めた人がいるんじゃない?」

「呪いから解けたら、どれだけ素敵なのか手に負えないのに。むしろ鏡の中にいた方がいいかも」

ベリテが精一杯平気なふりをするのを見ると、より早く呪いを解いてあげたくなった。

うぅ、誰に間けばいいかな・・・・

一応思い浮かぶのはダリアなんだけど。

しばらく頭の中をかきわけていたところ、一人が思い浮かんだ。

あの人なら何か知っているんじゃないかな?

 



 

ここでヴェリテが人間なのではないかという仮定が!

彼にかかっている呪いを見つける方法はあるのでしょうか?

アビゲイルが思い浮かんだ人物とは?

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