継母だけど娘が可愛すぎる

継母だけど娘が可愛すぎる【118話】ネタバレ




 

こんにちは、ちゃむです。

「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。

今回は118をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【継母だけど娘が可愛すぎる】まとめ こんにちは、ちゃむです。 「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介とな...

 



 

<鏡よ 鏡 この世で一番美しいのは誰?>

子供服のデザイナーとして生きていた私は過労死ししてしまい、気がつくと童話に入り込んでしまった。

しかも、美しい連れ子に嫉妬し、毒殺して夫に処刑される残忍な悪女になっていた!

可愛くて愛らしい我が娘ブランシュと仲良くなって愛情を注ぎたいのに…。

「君がブランシュの心配をするとは面白いな」

クズみたいな夫がいつも私の邪魔をしてくる!

「私もブランシュの親です。私を疑ったことを謝ってください」

「謝らなかったら?」

「今夜、殿下の寝所へ伺います」

アビゲール・プリドキン:本作の主人公。白雪姫ブランシュの継母。転生前はデザイナーで、ブランシュのことを気に入っている。

ブランシュ・プリドキン:アビゲールの義理の娘。自分を虐げてきたアビゲールの突然の変貌に困惑している。

セイブリアン・プリドキン:ネルゲン王国の国王。ブランシュの父で、アビゲールの夫。

クララ:新人侍女。

ミラード:セイブリアンの側近。

ジェレミー夫人:ブランシュの家庭教師でありシッター。

ストーク:公爵。セイブリアンに側室を迎えるように何度も勧めてくる。

ヴェリテ:真実を告げる鏡。

ミリアム:前王妃。ブランシュを産んで間もなくこの世を去った。

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118話 ネタバレ

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登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • 最も明るく暖かい夜

「ブランシュ、私は敢えてあなたに許しを求めてもいいだろうか?」

セイブリアンの肩に顔を埋めていたブランシュが頭を上げる。

彼女の青い瞳は宝石のようだった。

ブランシュが涙ぐんだ顔で微笑む。

「許します」

その微笑みにセイブリアンは表情を失う。

彼は畏敬の念さえ感じていた。

10年間積み重なってきた悲しみはそれほど簡単には溶けないのに、ブランシュは彼を許すと言った。

口先だけではなく偽りでもない。

セイブリアンは、これほど優しくて強い人を今までに見たことがなかった。

「お母様。お母様も抱きしめてください」

ブランシュは体を傾けてアビゲールを見つめる。

アビゲールが近づくと、セイブリアンは彼女を抱きしめた。

彼の両腕は娘と妻を抱くのに十分だった。

アビゲールの助けがなかったら、渡せなかった謝罪。

セイブリアンの手は申し訳ない気持ちと、感謝の気持ちで震えていた。

ブランシュがへへっと笑う。

「私、とても幸せです」

子供はもう泣かなかった。

ただ幸せそうに笑うだけ。

それはアビゲールも同様。

セイブリアンは、この2人の前に跪くことができて幸いだと思った。

このように強くて暖かく、優しい人たちと共にいれることが祝福だと。

彼は2人を抱きしめたまま、心の中で誓う。

必ずこの2人を幸せにしてみせると。

誰もこの2人を泣かせないと。

2人に一生贖罪する気持ちで生きていくと。

セイブリアンは項垂れた。

彼の生涯の中で、最も明るく暖かい夜だった。

 



 

侍女は大妃の顔をチラリと見る。

朝から大妃は機嫌が良く、しきりに笑みを浮かべていた。

「ねえ、この服はどう?派手すぎるかしら?もっと地味で素朴に見える方がいいと思うのだけど」

大妃はジョイン・ロブ・アラ・フランセーズを着ていた。

濃い紺色のドレスで落ち着いた感じを漂わせたが、それでも華やかである。

「それでは、シュミーズドレスをお持ちしましょうか?」

「結構よ。あのドレス、パジャマみたいじゃない」

そのシュミーズドレスというのもアビゲールが流行らせたそうだ。

大妃はアビゲールが着ていたエンパイアドレスを思い出す。

衣装はかなり彼女の好みだったが、アビゲールの作品と聞くと関心が薄れる。

化粧が上手くいったので、あえて衣装を着替える必要はなさそうだった。

大妃は鏡を覗き込みながら微笑む。

微笑んでいるにもかかわらず、彼女の表情はやつれていた。

「セイブリアン、あの子が私を呼ぶなんて。ブランシュが私の言うことをちゃんと聞いてくれたようね」

初日以降、セイブリアンは自分を避けていた。

二度、大妃が執務室を訪れたことはあるが、護衛兵が彼女を阻止したのだ。

そろそろ病気の言い訳をするにも時間がかなり経っていた。

だから、セイブリアンを説得するのは失敗したと思っていたところなのに、自分を呼び出すなんて。

良い予感がする。

大妃はもう一度服装を確認して執務室に向かった。

今日は護衛兵も彼女を引き止めない。

 



 

「いらっしゃいませ、大妃殿下」

執務室に入ると、セイブリアンは大妃に丁寧に挨拶をする。

彼の隣にはブランシュの姿も。

大妃は嬉しそうに、しかし疲れた表情で笑った。

「セイブリアン、ブランシュ。久しぶりね。元気だった?」

「はい、おかげさまで。どうぞお座りください」

「セイブリアン、手を貸してくれる?」

セイブリアンは黙々と彼女に手を差し伸べる。

大妃は彼の助けを借りてよろめきながら席に座った。

椅子に座るだけでも疲れるかのように、彼女はそっとため息をつく。

向こうに座ったブランシュは少し暗い顔で大妃を見ていた。

「それで、どうして私を呼んだの?ブランシュも一緒だなんて」

「ブランシュが大妃殿下に伝えたいことがあるそうですので」

「伝えたいこと?」

それが何なのか本当に気になるように、大妃はブランシュを見つめる。

善良な子供が自分のために結婚を決心したということを直感した。

ブランシュは唇を震わせている。

まだ悩んでいるの?

大妃はイライラしたが、嬉しい気持ちで沈黙を楽しむことに。

その時、セイブリアンがブランシュの後ろに近づいた。

そして、黙って彼女の肩に手を乗せる。

暖かくて優しい手つき。

その温もりが伝わると、ブランシュはようやく口を開いた。

「大妃殿下。私はモルッカの王子とは婚約できません」

「・・・は?」

その言葉に大妃は戸惑う。

言葉の内容も内容だが、戸惑ったのはブランシュの目つきに対して。

ブランシュの瞳は恐怖も躊躇いもなく、ただ真っ直ぐな青色。

この前、大妃の前で躊躇って視線を避けていたのとは全く違う姿だった。

 



 

親子3人の絆が強くなりましたね!

残るは大妃への対応。

アビゲールは今回は同席しないみたいですね。

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