こんにちは、ちゃむです。
「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。
今回は257話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
<鏡よ 鏡 この世で一番美しいのは誰?>
子供服のデザイナーとして生きていた私は過労死ししてしまい、気がつくと童話に入り込んでしまった。
しかも、美しい連れ子に嫉妬し、毒殺して夫に処刑される残忍な悪女になっていた!
可愛くて愛らしい我が娘ブランシュと仲良くなって愛情を注ぎたいのに…。
「君がブランシュの心配をするとは面白いな」
クズみたいな夫がいつも私の邪魔をしてくる!
「私もブランシュの親です。私を疑ったことを謝ってください」
「謝らなかったら?」
「今夜、殿下の寝所へ伺います」
アビゲール・プリドキン:本作の主人公。白雪姫ブランシュの継母。転生前はデザイナーで、ブランシュのことを気に入っている。
ブランシュ・プリドキン:アビゲールの義理の娘。自分を虐げてきたアビゲールの突然の変貌に困惑している。
セイブリアン・プリドキン:ネルゲン王国の国王。ブランシュの父で、アビゲールの夫。
クララ:新人侍女。
ミラード:セイブリアンの側近。
ジェレミー夫人:ブランシュの家庭教師でありシッター。
ストーク:公爵。セイブリアンに側室を迎えるように何度も勧めてくる。
ヴェリテ:真実を告げる鏡。
ミリアム:前王妃。ブランシュを産んで間もなくこの世を去った。
257話 ネタバレ
登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- お願いごと
人魚たちと晩餐を終えた後、私はリラックスしてソファに垂れ下がっていた。
うわぁ、失敗すると思った。
すごく怖かった!
最後までハラハラしたよ。
グンヒルド王女は二つの王国間の同盟を承諾しなかった。
しかし、もう一日滞在するということを見れば、少しずつ私たちに信頼が生まれているようだ。
「ビビ、大丈夫ですか?今日は本当にお疲れ様でした」
「あっ、セーブル」
セーブルが中に入ってきた。
彼は依然として人魚の服を着たままだ。
勝手に横になっていた私が起き上がると、彼は手を上げる。
「疲れているでしょうから横になっていてください」
「いいえ、大丈夫です。枕がなくて不便でしたから」
寝るならともかく、話をするのに一人だけ横になっているのはアレじゃん。
セーブルはしばらく物思いに耽ってから口を開いた。
「それでは少々お待ちください・・・。失礼します」
彼は私の隣に座り、私の頭を自分の膝の上に寝かせる。
「これでどうですか?」
こ、これは言うまでもない膝枕?
これはタンビの太もも!?
「不便ですか?」
「い、いいえ!」
今日一日の疲れがすっかり取れるようだった。
凄くいいよ。
少し恥ずかしいけど、膝枕くらいは大丈夫だよね?
今日頑張ったから、これくらいは大丈夫だと思う。
セーブルはそっと私の髪を撫でてくれた。
「今日はお疲れ様でした。おかげで晩餐が無事に終わりましたね」
「殿下の方がもっと苦労したじゃないですか」
私は使節団の接待の準備をしている間、人魚の服飾を事前に準備しておいた。
彼らの伝統衣装を着た方が好感を持てそうだからだ。
しかし、セーブルまで着させる予定はなかった。
用意しておいたのは私の服一着だけ。
男性のセーブルにスカートを履かせると不愉快になると思ったからだ。
しかし、この国の最高権威者が人魚の服を着なければ、真正性は感じられないようだった。
それで一歩遅れてセーブルに人魚の服を着てほしいと提案した。
率直に断られると思ったが、彼は嫌な様子も見せずに服を羽織ってくれたのだ。
「気分はどうですか?」
「気分?大丈夫ですが」
「それなら幸いです。私は気分を害するのではないかと心配でしたから」
セーブルは私の話を聞いて、タンビのように首を傾げた。
「どうして気分が悪くなるのですか?」
「普通は女性の服を着ろと言われると気分が悪くなりますから・・・」
彼がスカートを履いたとき、周りの人たちの敬悪さが目に止まった。
セーブルが見せ物になったようで、正直気分が悪かった。
「私は良かったです。ビビと同じ服を着ることができて」
そう言って、彼は本当に嬉しいというように微笑んだ。
「そして、あなたが作ってくれた服を着るのに、どうして気分を害するのでしょうか?」
セーブルは大したことではないと言ったが、普通なら気分を害するような提案だった。
レイブンを晩餐会の席から外したのも、そのような理由からだ。
まず服がなかったし。
裁縫師と裁断師たちが一晩中苦労してくれたおかげで、辛うじてセーブルの服を作ることができた。
しかし、服があったとしても、レイブンは着ていなかったと思う。
スカートが履けるか聞いたとき、彼はかなり動揺していたから。
そんな反応を恨むことはない。
戸惑うのが一般的な反応だ。
着ないと言っても理解できる。
しかし、セーブルは快く私が作った服を着てくれた。
それに少しも気分が悪くないと、むしろ良かったと言ってくれた。
その言葉がとてもありがたくてホッとした。
人魚たちも私と同じ気持ちを感じていたら良かったのに。
「容易ではないことを知っています。そう言ってくれて本当にありがとうございます」
「こちらこそ。そして、この服を着たおかげで、少しでも人魚たちを理解することができそうでした」
「どんな点がですか?」
私はこっそりと体を捻ってセーブルを見る。
彼は低い声で話した。
「この服を着ている間、私は人々から不機嫌な視線を受けました。人魚たちは、もっとそうだったでしょう」
そばにいる私も感じることができた。
大臣たちはセーブルに何も言わなかったが、驚愕の視線を送っていた。
通りかかった侍従さえも無礼だということを忘れてチラつくほどだ。
「人魚たちが感じる苦痛に比べれば、雀の涙程度でしょうが、少しでも理解できそうでした。ビビ、あなたが作ってくれた服のおかげです」
私はそっと彼の膝から起き上がる。
セーブルがそんなことを考えているとは知らなかった。
私が作った服を通じて他人を理解できたなんて。
そのような役割が可能だという事実に少し戸惑った。
セーブルがさりげなく膝枕を!
最初は女性が苦手で触れることすらできなかったのに感動しますね。