継母だけど娘が可愛すぎる

継母だけど娘が可愛すぎる【128話】ネタバレ




 

こんにちは、ちゃむです。

「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。

今回は128をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【継母だけど娘が可愛すぎる】まとめ こんにちは、ちゃむです。 「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介とな...

 



 

<鏡よ 鏡 この世で一番美しいのは誰?>

子供服のデザイナーとして生きていた私は過労死ししてしまい、気がつくと童話に入り込んでしまった。

しかも、美しい連れ子に嫉妬し、毒殺して夫に処刑される残忍な悪女になっていた!

可愛くて愛らしい我が娘ブランシュと仲良くなって愛情を注ぎたいのに…。

「君がブランシュの心配をするとは面白いな」

クズみたいな夫がいつも私の邪魔をしてくる!

「私もブランシュの親です。私を疑ったことを謝ってください」

「謝らなかったら?」

「今夜、殿下の寝所へ伺います」

アビゲール・プリドキン:本作の主人公。白雪姫ブランシュの継母。転生前はデザイナーで、ブランシュのことを気に入っている。

ブランシュ・プリドキン:アビゲールの義理の娘。自分を虐げてきたアビゲールの突然の変貌に困惑している。

セイブリアン・プリドキン:ネルゲン王国の国王。ブランシュの父で、アビゲールの夫。

クララ:新人侍女。

ミラード:セイブリアンの側近。

ジェレミー夫人:ブランシュの家庭教師でありシッター。

ストーク:公爵。セイブリアンに側室を迎えるように何度も勧めてくる。

ヴェリテ:真実を告げる鏡。

ミリアム:前王妃。ブランシュを産んで間もなくこの世を去った。

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128話 ネタバレ

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登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • ギドオンの調査書

開かれた窓を通じて弦楽器の音色が伝わってきた。

セイブリアンはその音に耳を傾ける。

バイオリンの音。

多分アビゲールが演奏しているのだろう。

今日からギドオンに音楽指導を受けると言っていたから。

彼女は中々の腕前だった。

時々音が飛び上がったり、弓がとんでもないところを掠めたのか聞き慣れない音もする。

キィン、とバイオリンが悲鳴を上げ、演奏が途絶えた。

セイブリアンは思わず笑ってしまった。

彼女の過ちを嘲笑ったのではなく、失敗したアビゲールの顔を想像したためだ。

きっと慌てて目が丸くなっているだろう。

見なくても可愛いに違いない。

そうするうちにセイブリアンの表情が固くなる。

アビゲールの表情を直接見ている人はギドオンだったはず。

アビゲールがギドオンと同じ部屋で時を過ごしていることを思い出すと、それ以上笑うことができなくなった。

若い男で、年齢に比べて才能が優れているということくらいは知っている。

また、アビゲールがその男を気にしていることも。

ギドオンの性格がどうなのかは分からない。

外見は?

声は良いのだろうか?

他人の好感を買いやすい人なのか?

しばらく静けさが続いた後、再びバイオリンの音が聞こえてきた。

演者はギドオンのようで、演奏がきっちり滑らかだ。

セイブリアンは苛立ちで足をバタバタさせる。

アビゲールが音楽の先生としてギドオンをつけて欲しいと言った時、反対した方が良かったのでは?

 



 

「殿下」

そんな考えをしているとと、ミラードの声が聞こえてきた。

セイブリアンはそれとなく頭を傾けて彼を見る。

ミラードは書類の束を持っていた。

「情報部に通達された任務です」

書類を受け取り、直ちに内容を確認する。

素早く文書を読み上げているセイブリアンの姿を、ミラードはじっと眺めていた。

「あの宮廷楽士、少し怪しい男ではありますね」

文書に書かれているのはギドオンに関する情報だ。

アビゲールがギドオンを取り上げた翌日、セイブリアンは情報部に指示した。

ギドオンとマクラウド家について調べてこいと。

書類にはクララやカリンが言ったことと類似した内容も書かれていたが、二人が全く知らない情報も多い。

「ある時から裕福になっている。貴族たちに曲を売ったと?」

「はい。かなり器用だったようで、彼に曲を依頼する人が多かったそうです」

マクラウド家が繁栄し始めたのは約1年前から。

突然の繁栄ほど気になるのは、社交界での立場。

過去のギドオンは、「一本気で集まりにはほとんど顔を出さず、誰かと付き合うこともなかった」と書かれていた。

そうするうちにある瞬間から社交界に登場し始める。

また人々と易しく関係を結び、まもなくストーク公爵家にも招かれるほど認知度を得たという。

「子爵家の末っ子にしては社交界での立場は相当高いようだ」

「おそらく貴婦人たちのおかげのようです」

セイブリアンは説明を求めるような顔でミラードを眺めた。

ミラードは少しきまり悪いのか咳払いをする

「既婚者の間で人気があるそうです。若くて爽やかな外見の上に音楽的素養もあって、貴婦人たちの集まりによく訪れたそうです」

 



 

実際、ギドオンが社交界に早く定着することができたのは、才能以上に貴婦人たちのおかげだった。

彼は貴婦人のために作曲して口コミで噂を流してもらい、貴婦人たちのサロンにもよく招待されたと報告書にも書かれている。

クララとカリンが彼についてよく知らなかったのは、ギドオンが未婚の令嬢たちと付き合わないためだ。

書類を調べれば、セイブリアンもその内容を簡単に見つけることができるはずだった。

しかし、彼の手は止まっていた。

「既婚者に・・・、人気がある?」

「はい。多くの貴婦人たちのお気に入りだったという噂もありますね」

再びバイオリンの音が聞こえてきた。

先程より上手な音。

明らかにアビゲールではないはず。

ふと、自分が言った言葉が思い浮かんだ。

アビゲールが望むならいくらでも恋人を作ってもいいと言った言葉を。

アビゲールは、「そんな恥ずかしい真似はしません」と断言していた。

だけど不安になる。

あの陰険な男がアビゲールに何をするか分からない。

純朴なアビゲールを汚い手で触れようとするのなら・・・。

セイブリアンは席から立ち上がった。

両目と表情、全身が殺気に満ちている。

「直ちにその宮廷楽士を解任しろ」

「え?」

慌てたミラードを後にして、セイブリアンは急いで執務室を出た。

まだ終わっていないことが残っているが、そんなことは関係ない。

今、アビゲールが陰険な男と二人きりでいるが、そのまま放置することはできなかった。

あいつを引きずり出さなければならない。

バイオリンの音色が聞こえる場所に向かって、彼は走るように歩いた。

顔は苛立ちで満ちている。

 



 

報告書だけ見れば、ギドオンが女性に人気のある人物ということだけが判明しています。

彼の目的はまだ分かりませんね。

嫉妬に満ちたセイブリアンが面白いです(笑)

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