継母だけど娘が可愛すぎる

継母だけど娘が可愛すぎる【227話】ネタバレ




 

こんにちは、ちゃむです。

「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。

今回は227をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【継母だけど娘が可愛すぎる】まとめ こんにちは、ちゃむです。 「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介とな...

 



 

<鏡よ 鏡 この世で一番美しいのは誰?>

子供服のデザイナーとして生きていた私は過労死ししてしまい、気がつくと童話に入り込んでしまった。

しかも、美しい連れ子に嫉妬し、毒殺して夫に処刑される残忍な悪女になっていた!

可愛くて愛らしい我が娘ブランシュと仲良くなって愛情を注ぎたいのに…。

「君がブランシュの心配をするとは面白いな」

クズみたいな夫がいつも私の邪魔をしてくる!

「私もブランシュの親です。私を疑ったことを謝ってください」

「謝らなかったら?」

「今夜、殿下の寝所へ伺います」

アビゲール・プリドキン:本作の主人公。白雪姫ブランシュの継母。転生前はデザイナーで、ブランシュのことを気に入っている。

ブランシュ・プリドキン:アビゲールの義理の娘。自分を虐げてきたアビゲールの突然の変貌に困惑している。

セイブリアン・プリドキン:ネルゲン王国の国王。ブランシュの父で、アビゲールの夫。

クララ:新人侍女。

ミラード:セイブリアンの側近。

ジェレミー夫人:ブランシュの家庭教師でありシッター。

ストーク:公爵。セイブリアンに側室を迎えるように何度も勧めてくる。

ヴェリテ:真実を告げる鏡。

ミリアム:前王妃。ブランシュを産んで間もなくこの世を去った。

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227話 ネタバレ

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登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • 唇にクリームを

「もう少し早く来なければならなかったのに、すみません」

優しい声がハチミツたっぷりの牛乳のように甘くて柔らかい。

セーブルも疲れてるはずなのに、どうして謝るのよ。

ナディアが宮殿に入ってから、彼は夜遅くまで働く日が多くなった。

昨日も普段より2時間くらい遅く寝たし。

「謝らないでください。とても疲れていますよね?唇も荒れていますし」

彼の唇が少し荒れているのを見ると心が痛んだ。

そういえば唇に塗るクリームがあったと思うのだけど。

「殿下、少し待っててください」

私はドレッサーから小さなガラスの壺を持ってきた。

ニッコリ笑ってガラスの壺を差し出すと、セーブルが不思議そうに尋ねる。

「ビビ、それは何ですか?」

「手や唇が荒れる時に塗るクリームです。殿下も塗ったほうがいいと思って」

私はそう言ってセーブルの手に壺を握らせる。

彼はそれをじっと見下ろした。

「これはどうやって使うのですか?」

「唇にそのまま塗ればいいんですよ」

見たことがないのかな?

ケアしなくてもあれだけ綺麗な肌を持っているなら少し羨ましいかも。

セーブルはガラスの壺をしっかりと掴んで何かを躊躇っていた。化粧品だから嫌がるのかな。

そうするうちにセーブルが私を見つめながらそっと尋ねた。

「ビビ、もしあなたがよければ塗ってくださいませんか?」

うん?

私に塗って欲しいって?

ただ直接塗るだけでいいのだけど・・・。

お坊ちゃんだから自分でクリームも塗れないみたいだね。

 



 

「分かりました。じゃあ、ここに座ってください」

私はベッドの方を視線で指差した。

セーブルは私の指示に従って大人しく着席する。

ガラスの壺を開けるとハチミツの香りがした。

このまま掬って食べても美味しそうだ。

実際に私の唇に塗るとき、何度か舐めてはいる。

「美味しそうな匂いがしても食べてはいけませんよ」

私は言葉にセーブルはじっと頷く。

クリームを少し掬った後、セーブルの口元を眺めた。

彼は大人しく私の手を待っている。

端正で無防備な口元が目に入ると、思わず乾いた唾を飲み込んだ。

なんで急にこんなに緊張するんだろう?

ただクリームを塗ってあげるだけなのに。

私は自分自身をなだめながらセーブルの唇にそっと触れた。

私の人差し指と彼の唇が触れる。

クリームがよく伸びるように指で彼の唇を噛んだ。

指先に触れる感覚がとても柔らかい。

あれほど固い腕と肩を持った人なのに唇は柔らかいんだね。

セーブルは目を細めたまま私を見つめていた。

その視線が届くと、首筋に汗が出るような感覚に。

まるで酒を飲んだかのように眩暈がする。

視線でも酔いそうだったが、唇の感触で気が狂いそうだった。

上唇と下唇の隙間から指が掠れる。

そっと開いた唇から彼の息が漏れると、思わず肩を震わせてしまった。

ナディアの唇も柔らかかったが、セーブルの唇の方がもっと柔らかそうだ。

口を合わせたらどんな感触が・・・。

 



 

「もういいですよね」

私は慌てて手を離した。

思わず茫漠とした考えをするなんて。

「いい香りですね」

セーブルの顔を見て話をしなければならないのに、視線がしきりに口の方に下がっていく。

クリームを塗ったせいか、さらにしっとりして柔らかく見えた。

「香りがいいですよね?下女たちが作ってくれたものなのですが、良かったです。私もよく使うんですよ」

「そうなのですか」

彼はそう答えてじっと私の顔を見る。

セーブルの視線もやはり私の目ではなく、もう少し下を向いていた。

「私の口元に何かついていますか?」

「いいえ」

何を考えていたのか、彼は少し恥ずかしそうだ。

少し傾いた横顔がなぜか赤くなったように見えたりもする。

「普段からビビからバラの香りがするので、このクリームのせいかと思ったのです。毎日塗っているのですか?」

「ええ、寝る前にも塗りますね」

地道な水分保湿は必須だよ。

秋、冬にはなおさらね。

セーブルは私の手に持ったガラスの壺を見て口を開いた。

「今日は私が塗ってあげてもいいですか?」

「え?」

「塗ってくださったお礼に私も塗ってあげたいのです」

彼がそっと私の手からガラスの壺を奪う。

私は彼を止められないまま、ぼんやりと立っていた。

「もしかして、もう塗り終わったのですか?」

セーブルが来る前、寝る準備をして既に塗っていた状態だ。

彼の唇に塗ったように私からもバラの香りがするはず。

「いいえ、塗っていません」

ところが、なぜ口から嘘が出てくるのか、私にも分からなかった。

セーブルは私の嘘に満足しているようだ。

彼は優しく私の腕を掴んで引っ張る。

「座ってください、ビビ」

私は戸惑いながらも大人しく彼に従った。

セーブルがクリームを掬っているのが見える。

頭の中で爆竹が鳴り響くような気分だ。

私がこんなに私心を満たしてもいいのだろうか?

いや、別に悪いことをしているわけでもない。

堂々としていればいいのよ!

 



 

お互いの唇にクリームを塗り合う二人。

キスをするよりも進展している気がするのは私だけでしょうか?

セイブリアンもかなり大胆になってきましたね。

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