継母だけど娘が可愛すぎる

継母だけど娘が可愛すぎる【230話】ネタバレ




 

こんにちは、ちゃむです。

「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。

今回は230をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【継母だけど娘が可愛すぎる】まとめ こんにちは、ちゃむです。 「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介とな...

 



 

<鏡よ 鏡 この世で一番美しいのは誰?>

子供服のデザイナーとして生きていた私は過労死ししてしまい、気がつくと童話に入り込んでしまった。

しかも、美しい連れ子に嫉妬し、毒殺して夫に処刑される残忍な悪女になっていた!

可愛くて愛らしい我が娘ブランシュと仲良くなって愛情を注ぎたいのに…。

「君がブランシュの心配をするとは面白いな」

クズみたいな夫がいつも私の邪魔をしてくる!

「私もブランシュの親です。私を疑ったことを謝ってください」

「謝らなかったら?」

「今夜、殿下の寝所へ伺います」

アビゲール・プリドキン:本作の主人公。白雪姫ブランシュの継母。転生前はデザイナーで、ブランシュのことを気に入っている。

ブランシュ・プリドキン:アビゲールの義理の娘。自分を虐げてきたアビゲールの突然の変貌に困惑している。

セイブリアン・プリドキン:ネルゲン王国の国王。ブランシュの父で、アビゲールの夫。

クララ:新人侍女。

ミラード:セイブリアンの側近。

ジェレミー夫人:ブランシュの家庭教師でありシッター。

ストーク:公爵。セイブリアンに側室を迎えるように何度も勧めてくる。

ヴェリテ:真実を告げる鏡。

ミリアム:前王妃。ブランシュを産んで間もなくこの世を去った。

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230話 ネタバレ

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登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • 憂鬱なヴェリテ

ヴェリテは夕日を眺めていた。

まだ日が暮れる時間じゃないのに鏡の中は色濃く赤みがちらついている。

それは鏡の目で見た風景の一つ。

東部で見た風景が鏡で再生されていた。

最近、ヴェリテは一人でいるたびに、あの時の風景を繰り返して見ていた。

海、夕焼け、そしてブランシュを。

『ヴェリテ、見えてる?』

夕日に背を向けてブランシュは笑っていた。

その時も今も同様に、ヴェリテはぼんやりとその場面を眺めている。

『綺麗』

『そうだよね?海がすごく綺麗』

あの時、なぜブランシュに海ではなくあなたが綺麗だと言えなかったのだろうか。

ヴェリテは鏡を見つめながら下を見下ろした。

彼の手には四つ葉のクローバーとウサギの草花がいっぱいだ。

ブランシュが見せてくれたものを鏡の中で再現したのだ。

彼はしばらく花を眺めて、手を一度振った。

すると夜空が消え、昨年の建国祭の光景が現れる。

アビゲールと一緒に踊るブランシュ。

この場面を自ら呼び起こすとは思わなかった。

ブランシュは幸せそうな顔で踊っている。

アビゲール、そしてセイブリアンと一緒に。

自分もあの間に入りたかった。

ブランシュと一緒に踊って、遠足に出て、一緒に時間を共有して・・・。

「ヴェリテ、何してるの?」

そうするうちにふとブランシュの声が聞こえてきて、ヴェリテは慌てながら映像を消す。

手に持っていた花もいつの間にか消えていた。

ブランシュが勉強部屋の鏡の前を覗き込んでいる。

ヴェリテは慌てて身だしなみを整えて前に出た。

 



 

「ああ、ブランシュ。来たんだね?ちょうど終わったとこだから」

「私が邪魔したんじゃないよね?」

「もちろん」

ブランシュと共にした過去の記憶も大切だが、このように現在の時間を共に過ごすことがより重要だ。

ヴェリテは鏡の近くに座った。

ブランシュは今日に限って少し落ち込んでいるように見える。

「ブランシュ、どうかしたの?」

「うん。それが・・・、ナディア王女のことで少し悩んでるの」

悩み。

おそらくアビゲールのせいだろう。

ヴェリテは静かにブランシュの顔色を伺って口を開いた。

「何の悩み?ナディア姫が嫌いとか?」

「あ、いや!嫌いなわけじゃないよ。ママとパパを救ってくれたり、人間たちと仲良くなりたがっていたり・・・」

言葉はそうだが、表情は暗い。

ヴェリテはブランシュの言葉を大人しく待った。

「憎んじゃいけないのに、しきりに心配になるの。ナディア王女はママが好きだから、ママが本当に海に行っちゃったらどうしよう・・・」

「大丈夫さ。アビゲールがあなたを置き去りにするわけがないだろ?」

「うん・・・。でもお爺さんが・・・」

ストーク公爵のことか。

ヴェリテの表情が固まると、ブランシュは躊躇うように言った。

「ママがナディア姫と結婚しないと、人魚たちと喧嘩することになるかもしれないって」

ヴェリテは今すぐ駆けつけて、公爵の素敵なヒゲをすべて引き抜きたくなる衝動に駆られた。

私欲のせいでブランシュを不安にさせるなんて。

 



 

そんな中、ブランシュはため息をつきながら言った。

「いっそ私がお嫁に行こうかな?」

「え?」

「私が代わりに結婚すると言ったら、人魚たちと争わなくていいかも・・・」

「絶対ダメ!」

ヴェリテが飛び跳ねる。

その姿はまるで怒ったハリネズミのようだった。

「絶対ダメだよ。絶対にダメ!ブランシュ、どうしてあなたが結婚するの?」

「え、え・・・?」

顔を赤くして興奮している幼い少年の姿にブランシュは戸惑った様子だ。

彼がどうしてあんなに怒るんだろう?

ブランシュが少し縮こまると、ヴェリテもやっと理性を引き締めたように見えた。

「あ、あなたがアトランシアに嫁いだら、アビゲールとセイブリアンが悲しむのは明らかだろ?この前モルッカに嫁ぐと言った時と何が違うの?」

以前はブランシュが結婚すると言った時、同情はしても怒りはしなかった。

しかし、今は我慢できない。

「そして、私も悲しいんだ。ブランシュが私を捨てて行ったら・・・」

「行かないよ!ヴェリテとずっと一緒にいるから!」

ブランシュが申し訳ないように目尻を垂らす。

その姿を見ていると湧き立っていた怒りがそっと冷めた。

「本当だよね?私を放っておいて結婚しないよね?」

「うん、結婚しないよ」

ブランシュが自分だけを信じろというように、拳で小さな胸を叩きつける。

その言葉にヴェリテは機嫌を取り戻し、ニッコリ笑って咳払いした。

「とにかく心配しないで。戦争が起こるはずもないし、アビゲールもきっと断るよ」

熱心になだめると、ブランシュもうなずく。

そうするうちに頬を膨らませた表情を浮かべる。

「お父様がもっと表現すればいいのに。お母様の心が揺れたりしたらどうしよう」

先日、ナディアを邪魔しようと意気投合した父娘だったが、あれ以来セイブリアンは大人しくしていた。

ナディアの愛情攻勢に比べると、父親はやや無愛想に見える。

それがブランシュの大きな悩みだ。

 



 

ヴェリテ・・・。

なんとかして鏡の中から抜け出す方法を見つけてほしいです。

ヴェリテとブランシュの仲がもっと進展することを願っています!

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