継母だけど娘が可愛すぎる

継母だけど娘が可愛すぎる【108話】ネタバレ




 

こんにちは、ちゃむです。

「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。

今回は108をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【継母だけど娘が可愛すぎる】まとめ こんにちは、ちゃむです。 「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介とな...

 



 

<鏡よ 鏡 この世で一番美しいのは誰?>

子供服のデザイナーとして生きていた私は過労死ししてしまい、気がつくと童話に入り込んでしまった。

しかも、美しい連れ子に嫉妬し、毒殺して夫に処刑される残忍な悪女になっていた!

可愛くて愛らしい我が娘ブランシュと仲良くなって愛情を注ぎたいのに…。

「君がブランシュの心配をするとは面白いな」

クズみたいな夫がいつも私の邪魔をしてくる!

「私もブランシュの親です。私を疑ったことを謝ってください」

「謝らなかったら?」

「今夜、殿下の寝所へ伺います」

アビゲール・プリドキン:本作の主人公。白雪姫ブランシュの継母。転生前はデザイナーで、ブランシュのことを気に入っている。

ブランシュ・プリドキン:アビゲールの義理の娘。自分を虐げてきたアビゲールの突然の変貌に困惑している。

セイブリアン・プリドキン:ネルゲン王国の国王。ブランシュの父で、アビゲールの夫。

クララ:新人侍女。

ミラード:セイブリアンの側近。

ジェレミー夫人:ブランシュの家庭教師でありシッター。

ストーク:公爵。セイブリアンに側室を迎えるように何度も勧めてくる。

ヴェリテ:真実を告げる鏡。

ミリアム:前王妃。ブランシュを産んで間もなくこの世を去った。

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108話 ネタバレ

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登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • 優しさと強さ

「私はブランシュが優しくて強い子に育つことが出来ると信じています」

アビゲールの話を聞いて、セイブリアンはいつかブランシュが自分を訪ねてきた日を思い出した。

恐怖を我慢してアビゲールに謝ってほしいと要請した日を。

その時のブランシュは心優しく、強靭だった。

セイブリアンはしばらく黙り込み、ただ静かにブランシュを見下ろす。

アビゲールの言葉通り、優しさと強さは両立できる概念なのだろうか。

「少し考えてみないといけませんね」

セイブリアンはそうしか言えなかった。

アビゲールは少し残念な様子を見せたが、それでも彼を叱ることはない。

いつかは彼も理解してくれるだろう。

セイブリアンはどんどん変わっているのだから。

ブランシュと食事を一度もしなかった人が、今は娘を私のそばに寝かせていることだけを見ても分かる。

アビゲールは、彼の眠っている優しさを信じていた。

いつか彼が苦痛の方法ではなく、愛の方法でブランシュに接してくれることを。

 



 

濁り一つない空。

フレンチスカイブルーという色の名前がぴったりの高くて澄んだ冬空。

風も吹かず雲もなく、寒い天気だが耐え難いほどではなかった。

散歩にちょうどいい天気。

遠くのブランシュが寒いことも知らずに木下にうずくまっているのが見えた。

彼女は庭の片隅に集まっているウサギたちを見るのに夢中だったようだ。

「お母様!ウサギがいっぱいで、とても可愛いです!」

ブランシュは楽しくて仕方がないようだ。

10匹ぐらいのウサギたちが集まっているのが可愛い。

でも知ってる、ブランシュ?

あなたがウサギよりもっと可愛いという事実を!

先日新しく作ってあげたドレスがよく似合っていて、さらに可愛らしいわ!

白いベルベットと毛皮で作ったドレスはふんわりとしていた。

風邪を引かないようにフード付きの短いマントも作っておいたが、いい選択のようだ。

まるで雪の妖精みたいよ、ブランシュ。

それにウサギたちまで集まっているから、彼女がさらに妖精のように見えるわ!

「あはは、くすぐったい。お母様も早く来てください!」

ウサギたちはブランシュの手に熱心に擦り寄っている。

ところでウサギたちも不思議よね。

人が近づくと逃げるのに、ブランシュを怖がらないのだから。

童話の中で、動物たちがお姫様に従う場面が思い浮かぶ。

お姫様効果かもしれない。

じゃあ私もその恩恵を受けてみようか!

静かにブランシュのそばに近づく。

ブランシュが与えた干し草を熱心に食べていたウサギが頭を上げて私を眺めた。

空中で鋭く視線が合う。

そして短い静寂が。

突然感電でもしたかのようにウサギたちが空中に飛び上がった。

え、何だろうか?

1匹を皮切りに他のウサギたちも私を見てひっくり返って飛び上がり大騒ぎする。

まるで虎でも見たかのように・・・。

 



 

いつの間にかウサギたちが逃げてしまった。

えっと・・・、酷すぎない?

人に続いてウサギまで差別をするなんて・・・。

「お母様、あちらを」

しばらく落胆していると、ブランシュが用心深く私を呼んだ。

そして、目で下を指す。

お?まだウサギが残ってたわ。

ブランシュが白ウサギを抱いていた。

この子は怖がりじゃないウサギかな?

いいや、よく見ると驚きすぎて固まってしまったようだ。

「ここにニンジンがあります。ウサギにあげたら喜ぶと思います!」

ブランシュが持っていたニンジンを私に手渡す。

躊躇いながらニンジンを受け取った。

うーん、食べてもらえると嬉しいんだけど。

そっとウサギの口元にニンジンを当ててみる。

ウサギはしばらく警戒して、こっそりニンジンを咥えた。

モグモグと、口が一生懸命動いている。

わぁ、食べてる!

「抱きしめてみますか?」

「え?」

「こうやってお尻を支えたら楽だと思います」

ブランシュは慎重に私の胸にウサギを抱かせて、私は中途半端な姿勢でウサギを受け取る。

「手でここを支えて、耳は握ると痛がるので、あ、もう大丈夫ですよ!」

ブランシュの助けで、私はウサギの抱っこに成功した。

下を見下ろすと、ウサギはこの上なくリラックスした姿勢でニンジンを食べていた。

わぁ・・・、なんか感動する・・・。

「お母様の懐が気に入ったみたいですね」

ブランシュはそう言ってニコニコ笑った。

くぅ、この子は本当に天から降ってきた天使じゃないのかな!?

「ブランシュのおかげでウサギと仲良くなれました。ですが、あまり抱いているのも申し訳ないので」

静かにウサギを降ろす。

ウサギはしばらく私を見て、すぐに茂みに走っていった。

「私たちもそろそろ入りましょうか?ブランシュの頬が凍ってしまうわ」

 



 

ブランシュなら優しくて強い王になれるはず!

セイブリアンが理解する日も遠くないのではないでしょうか?

ブランシュとアビゲールの交流が幸せ過ぎます。

ウサギたちが一斉に逃げ出すのは面白かったですが(笑)

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