継母だけど娘が可愛すぎる

継母だけど娘が可愛すぎる【92話】ネタバレ




 

こんにちは、ちゃむです。

「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。

今回は92をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【継母だけど娘が可愛すぎる】まとめ こんにちは、ちゃむです。 「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介とな...

 



 

<鏡よ 鏡 この世で一番美しいのは誰?>

子供服のデザイナーとして生きていた私は過労死ししてしまい、気がつくと童話に入り込んでしまった。

しかも、美しい連れ子に嫉妬し、毒殺して夫に処刑される残忍な悪女になっていた!

可愛くて愛らしい我が娘ブランシュと仲良くなって愛情を注ぎたいのに…。

「君がブランシュの心配をするとは面白いな」

クズみたいな夫がいつも私の邪魔をしてくる!

「私もブランシュの親です。私を疑ったことを謝ってください」

「謝らなかったら?」

「今夜、殿下の寝所へ伺います」

アビゲール・プリドキン:本作の主人公。白雪姫ブランシュの継母。転生前はデザイナーで、ブランシュのことを気に入っている。

ブランシュ・プリドキン:アビゲールの義理の娘。自分を虐げてきたアビゲールの突然の変貌に困惑している。

セイブリアン・プリドキン:ネルゲン王国の国王。ブランシュの父で、アビゲールの夫。

クララ:新人侍女。

ミラード:セイブリアンの側近。

ジェレミー夫人:ブランシュの家庭教師でありシッター。

ストーク:公爵。セイブリアンに側室を迎えるように何度も勧めてくる。

ヴェリテ:真実を告げる鏡。

ミリアム:前王妃。ブランシュを産んで間もなくこの世を去った。

【継母だけど娘が可愛すぎる】まとめ こんにちは、ちゃむです。 「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介とな...

 




 

92話 ネタバレ

継母だけど娘が可愛すぎる【91話】ネタバレ こんにちは、ちゃむです。 「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。 今回は91話をまとめました...

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • 目を開けると

「アビゲール様、目を開けたらダメですよ!」

「分かりました、ブランシュ姫」

目を瞑っているので、視覚以外の全てのものが一層はっきり感じられた。

私の手を握っているブランシュの手がとても暖かくて柔らかいか。

遠くから漂うケーキの香りがどれだけ甘いか。

「もう少し進んでください」

私はブランシュに連れられて何処かに向かっている。

唯一の道しるべは、この小さな子供だけ。

ブランシュの浮かれた声を聞いていたら、目を閉じていても彼女の笑顔が見えるようだった。

扉の開く音が聞こえる。

パンの匂いがより濃く漂ってきた。

食堂かな?

「ここに座ってください」

ブランシュが私の手を握って何処かに導く。

手を動かすと何かが触れた。

どうやら椅子のようだ。

手探りで椅子に座る。

ブランシュのドレスと擦れ違う音が聞こえてきた。

「アビゲール様、もう目を開けても大丈夫です。1、2、3!」

その合図に合わせて私は目を開ける。

その瞬間、私の頭の上に白い花びらが撒かれた。

「お誕生日おめでとうございます、アビゲール様!」

目の前にはテーブルが置かれていた。

秋の花と果物で飾られたカゴが中央に置かれており、その横には盛装された食事が置かれていた。

何よりも目立つのは、私の前に置かれた大きなケーキだ。

白いクリームがたっぷりで、その上には干しすみれが飾られていた。

そしてその側には、セイブリアンが立っている。

彼は無愛想な顔で言った。

「お誕生日おめでとうございます、アビゲール」

「お誕生日おめでとうございます、アビゲール様!」

その後、ブランシュが澄んだ声で挨拶を交わす。

私はふざけて彼女に尋ねた。

「アビゲール?ずっとそう呼ぶのですか?」

 



 

私が尋ねると、ブランシュはしばらく躊躇う。

そうしてすぐに恥ずかしそうに笑った。

「・・・お母様」

「ええ、ブランシュ」

ブランシュはヘヘッと笑いながら私のそばに座る。

セイブリアンは私たちの向かい側に座っていた。

「アビゲール、体は本当に大丈夫なのですか?」

「はい、もちろんです。医者も大丈夫だと言いましたから。それに原因と治療法も分かるようになったじゃないですか」

短いといえば短く、長いといえば長い時間、私を苦しめた無気力症と吐き気は消えていなかった。

ブランシュも頬にふっくらと肉がついている。

彼女はすごい人でも見るように私を見上げていた。

「本当にすごいです。お母様のおかげで緑色の瓶を発見したと、お父様に教えてもらいました」

 



 

ブランシュが言ったように、名も無い流行病と呼ばれていた病気に名前がついた。

皆がその病気を緑色の瓶と呼んだ。

秋のシーズン、ずっと流行っていた緑色顔料には私の予想通り、かなりのヒ素が含まれていた。

病気を患っていた人々の家からはセレグリーンを使った品物が多数出てきた。

緑色のドレス、ジャケット等はもちろん、部屋一つを全部緑色に塗り替えた人も。

宮殿にあった物のうち緑色のものは全て燃やされた。

誕生日プレゼントで貰ったドレスやショール、手袋なども灰に。

セイブリアンは該当顔料の流通を禁止し、製作者を厳罰に処した。

私とブランシュも治療を受けて完治している。

後遺症が心配されたが、医師たちの治療と魔法使いの浄化儀式で完治した。

そして私が緑色の瓶を発見したきっかけ。

緑色顔料を入れたクッキーをネズミが食べて死んだのを見た。

そんな風に広めることにしたのだ。

しかし振り返ってみると、少しゾッとする。

もしセイブリアンが信じてくれなかったら、私はどうなっていたのだろうか?

「殿下が上手く処理してくださったおかげで、病気も防ぐことができました」

私は感謝の気持ちを込めて話した。

「私のおかげではなく、あなたのおかげです。あなたの助けがなかったら、まだあの病気には名前がなかったはずですから」

セイブリアンの声が普段通り淡々としている。

少しの譲渡もなく、本当にこの全てが内功であるかのように。

「ところで誕生日パーティーは本当にしなくても大丈夫ですか?このように過ごすには多少質素のように思えるのですが」

セイブリアンはテーブルの上を見て話す。

ケーキを除けば普段の食事とさほど違わなかったが、私は満足していた。

「むしろ昨年よりも豪華です」

目の前に置かれたワイングラスを持つ。

シャンパンの気泡が煌めいているのが、まるで星のようだった。

その間にセイブリアンとブランシュが映っている。

「今年はブランシュも、セイブリアン殿下も一緒にいるじゃないですか」

昨年のパーティーには大勢の人が参加したが、肝心の2人がいなかった。

私の子供、私の夫。

私の家族が。

家族と共にするパーティー以上に貴重なものがあるのだろうか?

 



 

無事に病気の原因を発見したアビゲール。

ブランシュがアビゲールを「お母様」と呼ぶのも嬉しいですね!

そして待ちに待った誕生日パーティー。

とても幸せな光景です♪

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