継母だけど娘が可愛すぎる

継母だけど娘が可愛すぎる【204話】ネタバレ




 

こんにちは、ちゃむです。

「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。

今回は204をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【継母だけど娘が可愛すぎる】まとめ こんにちは、ちゃむです。 「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介とな...

 



 

<鏡よ 鏡 この世で一番美しいのは誰?>

子供服のデザイナーとして生きていた私は過労死ししてしまい、気がつくと童話に入り込んでしまった。

しかも、美しい連れ子に嫉妬し、毒殺して夫に処刑される残忍な悪女になっていた!

可愛くて愛らしい我が娘ブランシュと仲良くなって愛情を注ぎたいのに…。

「君がブランシュの心配をするとは面白いな」

クズみたいな夫がいつも私の邪魔をしてくる!

「私もブランシュの親です。私を疑ったことを謝ってください」

「謝らなかったら?」

「今夜、殿下の寝所へ伺います」

アビゲール・プリドキン:本作の主人公。白雪姫ブランシュの継母。転生前はデザイナーで、ブランシュのことを気に入っている。

ブランシュ・プリドキン:アビゲールの義理の娘。自分を虐げてきたアビゲールの突然の変貌に困惑している。

セイブリアン・プリドキン:ネルゲン王国の国王。ブランシュの父で、アビゲールの夫。

クララ:新人侍女。

ミラード:セイブリアンの側近。

ジェレミー夫人:ブランシュの家庭教師でありシッター。

ストーク:公爵。セイブリアンに側室を迎えるように何度も勧めてくる。

ヴェリテ:真実を告げる鏡。

ミリアム:前王妃。ブランシュを産んで間もなくこの世を去った。

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204話 ネタバレ

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登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • ナディア

船長が恥ずかしそうに言う。

「裸で救助されていたので、こういう身なりでして・・・」

毛布を巻いている下から裸足が見えた。

まだ隠れていない肩からはネックレスが。

波に似た妙な文様が刻まれたネックレスだ。

ネックレスに触れた視線が顔に向かう。

年は20代前半くらいだろうか。

アビゲールより少し若く見える。

濃くて鮮やかな赤い髪が波のように曲がり、両目は末梢朱色に輝いていた。

美しい女性だ。

なんとなく異国的な魅力が漂い、しきりに視線が行ってしまう。

甲板の人たちが取り憑かれたように彼女を見つめていた。

それからふと私は横に振り向く。

セーブルも他の人たちのように女性をじっと見つめていた。

「セイブリアン殿下?」

「あ」

私が呼ぶと、彼はようやく正気に戻る。

セーブルは、らしくなく吃りながら話し出した。

「そちらが私たちを助けてくれた人なのか?」

セーブルが尋ねると、彼女は明るく笑いながら頷く。

船長はまるで女性の通訳者であるかのように代わりに口を開いた。

「無礼をお許しください、殿下。この女性は聞くことはできますが、話すことができないのです」

話せない?

それを聞くと、私はなんとなく既視感を覚えた。

そういえば海に落ちた時、あの赤い髪を見たときと同じだ。

「それでも文を読み書きすることは可能で、名前だけやっと伝わりました。ナディアという女性です」

「ありがとう、ナディア。おかげさまで命が助かりました」

セーブルのお礼に彼女はニッコリと笑う。

すぐにブランシュも泣きそうな顔で口を開いた。

「ありがとう、本当にありがとう。お母様、お父様を救ってくれてありがとう」

その呼び名を聞いてナディアは首を傾げる。

そういえば、ナディアは国王を前にしても気後れした様子がない。

「私はこの国の王妃アビゲール・フリードキンです。そして、この方は国王のセイブリアン・フリードキン殿下です」

私の言葉にナディアの目が驚くほど輝いた。

私たちの身分を知らなかった様子だ。

「たぶん漁師の娘なので、お二人が誰なのかも知らなかったようです」

 



 

船長はナディアが漁師の娘だと言ったが、さっきから私の頭の中には一つの仮説が漂っていた。

声をなくした女性。

海中で見たような女性。

そして、私たちを救ってくれた女性。

彼女が魔法にかかっているなら、私にも理解できるかもしれない。

私は両目に魔力を集中させた。

すると、ナディアから微かに黒みがかっているのが見える。

魔法にかかっているという証拠だ。

この人・・・、もしかして人魚姫?

