こんにちは、ちゃむです。
「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。
今回は226話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
<鏡よ 鏡 この世で一番美しいのは誰?>
子供服のデザイナーとして生きていた私は過労死ししてしまい、気がつくと童話に入り込んでしまった。
しかも、美しい連れ子に嫉妬し、毒殺して夫に処刑される残忍な悪女になっていた!
可愛くて愛らしい我が娘ブランシュと仲良くなって愛情を注ぎたいのに…。
「君がブランシュの心配をするとは面白いな」
クズみたいな夫がいつも私の邪魔をしてくる!
「私もブランシュの親です。私を疑ったことを謝ってください」
「謝らなかったら?」
「今夜、殿下の寝所へ伺います」
アビゲール・プリドキン:本作の主人公。白雪姫ブランシュの継母。転生前はデザイナーで、ブランシュのことを気に入っている。
ブランシュ・プリドキン:アビゲールの義理の娘。自分を虐げてきたアビゲールの突然の変貌に困惑している。
セイブリアン・プリドキン:ネルゲン王国の国王。ブランシュの父で、アビゲールの夫。
クララ:新人侍女。
ミラード:セイブリアンの側近。
ジェレミー夫人:ブランシュの家庭教師でありシッター。
ストーク:公爵。セイブリアンに側室を迎えるように何度も勧めてくる。
ヴェリテ:真実を告げる鏡。
ミリアム:前王妃。ブランシュを産んで間もなくこの世を去った。
226話 ネタバレ
登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- 愛の価値観
幸いにもナディアは怒りを鎮めた。
彼女はまだカリンの足元を見ている。
「あなたはそんな奇怪なものをよく履けるわね」
ナディアの声には驚きと驚愕が同時に込められていた。
カリンは落ち着いて答える。
「名門家のレディなら当然備えるべき素養ですので」
自分が考えても優雅なセリフだったと満足し、カリンは心の中でナディアを嘲笑う。
たかがハイヒールであんなにタジタジになるなんて。
ナディアは依然として渋い表情だ。
彼女が袖で顔の血を拭き取ると、カリンは野蛮な行動に悲鳴を飲み込む。
「ところで謝るわ、ストーク公爵。私の誤解みたいだから」
「恐縮です」
「だけど、あんなものを履くのは理解できない、プレゼントはありがたく受け取るけど、使うことはなさそうね」
「ええ、大丈夫です、もしこれから不便や必要なものがあれば、いつでもカリンに声をかけてください」
その言葉にナディアはカリンを見つめながら微笑んだ。
海風のように清涼な笑みで。
「これからよろしくね、カリン」
「最善を尽くしておもてなしします」
カリンの顔も明るく咲いていた。
一国の王女だと言われて緊張したが、あの姿を見ると自分が気後れする必要はない。
アビゲールも、あんな女より自分を寵愛するだろう。
彼女はそのような勝利を心の中で隠したままそっと笑った。
「とりあえず下がってちょうだい。カリンは後で呼ぶわね」
「はい、ナディア様」
ナディアの命に二人は部屋を退出する。
水から陸に上がったような気分で、二人は並んで息を吐いた。
「凶暴な女のようだ」
人が行き来しない閑静な廊下に席を移した後、ストーク公爵が口を開く。
彼は娘の方を振り返る。
「とにかく、よく仕えるようにしなさい。王妃様とナディアをピッタリくっつけるように」
カリンはとても嫌だとは言えなかった。
だからといって頷きたくないので、彼女はそれとなく話題を変える。
「ところで、お父様が女性同士の関係を憚らないので驚きました」
それなら自分とアビゲールが結ばれても喜んでくれるのだろうか?
しかし、すぐにストーク公爵が顔を歪めた。
「え?当然気分が悪いに決まっている。女性同士で結婚するなんて、あり得ないことだ」
その露骨な軽蔑に、カリンは表情をコントロールできなかった。
固まったカリンがなんとか口を開く。
「でも、お互いに愛しているなら・・・」
「愛?男に選ばれなかった女がお互いに相棒を探すだけだ。まともな新郎がいるなら、あえて女性と結婚しないだろう?」
「・・・」
父親の舌から流れ出た言葉はまるで刃のようだった。
その反応を全く理解できないわけではない。
でも・・・。
「なんにせよ変なことを言うな。お前は自分の仕事だけを気にするんだ。さあ、ついてきなさい」
「・・・はい、お父様」
公爵は娘の顔に垂れ下がった暗雲をあまり気にせず、足を踏み入れた。
カリンは従順に続く。
いつも履いている靴なのに、今日に限って踵がズキズキした。
自分が振った相手と、どんな顔で接しなければならないのか。
私はベッドにずらりと垂れ下がっていた。
疲れて指一本も動かしたくない。
特に今日大変なことがあったわけではない。
いつものように国政の世話をし、魔法を学び、ブランシュと散歩をして、ナディアと会話をした。
ナディアと一緒にいる間、気力が尽きて乾いたイカになったような気分だった。
彼女とは友達になることにしたが、罪悪感は相変わらずだ。
このようなケースは初めてだったので、さらに大変だった。
私は静かにため息をつく。
正直、告白をされたら幸せだと思っていた。
しかし、ナディアには申し訳ないが、私は大きな喜びを感じていない。
どうしてこんな気持ちになるんだろう。
彼女が私を愛している理由のせいかもしれない。
ベッドサイドの机に置かれた鏡を手に取る。
その中には毎日見る美女がいた。
ナディアは私の外見を見て一目惚れしたと言った。
厳密に言えば、これはアビゲールの顔。
だからその告白は私に向けたものではなく、アビゲールに向けた告白だ。
率直に言って、こんな考えをする自分がもどかしかったりもする。
この顔はもう自分の顔だ。
それにもかかわらず、依然として適応できていない。
はぁ・・・。
ところで、これからナディアにどう接すればいいのだろうか。
平然と接することができればいいのに。
そんなことを考えていると、ドアが開く音が聞こえた。
「ビビ、寝ていなかったのですか?」
セーブルの声が聞こえてきて、私は席から飛び起きる。
彼は少し疲れた様子だが、両目は嬉しそうな色に輝いていた。
「殿下と挨拶はしたくて待っていました」
その言葉にセーブルはじっと微笑んだ。
その表情を見ると私の心に垂れ下がっていた憂鬱も払拭されるような気持ちに。
カリンは完全にアビゲールの虜ですね。
同じ気持ちを持っているので、ナディアもカリンの気持ちに気づくのではないでしょうか?
アビゲールの顔のコンプレックスが再浮上しましたね。
セイブリアンとの会話で癒されてほしいです!