継母だけど娘が可愛すぎる

継母だけど娘が可愛すぎる【231話】ネタバレ




 

こんにちは、ちゃむです。

「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。

今回は231をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【継母だけど娘が可愛すぎる】まとめ こんにちは、ちゃむです。 「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介とな...

 



 

<鏡よ 鏡 この世で一番美しいのは誰?>

子供服のデザイナーとして生きていた私は過労死ししてしまい、気がつくと童話に入り込んでしまった。

しかも、美しい連れ子に嫉妬し、毒殺して夫に処刑される残忍な悪女になっていた!

可愛くて愛らしい我が娘ブランシュと仲良くなって愛情を注ぎたいのに…。

「君がブランシュの心配をするとは面白いな」

クズみたいな夫がいつも私の邪魔をしてくる!

「私もブランシュの親です。私を疑ったことを謝ってください」

「謝らなかったら?」

「今夜、殿下の寝所へ伺います」

アビゲール・プリドキン:本作の主人公。白雪姫ブランシュの継母。転生前はデザイナーで、ブランシュのことを気に入っている。

ブランシュ・プリドキン:アビゲールの義理の娘。自分を虐げてきたアビゲールの突然の変貌に困惑している。

セイブリアン・プリドキン:ネルゲン王国の国王。ブランシュの父で、アビゲールの夫。

クララ:新人侍女。

ミラード:セイブリアンの側近。

ジェレミー夫人:ブランシュの家庭教師でありシッター。

ストーク:公爵。セイブリアンに側室を迎えるように何度も勧めてくる。

ヴェリテ:真実を告げる鏡。

ミリアム:前王妃。ブランシュを産んで間もなくこの世を去った。

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231話 ネタバレ

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登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • 憂鬱なセイブリアン

もちろんヴェリテはセイブリアンの気持ちを知っている。

しかし、それを代わりに言ってもいいのだろうか。

彼はしばらく悩んだ末に口を開いた。

「本当に心配なら言ってみるといいよ」

「え?何を?」

「アビゲールにもっと表現してほしいって話。多分、本人も気づいていないと思うから」

自分が言っても黙っているセイブリアンだが、ブランシュの言葉なら少しは効果があるかもしれない。

ブランシュはそれを聞いてすぐに頷く。

そして拳をギュッと握って立ち上がった。

「うん!分かった!私、お父様のところに行ってくる。ヴェリテ、よかったら一緒に来てくれる?」

「もちろん。私はいつも君のそばにいるよ」

ヴェリテの励ましにブランシュは少し緊張が解けたようだ。

 



 

そうしてブランシュが勉強部屋を出て執務室に向かう間、セイブリアンは自分の席に座って落ち着かない表情を浮かべている。

ミラードが何事かと考えていると、セイブリアンがふと口を開いた。

「ミラード」

「はい、殿下」

「黒髪の人が赤髪染めることはできるのか?」

なぜ急に髪を染めるのだろうか?

特に自分の外見にあまり関心を持っていなかった主君なのだが・・・。

「殿下がカラーリングをするのですか?」

「・・・いや、違う」

以前、アビゲールは黒より赤がいいと言った。

彼はその事実を思い出して不安になる。

ナディアの夕日のように濃く赤い髪を、彼女は気にいるのではないだろうか。

彼女の好きな色で髪を染めれば、自分を少しでも見てくれるのではないだろうか?

いいや、そんなことで自分の過ちが許されるはずがない。

昨夜、アビゲールと交わした話を思い出すと、彼は再び目眩がした。

『一度断ったとしても、暴言や物を壊すのは・・・、許せないですね』

どうしても反論できなかった。

すべて正しい言葉だからだ。

自分がウサギの人形を壊した時、彼女が泣いた顔が目に入った。

過去の自分を殺したい。

あれほどアビゲールを冷遇しておいて、今らさ彼女の愛を望むなんて。

しかし、まったく諦めることができなかった。

アビゲールがとても愛らしくて一生を共にしたかったし、少しでももっと触れたかった。

唇にクリームを塗るときもそうだ。

ただ自分の手で塗ればいいものを、あえて彼女に塗ってほしいと言った。

自分で考えても醜悪極まりない。

目を閉じたまま自分の手を受け入れる彼女を見ると、我慢できずキスをするところだった。

セイブリアンは、ミラードの方に首を向ける。

「ミラード。私費からボーナスを出す。すまなかった」

「え?何がでしょうか?」

「後で話す。本当にすまなかった」

昨夜、自分がどのように利用されたのかミラードは知る術がない。

セイブリアンは気の毒で悲しい目で彼を見た。

「何かは分かりませんが、大丈夫です」

「ありがとう」

「ですが賞与はください」

 



 

そのようにミラードが謎のボーナスを受け取ることになった時、侍従が中に入ってきた。

「殿下、ブランシュ王女が謁見を求めています」

「どうぞ」

許可が下りると、ブランシュがそっと顔を出してくる。

「お父様、ミラード卿。お元気でしたか?私が政務を妨害したのではないでしょうか?」

「そんなはずがない。ようこそ」

その言葉にブランシュはニッコリ笑って入ってきた。

セイブリアンは、「目に入れても痛くない」という意味がやっと理解できた気がした。

「お元気でしたか、お姫様。よろしければ、おやつでも召し上がりますか?」

ミラードがポケットから何かを取り出す。

キャンディーが入った小さな袋だ。

「わあ、ありがとうございます。ミラード卿」

ブランシュは明るく笑いながらキャンディーを受け取る。

セイブリアンは、あらかじめおやつを用意していなかった自分を叱責しながら口を開いた。

「ところで何の用事で来たんだ、ブランシュ?」

「あっ、それが・・・、お父様にお願いしたいことがありまして。ミラード卿、申し訳ありませんが・・・」

ブランシュが申し訳なさそうにミラードを見上げると、彼はニッコリ笑った。

「殿下、私はちょっと失礼します。必要でしたらお呼びください」

ミラードと侍従が外に出ると、セイブリアンはブランシュを連れてソファに向かう。

ブランシュは机の上の鏡の視線を向けた。

「あ、それとヴェリテも一緒です」

鏡にはいつの間にかヴェリテの姿が。

まるで心強い応援軍のように。

「それで、何をお願いしに来たのかな?言ってみなさい、ブランシュ」

「お父様はお母様を愛していますよね?」

突然の奇襲質問にセイブリアンの心臓がドキドキする。

彼は質問の意図を推し量ろうとして口を開いた。

「・・・愛している?ところで、なぜそんなことを聞くんだ?」

「それは・・・、お父様がお母様にあまりアピールしないからです」

気持ちとしてはすぐにそうしたい。

彼女を抱きしめて愛していると、吐き出す息のたびに告白したかった。

しかし、そうすることはできない。

どうして彼女に愛していると言えるだろうか。

 



 

ブランシュには頑張ってほしいですね!

このままセイブリアンが勇気を出さなければ、二人の関係はずっと進まないでしょう。

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