継母だけど娘が可愛すぎる

継母だけど娘が可愛すぎる【208話】ネタバレ




 

こんにちは、ちゃむです。

「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。

今回は208をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【継母だけど娘が可愛すぎる】まとめ こんにちは、ちゃむです。 「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介とな...

 



 

<鏡よ 鏡 この世で一番美しいのは誰?>

子供服のデザイナーとして生きていた私は過労死ししてしまい、気がつくと童話に入り込んでしまった。

しかも、美しい連れ子に嫉妬し、毒殺して夫に処刑される残忍な悪女になっていた!

可愛くて愛らしい我が娘ブランシュと仲良くなって愛情を注ぎたいのに…。

「君がブランシュの心配をするとは面白いな」

クズみたいな夫がいつも私の邪魔をしてくる!

「私もブランシュの親です。私を疑ったことを謝ってください」

「謝らなかったら?」

「今夜、殿下の寝所へ伺います」

アビゲール・プリドキン:本作の主人公。白雪姫ブランシュの継母。転生前はデザイナーで、ブランシュのことを気に入っている。

ブランシュ・プリドキン:アビゲールの義理の娘。自分を虐げてきたアビゲールの突然の変貌に困惑している。

セイブリアン・プリドキン:ネルゲン王国の国王。ブランシュの父で、アビゲールの夫。

クララ:新人侍女。

ミラード:セイブリアンの側近。

ジェレミー夫人:ブランシュの家庭教師でありシッター。

ストーク:公爵。セイブリアンに側室を迎えるように何度も勧めてくる。

ヴェリテ:真実を告げる鏡。

ミリアム:前王妃。ブランシュを産んで間もなくこの世を去った。

【継母だけど娘が可愛すぎる】まとめ こんにちは、ちゃむです。 「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介とな...

 




 

208話 ネタバレ

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登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • side ナディア

ナディアは別荘の中をぶらぶらしていた。

裸足姿の彼女は花を持っている。

庭から取ってきたのだ。

素朴な野花にもかかわらず、彼女はそれがとても気に入っているようだった。

通りすがりの使用人たちが変な目で彼女を見ている。

それもそのはず、裸足で花を持って鼻歌まで歌っているのだから。

殿下が情婦にする女性を連れてきたと聞いたが、こんな狂った女を選んだのか?

そんな意味を込めた視線だ。

そのようにナディアをチラリと見ていると、彼女はサッと体を傾けて彼らを見た。

目が合うと使用人たちの肩がビクッと震える。

ナディアは使用人を上下にチラリと見た。

(人間は本当に変よね)

彼女は彼らの足元を見下ろす。

使用人たちは清潔で上品な靴を履いていた。

(どうしてあんなものを履くんだろう?)

別荘に入ってきた後、靴を貰ったが全く不便で耐えられなかったのだ。

女中とのいざこざの末、彼女はついに裸足を選んだ。

人間の足の裏は生まれたばかりの子供のように柔らかくて少し痛い。

(まあ、大丈夫。すぐに海に帰ることになるのだから)

ナディアはニヤリと笑いながら持っている花束を見下ろす。

この花束をあの人に渡したら喜ぶかな?

(早く伝えたいけど、どこにも見えないわ。一体どこにいるのかしら)

ナディアは小さくため息をついた。

別荘に来るようになって一緒に過ごすようになったことまでは良かったが、顔を合わせるのがとても難しい。

あんなに高い階級だったとは思わなかった。

ナディアは少し面倒になったと思いながら、せっせと歩き回ることに。

まだ昼なので出会う可能性は低いが、ひとまずセイブリアンの寝室に向かった。

 



 

「・・・どうしたのですか?」

入り口には警備兵が立っていた。

彼はナディアを上下に見て複雑な表情を浮かべる。

国王と王妃の命を救ったという恩人だと聞いているので、無礼な真似はできない。

ナディアはニッコリ笑って花を差し出した。

「・・・私にくださるのですか?」

変な女だが美人なので、花を差し出されると警備兵は一瞬微笑んだ。

しかし、ナディアは激しく首を横に振った。

彼女はドアの方を指差す。

「殿下に花を差し上げたいのですか?」

ナディアが純真に笑うと、彼はどうしたらいいか悩んだ。

「お渡しできません」

そう言うと、今度は泣き顔に。

警備兵は困ったように手を差し出した。

「とりあえず受け取ります。女中に渡すように伝えておきます」

ナディアは少し不機嫌になり、それを渡す。

できれば自分で渡したかったが、仕方がない。

力なく来た道を引き返した。

メッセージでも書いて一緒に伝えれば良かったのかと悩んでいると、誰かの声が聞こえた。

「ナディアちゃん」

ナディアは自分の名前を聞いて立ち止まる。

向かいにアビゲールが立っていた。

「ちょっとお話しない?」

 



 

二人はアビゲールの部屋に席を移した。

中にいた女中を退出させると、部屋の中は二人きりに。

多少ぎこちない空気が流れた。

命を救われた間柄だったが、初めて会った人のように生ぬるい雰囲気。

ナディアは自分が話せるなら、なぜ自分を呼んだのか尋ねたはずだ。

しかし、口から流れ出るのは息遣いだけなので、静かにアビゲールの言葉を待っている。

アビゲールは手をいじりながら口を開いた。

「驚かずに聞いてほしいです。ナディアちゃん、あなた・・・」

ナディアはじっと瞬きをする。

少しの迷いの後、アビゲールは後を継いだ。

「何か魔法や呪いにかかっていますか?」

ストレートな質問にナディアの肩が震えた。

返事はなかったが、表情が答えを出している。

「その事実をどうやって知ったの?」と尋ねるような表情だ。

その表情を見て、アビゲールは落ち着いて説明を加えた。

「呪いがかかっているか確認する魔道具があります。それで知りました」

「・・・」

ナディアは否定するか迷ったが、すぐに頷く。

このように確信しているのを見ると、否定しても無駄なことだと考えたからだ。

肯定の答えが返ってくると、アビゲールは直ちに二番目の質問を取り出した。

それは最初の質問よりも驚くべき内容。

「ナディアちゃんは人魚姫ですか?」

呪いの有無は魔道具を通じて把握することもできる。

けれど、自分が姫だという事実さえ教えてくれる魔道具があるはずがなかった。

驚きに否定も肯定も流れない。

アビゲールはギュッと握っていた手を差し出す。

彼女の手には領主からの贈り物が会った。

波模様のブローチだ。

「ネックレスにあるこの紋様は、人魚の王家の紋様だと聞きました」

ナディアは服の下に隠されたネックレスを反射的に包み込んだ。

ブローチと同じ紋様が刻まれている。

(この女、鋭いね)

今回も否定できなかった。

ナディアは感嘆し、もう一度頷く。

「文書は書けますか?」

頷くとアビゲールは鉛筆と紙を差し出した。

ナディアは不器用に鉛筆を掴んだ。

まるで小さな棒を持っているかのようで、悪筆が書き下ろされていく。

<私をどうするつもり?>

 



 

ナディアが狙っているのは、やっぱりセイブリアンなのでしょうか?

そして、やっぱり彼女は人魚姫だったのですね。

人魚姫の原作は読んだことがないので分かりませんが、物語はどのように進むのでしょうか?

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