私はなんとなく戸惑ってしまった。

人魚を、それも人魚姫に会うとは予想もしていなかったからだ。

いずれにせよ、おかげさまで命が救われたので幸いだった。

セーブルは依然としてナディアを見つめている。

彼は少し掠れた声で話した。

「ありがとう、ナディア。あなたが泊まっている場所がどこなのか教えてくれれば、護衛と一緒に送りましょう」

「殿下、それが・・・」

今回も船長が言葉を受け取る。

彼は恐縮しているように見えた。

「おそらく衝撃のせいか記憶を失っているようなのです。覚えているのは名前だけです」

記憶喪失という言葉にセーブルは沈黙する。

長い間ナディアを眺めていた彼が口を開いた。

「そうか。身上不明で記憶喪失・・・。それなら、まず私たちと一緒に同行するのはどうですか?」

うん?連れて行く?

いや、まあ行くところがない人だから連れて行くのは変ではないのだけど・・・。

その言葉に使用人たちも動揺するのが感じられた。

ナディアだけが飛び跳ねるように喜んでいる。

「それじゃあまずは治療を受けてゆっくり休んでください。あなたも苦労が多かったはずですから」

ナディアは軽く首を傾げて船の中に戻っていく。

立ち去る中でも彼女は何度も私たちの方を振り返り、セーブルも彼女をじっと見守っていた。

 



 

足を踏み出すたびに砂に軽く足が埋もれた。

海岸沿いには多くの人の足跡が長く続いていた。

一番前に立っている人は、アビゲールとセイブリアンだ。

後ろに立っている侍従たちが大きな日傘を持っていて、熱い太陽の光は靴の鼻にだけ辛うじて触れている。

いい天気だった。

波は数日前の嵐を知らないかのように優しく流されて砂浜を濡らして消える。

「ビビ、もう本当に大丈夫なのですか?」

「ええ、大丈夫です」

救助された国王と王妃は無事に回復した。

それが大きな幸いの一つ。

ブランシュも明るい姿を取り戻した。

アビゲールは目の前で遊んでいるブランシュを見る。

波と一緒に鬼ごっこをしていて、波が押し寄せるたびにキャーと叫びながら逃げるのが見えた。

そして、その隣にはナディアの姿が。

彼女はスカートを太もものあたりまで巻き上げ、ブランシュと一緒に遊んでいる。

「神秘的な女性ですね」

彼らを見つめていたセイブリアンが口を開く。

普段ならアビゲールを凝視する視線はナディアに固定された状態だった。

「スプーンの持ち方も服の着方も分からないと聞きました。記憶喪失になると、そんなことまで忘れるのですね」

アビゲールはセイブリアンの後を追ってナディアを見る。

青い海や空とは対照的な赤い髪が美しかった。

「少し気になることがあります」

「気になることですか?」

「私があなたを助けに海に飛び込んだとき、ナディアさんを見たような気がして」

その言葉にアビゲールの目が丸くなる。

波の音の間からセイブリアンの声が聞こえてきた。

「勘違いだったのかもしれませんが」

彼は大したことではないかのように言葉を付け加え、アビゲールを見つめる。

「ところで、行き場のない人をずっとここに置いておくこともできないので、ナディアさんを本宮に連れて行こうと思うのですが、どう思いますか?」

 



 

ここで人魚姫?の登場。

この世界は童話の混ざった世界なのでしょうか?

セイブリアンが珍しく女性のナディアに興味を示していますね。

その興味の感情が気になります。

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