継母だけど娘が可愛すぎる

継母だけど娘が可愛すぎる【236話】ネタバレ




 

こんにちは、ちゃむです。

「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。

今回は236をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【継母だけど娘が可愛すぎる】まとめ こんにちは、ちゃむです。 「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介とな...

 



 

<鏡よ 鏡 この世で一番美しいのは誰?>

子供服のデザイナーとして生きていた私は過労死ししてしまい、気がつくと童話に入り込んでしまった。

しかも、美しい連れ子に嫉妬し、毒殺して夫に処刑される残忍な悪女になっていた!

可愛くて愛らしい我が娘ブランシュと仲良くなって愛情を注ぎたいのに…。

「君がブランシュの心配をするとは面白いな」

クズみたいな夫がいつも私の邪魔をしてくる!

「私もブランシュの親です。私を疑ったことを謝ってください」

「謝らなかったら?」

「今夜、殿下の寝所へ伺います」

アビゲール・プリドキン:本作の主人公。白雪姫ブランシュの継母。転生前はデザイナーで、ブランシュのことを気に入っている。

ブランシュ・プリドキン:アビゲールの義理の娘。自分を虐げてきたアビゲールの突然の変貌に困惑している。

セイブリアン・プリドキン:ネルゲン王国の国王。ブランシュの父で、アビゲールの夫。

クララ:新人侍女。

ミラード:セイブリアンの側近。

ジェレミー夫人:ブランシュの家庭教師でありシッター。

ストーク:公爵。セイブリアンに側室を迎えるように何度も勧めてくる。

ヴェリテ:真実を告げる鏡。

ミリアム:前王妃。ブランシュを産んで間もなくこの世を去った。

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236話 ネタバレ

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登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • 夫婦以上恋人未満

真夏の日差しが両目を刺すようで、私は固まってしまった。

愛。

愛しているって?セーブルが私を?

頭がまともに回らない。

愛という単語に他の意味があるのではないかと思ったが、私の耳がおかしいのかと疑った。

他の人でもないセーブルが私を愛しているなんて、そんなはずがない。

彼に片想いしながらも、妄想でさえそんな考えをしたことがなかった。

しかし、否定するにはあの目つきがあまりにも鮮明だ。

彼は私が誤読する機会さえ与えなかった。

この前遭難した時、

彼を抱きしめていた時。

私を失った自分の人生を考えてほしいと言っていた彼の声が浮かんだ。

彼の愛をあえて否定することはできなかった。

あの目つきを見ても彼の愛が嘘だとは言えなかった。

変な気分だ。

私の愛する人が、私を愛していると言っているなんて。

「と、とりあえず起きてください」

どうして罪を犯した人のように座っているの?

手を差し出すと、セーブルは躊躇いながら私の手を握って立ち上がった。

どれほど緊張したのか、彼の手は極寒に耐えた銅像のように冷たくなっている。

何も言えなかった。

ナディアに告白された時とは比べ物にならない重圧感の中で何とか口を開く。

「・・・ありがとうございます、殿下。私をそんなに大事にしてくれているとは思いませんでした」

本当だった。

彼がそんなに私のことを想っているとは知らなかったのだ。

彼の好感は、ただ友情化親愛だと思っていたから。

セーブルの顔にかかっていた暗雲が少し晴れたように見える。

「私はそもそもナディア王女についていく気がありませんでした。だから安心してください。でも・・・」

ナディアは私に愛を告白したが、厳密に言えば私に向けられていない。

セーブルも同じじゃないだろうか?

この仮面じゃなかったら私は告白してもらえただろうか?

この仮面が私のものであるかのように知らないふりをして彼の愛を完全に受けることができればいいだろう。

けれど、そうすることはできなかった。

断らなければならない。

ごめんなさいって。

私たち、今までのように過ごしましょうって。

 



 

そう言おうとした矢先。

「今まで私がしてきた過ちがあるから私を信じ難いでしょう」

深い悔恨だけが感じられる声。

セーブルは私の手を握りしめたまま話し続けた。

「後悔しています。断られても仕方がないことです。許せないことは十分に理解しています」

彼は罪を告げる大罪人のように見えた。

あれほど堂々として強く見えた人が、このように弱い姿を見せるとは思わなかった。

「アビゲール、あなたが私を愛していなくても、私はあなたの幸せのために生きていきます。だから、私を断っても大丈夫です。ただ・・・」

私と向かい合って彼は頭を下げる。

水気の混じった声が辛うじて聞こえてきた。

「それでもただ一度だけ、お願いだから一度だけ・・・。私にチャンスをいただけませんか?」

セーブルの声が、手がとめどなく震えている。

私が猛獣でもあるかのように目も合わせられないまま、ただ怖がっているように見えた。

その様子を見るとどうしても断れなかった。

しかし、受け入れらないことだ。

私はしばらく躊躇った後、彼の手を力強く握る。

「・・・いいですよ」

するとセーブルがそっと顔を上げた。

泣きべそになった顔が見慣れないながらも、ただ可愛い。

「代わりに少しだけ時間をください。まだちょっと・・・、慣れていないので。だから・・・」

私はまだあなたを、そして自分を信じられない。

だけど信じたい。

私が愛されるに値する人だという事実を信じたい。

「私たち、結婚を前提にお付き合いしましょう」

 



 

「・・・」

「・・・」

「ビビ、私たちはすでに結婚しています」

「そ、そうでしたね」

「離婚しようということですか?」

「絶対に違います!私には殿下しかいません!」

セーブルはその言葉に安堵しながらも不思議がっていた。

ああ、何て言えばいいんだろう。

「だから!夫婦以上恋人未満のような仲で過ごそうということです!」

「・・・」

「と、とにかく。一旦猶予状態でよければ、付き合ってみましょう」

そう告げると、ぼんやりしていたセーブルが私をギュッと抱きしめた。

「セ、セーブル?」

「ありがとう、ビビ。本当にありがとうございます」

なんでありがとう?

しかし、彼があまりにも感激した様子で、どうしても聞くことができなかった。

「愛しています、ビビ。本当に・・・、本当に愛しています」

そう繰り返すセーブルはあまりにも可愛らしかった。

私はゆっくりと彼の背中を叩く。

「ありがとう、セーブル。私を愛してくれて」

まだ信じられなかった。

彼が私を愛したという事実も、私でさえ私を愛することができないのに。

それでも信じてみることにした。

セーブルが愛する人が私だということを。

私が愛されるに値する人だということを。

以前だったらそんな日は来ないと思っただろうが、今は信じてみることにした。

いつかは私も私を愛することができるだろう。

その日がいつかは分からなくても早く来てほしい。

セーブルに絶えず愛していると言ってあげられるように。

 



 

夫婦以上恋人未満という新しいワードが生まれましたね。

セーブルの告白を受け入れたアビゲール。

ここからの二人の関係に注目です!

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