こんにちは、ちゃむです。
「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。
今回は180話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
<鏡よ 鏡 この世で一番美しいのは誰?>
子供服のデザイナーとして生きていた私は過労死ししてしまい、気がつくと童話に入り込んでしまった。
しかも、美しい連れ子に嫉妬し、毒殺して夫に処刑される残忍な悪女になっていた!
可愛くて愛らしい我が娘ブランシュと仲良くなって愛情を注ぎたいのに…。
「君がブランシュの心配をするとは面白いな」
クズみたいな夫がいつも私の邪魔をしてくる!
「私もブランシュの親です。私を疑ったことを謝ってください」
「謝らなかったら?」
「今夜、殿下の寝所へ伺います」
アビゲール・プリドキン:本作の主人公。白雪姫ブランシュの継母。転生前はデザイナーで、ブランシュのことを気に入っている。
ブランシュ・プリドキン:アビゲールの義理の娘。自分を虐げてきたアビゲールの突然の変貌に困惑している。
セイブリアン・プリドキン:ネルゲン王国の国王。ブランシュの父で、アビゲールの夫。
クララ:新人侍女。
ミラード:セイブリアンの側近。
ジェレミー夫人:ブランシュの家庭教師でありシッター。
ストーク:公爵。セイブリアンに側室を迎えるように何度も勧めてくる。
ヴェリテ:真実を告げる鏡。
ミリアム:前王妃。ブランシュを産んで間もなくこの世を去った。
180話 ネタバレ
登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- 不眠の理由
そして私が遅く寝た二つ目の理由はセーブルが原因だ。
彼は戦争の話を終えた後、今日も寒いと抱擁を要請した。
本当に心臓が破裂して死ぬかと思った。
布団をもっと持ってくればいいのに、なぜあえて私を抱きしめて眠るのだろうか?
自分が抱き枕のように感じてしまうよね。
そのため昨夜は数時間しかまともに眠れなかった。
またあくびをするとクララが口を開く。
「チョコレートでも召し上がりませんか?食べれば元気が出るかもしれません」
クララは片方に置かれていたチョコレート皿を持ってきて言った。
隣に座るブランシュも美味しそうに食べている。
その顔を見ると妙に戦争の考えがまた浮かぶ。
もし戦争が起こったらブランシュの顔は悲しみで固まっていくだろう。
はぁ・・・、やっぱり戦争は嫌だな。
セーブルが断ったから大丈夫なはずだけど。
不安を抑えようとしている間にクララを見る。
彼女はチョコレートをじっと見つめていた。
多分食べたいのだろう。
食べたいのなら食べればいいのに、顔色を伺っているのかしら?
「クララも食べて」
「あっ、いいえ大丈夫です!最近、ダイエット中ですので」
「ダイエット?」
私は静かにクララを見た。
すでに十分に痩せているのに、なぜダイエットをするのだろうか?
ノーマも怪しそうに尋ねる。
「特に痩せる必要はないと思うけど」
「それがですね・・・。最近ちょっと気になる人ができたんですよ」
クララはえへへと笑いながら話す。
お?
クララに好きな人ができたって?
落ち着かない中で暖かい話を聞くと心が温かくなる。
「クララ、好きな人ができたの?」
「ええと、好きというよりはちょっと気になるくらいです」
言葉ではそう言いながらも、クララは恥ずかしそうに体を捻った。
嬉しくなってその様子を見守る。
恋に落ちた彼女の姿はとても可愛かった。
「でも、あえて痩せる必要はあるの?もう十分に痩せているんだから」
「それでもその人には少しでも綺麗に見せたいんです」
うん。
私の目には十分可愛くて綺麗な子だけど、本人があんなに気にしているなら止められないね。
クララは何事もないかのように笑い、そして壁にかかった時計を見てビックリしていた。
「あっ、王妃様。そろそろ準備しなければならないようです。約束の時刻に近づいていますね」
「あ、もうそんな時間?」
午後はケインと一緒に時間を過ごす予定だ。
私にも戦争の話をするのかな?
ブランシュはかなり残念そうな顔をして言った。
「叔父さんに会うんですよね?私も一緒に行きたいのですが・・・」
ふふふ、ブランシュ。
ケインみたいな奴が叔父さんだなんて。
ケインはブランシュを目の敵にするから、むしろ会わない方がいいと思う。
「ごめんなさい、ブランシュ。二人だけで話したいことがありまして」
「いいえ、大丈夫です。今度お会いしたら、その時にご挨拶します!」
ブランシュが逞しく答える。
はぁ、こんなに可愛い姪っ子を可愛がらないなんて。
よし、叔父さんの資格がない奴には、ブランシュを見せてあげない。
私はノーマ、クララと一緒に応接室へ移動する。
ほぼ同時にケインも到着した。
今日に限って彼の表情は良くない。
「いらっしゃい」
訪問初日はずっと笑顔だったが、今はとても不機嫌そうだ。
しかもこれ、お酒の匂い?
結構離れているのにお酒に匂いがするんだけど!
一体どれくらい飲んだのだろうか?
昨日の件でプライドが傷ついたのか、見たところ、まだ酔いも覚めていないようだけど。
彼の目には毛細血管が立っていた。
ケインは入ってくるや否や、私を上下に見て口を開く。
「服は?」
「え?」
「私がプレゼントした服はどうして着なかったの?」
あ、その話か。
彼が持ってきた贈り物の中にはドレスもあった。
コルセットを着ないといけない服だから、見ないふりをしたんだけど。
「今度着て来ます。お飲み物はどれになさいますか?」
「何でも構わない」
ケインの声には棘がたくさん生えていた。
ああ、不吉な予感がする。
これ私に八つ当たりするパターンみたいだけど。
私はメイドたちに宮殿で一番貴重で良いお茶を持って来てほしいと言った。
ケインが血生臭い目で周囲を見回して口を開く。
「みんな出ていけと言って」
女中たちがじっと私の顔色を伺う。
私がうなずくと、みんな急いでお茶を用意して応接室を出た。
一応ヴェリテが見守っているから大したことはないはずだ。
ダイエット中のクララ。
何かの伏線でしょうか?
ケインとの会話は良い予感がしませんよね・・・。