できるメイド様

できるメイド様【94話】ネタバレ




 

こんにちは、ちゃむです。

「できるメイド様」を紹介させていただきます。

今回は94をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【できるメイド様】まとめ こんにちは、ちゃむです。 「できるメイド様」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介となっておりま...

 



 

特技が一つもない冴えない侍女マリ。

いつもいじめられるばかりだった彼女に、ある日信じられないことが起きた。

「君のために最後にお祈りをしてあげよう、君の願いは何だい?」

死んでいった囚人を看病していたマリに訪れた奇跡。

「万能な人になりたいです」

その日からとても神秘的な夢を見始めることに。

完璧な侍女!最高の彫刻家!天才音楽家!

夢を通して夢の中の人物の能力を得て、何でも完璧な侍女マリの物語がいま始まる!

マリ:本作の主人公。クローヤン王国の元王女。身分を隠して侍女として働いている。本名は、モリナ・ド・ブランデン・ラ・クローヤン。

ラエル:皇太子。血の皇太子と呼ばれ恐れられている。

キエル:皇室親衛隊団長。キエルハーン・ド・セイトン。

オルン:公爵で宰相。ラエルとは昔からの親友。

ヨハネフ三世:西帝国の皇帝。

オスカー:第十皇子殿下。

アリエル:皇太子妃候補。シュレーアン家。

レイチェル:皇太子妃候補。イーストバーン家。

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94話 ネタバレ

できるメイド様【93話】ネタバレ こんにちは、ちゃむです。 「できるメイド様」を紹介させていただきます。 今回は93話をまとめました。 ...

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • 自分と皆のための道

そうして色々あった「マリの誕生日」が過ぎ去った。

マリと皇太子はいつもの日課に戻る。

皇太子はいつものように一寸の揺れもなく国政を見ていた。

しかし、マリはそうできなかった。

固い表情で空虚な空を見つめ続けるのが、何か深い考えに浸っているように見える。

「マリ?」

「・・・」

「マリ?」

「ああ!殿下、申し訳ありません。どんなお話でしょうか?」

マリが慌てて頭を下げる。

「少し休め」

「え?」

マリは目を丸くした。

皇太子が心配そうな目つきで彼女を見ている。

「大丈夫です」

「いいから少し休め。これは命令だ」

そう話すと仕方なくマリは頭を下げて退いた。

彼女が退くと皇太子は隣のアルモンドに尋ねる。

「どう思う?」

「何がでしょうか?」

「マリだ。昨日、私が準備したものがイマイチだったのかな?」

皇太子らしくない小心な問い。

アルモンドは何も考えずに首を横に振った。

「そんなはずがないのでは?昨日、無理をして体調が優れないのでしょう」

その答えに皇太子は苦笑いする。

マリの顔色は体調が悪い顔色ではなかった。

心が落ち着かない表情だった。

そして、彼女が気を散らす理由は昨日のことしかない。

その時、アルモンドが皇太子の懸念に気づいたかのように語った。

「心配しないでください。フォン・ヒルデルンが、まもなく殿下に心を開くことは明らかです」

「どうしてそう思う?」

「男の直感です」

「・・・」

これより信頼性の低い根拠はないだろう。

「・・・仕事を再開しようか」

皇太子はため息をつき、書類を開いた。

集中はできない。

さっき見たマリの顔がしきりに浮かんだ。

彼女の暗い表情が自分のせいだと思うと、ラエルは機嫌が悪くなる。

彼女が自分を避け続けるのは正直少し辛い。

(それでも構わない)

自分は、すでに彼女なしでは生きられないのだから。

 



 

一方、マリは自分の宿舎に戻ってベッドの片隅に座って考え込んだ。

(このままじゃダメ。これ以上彼を欺くことはできない)

彼女が気を散らす理由。

それは皇太子の考え通り、昨日の誕生日を祝われたせいだ。

もちろん、彼の準備に失望したわけではない。

むしろあまりにも心が揺れたので気が狂いそうだった。

マリは皇太子がプレゼントしてくれたネックレスを撫でて考える。

(そう、これは欺瞞よ)

モリナ王女。

クローヤン王家の最後の血筋。

彼にとって潜在的な脅威の存在である敵。

それがまさに自分だった。

その事実を隠したまま、自分に本気な彼に接するのは欺瞞に他ならない。

(これ以上、皇太子の気持ちを知らないふりはできない)

そう、もう背を向けることはできなかった。

『ありがとう。この世に生まれてくれて。私と出会ってくれて』

昨日聞いた言葉を思い出すと、胸が震える。

痛かった。

マリは唇を噛む。

マリ、お前はもう知っているはず。

お前の前に置かれた選択肢はただ一つだけだということを。

正体を表すことはできない。

それなら残った道はただ一つ。

まさに彼の前から姿を消すこと。

それが自分と皆のための道。

 



 

(容易ではないことだけ、不可能じゃない)

これまでマリが悩み続けながらもその選択を実行しなかったのは、女性一人の体で首都を離れて脱走することがほとんど不可能だったためだ。

許可なしに皇居を離れることから問題であり、仮に警備隊の目を避けて首都の外に出るとしても、その次がもっと問題だった。

都市と都市の間の野獣、強盗をはじめ、命を脅かすことがあまりにも多かったのだ。

大陸で治安が最も良い帝国も、そのようなことになると、より危険だった。

そのすべての危険を乗り越えて新しい場所に定着することは、現実的に不可能に近いことで実行できない。

(陸路で逃げるのは不可能に近い)

しかし、海を渡れば話は違う。

私は今皇太子の補佐官の身分を持っていて、一人で港に行けるから。

何とかこっそり船に乗れば安全に逃げられる。

マリは現在、皇太子の補佐官として内務大臣を助け、アヘン密売を調べていた。

だから時々一人で港に行ったこともあるし、こっそり船に乗るのも難しくないだろう。

(何とか船に乗れば何の脅威もなく帝国を抜け出すことができる。帝国と同じくらい治安が安全なイタリアの自由都市に行けば定着できるだろう)

マリは長い悩みの末、結論を下す。

「そうよね、旅立とう。誰もいない所へ。本当はもっと早くこうしなきゃいけなかった。これが私と皆のために一番良い道よ」

けれど、なぜだろうか?

長い悩みの末に結論を下したのだから、スッキリしなければならないはずなのに。

むしろ心が空っぽのように感じる。

「少しだけ寝よう」

ベッドの上に横たわり、枕に顔を埋めた。

そんな彼女の目から涙が溢れる。

「うう・・・」

急いで枕を拭いたが、流れ始めた涙は止まる気配を見せない。

去ろうと決断を下すと、ここで出会った彼らの顔が浮かんだ。

友達と暖かく接してくれた人たち。

そして自分に過分な心を与えた、自分にとても親切なキエルハーン。

そして皇太子ラエル。

マリはもう考えを継ぐことができず、目をギュッと閉じた。

それでも涙は溢れ続ける。

 



 

ラエルにモリナ王女だと正体を明かしてほしい・・・。

このまま本当に港から脱出してしまうのでしょうか?

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