継母だけど娘が可愛すぎる

継母だけど娘が可愛すぎる【129話】ネタバレ




 

こんにちは、ちゃむです。

「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。

今回は129をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【継母だけど娘が可愛すぎる】まとめ こんにちは、ちゃむです。 「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介とな...

 



 

<鏡よ 鏡 この世で一番美しいのは誰?>

子供服のデザイナーとして生きていた私は過労死ししてしまい、気がつくと童話に入り込んでしまった。

しかも、美しい連れ子に嫉妬し、毒殺して夫に処刑される残忍な悪女になっていた!

可愛くて愛らしい我が娘ブランシュと仲良くなって愛情を注ぎたいのに…。

「君がブランシュの心配をするとは面白いな」

クズみたいな夫がいつも私の邪魔をしてくる!

「私もブランシュの親です。私を疑ったことを謝ってください」

「謝らなかったら?」

「今夜、殿下の寝所へ伺います」

アビゲール・プリドキン:本作の主人公。白雪姫ブランシュの継母。転生前はデザイナーで、ブランシュのことを気に入っている。

ブランシュ・プリドキン:アビゲールの義理の娘。自分を虐げてきたアビゲールの突然の変貌に困惑している。

セイブリアン・プリドキン:ネルゲン王国の国王。ブランシュの父で、アビゲールの夫。

クララ:新人侍女。

ミラード:セイブリアンの側近。

ジェレミー夫人:ブランシュの家庭教師でありシッター。

ストーク:公爵。セイブリアンに側室を迎えるように何度も勧めてくる。

ヴェリテ:真実を告げる鏡。

ミリアム:前王妃。ブランシュを産んで間もなくこの世を去った。

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129話 ネタバレ

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登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • ギドオンの初授業

「王妃様、とても荒いです。もう少し柔らかく・・・」

「こ、こうすればいいでしょうか?」

「手をもっとこうやって・・・、あ、良いですね」

ギドオンが低い声で私の耳元で囁いた。

彼の手が私の手の上に重ねられている。

貴族らしい柔らかい手だが、指のあちこちに特徴的なたこができている。

私の手を包んだギドオンの手が動くたびに、美しい音が響き渡る。

少ししかめ面をして言った。

「ううん、ちょっと痛いですね」

「慣れればよくなるでしょう」

「自分でやってみますので、手を放してください」

「はい、王妃様」

バイオリンの姿勢を矯正するために私の手を握っていたギドオンの手がようやく離れる。

ため息をついて独りで姿勢を正す。

バイオリンを弾くのがこんなに手が痛くなるなんて。

アビゲールが以前習っていたから、まだ慣れてはいるけれど。

ギドオンがじっと私を見つめている。

ミスをしたら、彼はまた矯正と言ってくっついてくるだろう。

ところで、この人はどうしてこんなにしつこいのだろうか?

姿勢を矯正すると言って近づくことまでは理解できるが、どうして耳元で囁くの?

私は苛立ちを隠しながらもう一度バイオリンを弾いてみた。

絶対に失敗しないようにしよう。

絶対に!

精一杯集中したおかげか、今回はミスすることなく無難に演奏が続いた。

ギドオンは拍手しながら口を開く。

「学びが早いですね。ご立派です」

彼は微笑んだままだった。

私は演奏を終えた後、じっと彼を見つめる。

 



 

今日はギドオンとの最初の授業。

別に変な点は見えなかった。

しつこいこと以外は。

カリンには無視するような視線を送ったというが、今のところ特に怪しい気配を見せていない。

実力も予想より優れていた。

単にストーク公爵の影響だけで、宮廷楽士を獲得したようではないようだ。

「しばらく休むわ」

「はい、分かりました」

授業を始めて約1時間が経っていた。

このまま授業を終えてもいいが、もう少し調べる必要がある。

「あなたも座って。少しお話ししましょう」

「はい、王妃様」

ギドオンは俯いた後、私の向かい側のソファに座った。

一見すると従順な人物に見える。

しかし、これが本来の姿ではないことを私は知っている。

先程、私は先に到着したギドオンを鏡で見ていたのだ。

テーブルに足を乗せたまま主のように振る舞うなんてね。

足を蹴り上げたかったわ。

宮廷楽士になって調子に乗っているのだろうか?

宮廷楽士として満足している人ならせめてもの救いだが、なんとなく不安だ。

私はそっと声をかける。

「随分若い年で宮廷楽士になったのね。あなたの父親であるマクラウド子爵も喜んでいることでしょう」

「はい。私もこんな栄光をいただけることになるとは思ってもいませんでした」

「ストーク公爵の推薦を受けるくらいなのだから、彼とかなり親密な関係にあるようね。どこで知り合ったの?」

「社交の集まりに演奏者として招かれて、偶然公爵様の目に入ることになりました。運が良かったのです」

ここまでは無難に対話が流れたので、私は少し攻めてみることに。

 



 

「そういえば、ひょっとして去年の建国祭の時も来てなかった?」

すると、ギドオンの瞳に動揺が走る。

すぐに彼は驚いたように言った。

「はい、そうです。王妃様が私を知っているとは知りませんでした」

「何となく目が行ってね。こんな風にまた会えるなんて、何か縁があるみたい。まあ、私の音楽の先生に任命したのは私の意思なのだけど」

「王妃様・・・」

ギドオンは思わず感激した様子だ。

私は口癖の悪いことを行って微笑む。

「あなたを私の音楽の先生に任命したのも、私の欲のためよ。あなたの演奏に関心があるからね」

情報を掘り出すのは敵対するより好感を示した方がいい。

私がギドオンの味方だという信頼を植え付けなければならないのだ。

彼が私を信じるようになれば、その時から少しずつ尻尾を現すようになるだろう。

単に宮廷楽士としての地位を守りたいのであれば、状況によっては助けられないこともない。

けれど、もしも陰険な内心を持っているのなら、毎晩私の顔を思い出すような恐怖で震え上がらせてやる。

そのような考えを持っている私に対し、ギドオンはただ微笑んでいるだけだった。

彼が私の方に少し上半身を傾ける。

「こちらこそ王妃様とこのように時間を過ごすことができて嬉しいです、実は、授業が終わった後に言おうと思っていたのですが・・・」

「言いたいこと?」

彼は意味深長な笑みを浮かべた、

大層な贈り物を準備した人のように。

「王妃様のための曲を作ってきました」

 



 

セイブリアンは授業風景を見たら、ギドオンを処刑したのではないでしょうか?

アビゲールの懐柔作戦は成功するのでしょうか?

その前にセイブリアンが介入しそうですね(笑)

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