継母だけど娘が可愛すぎる

継母だけど娘が可愛すぎる【113話】ネタバレ




 

こんにちは、ちゃむです。

「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。

今回は113をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【継母だけど娘が可愛すぎる】まとめ こんにちは、ちゃむです。 「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介とな...

 



 

<鏡よ 鏡 この世で一番美しいのは誰?>

子供服のデザイナーとして生きていた私は過労死ししてしまい、気がつくと童話に入り込んでしまった。

しかも、美しい連れ子に嫉妬し、毒殺して夫に処刑される残忍な悪女になっていた!

可愛くて愛らしい我が娘ブランシュと仲良くなって愛情を注ぎたいのに…。

「君がブランシュの心配をするとは面白いな」

クズみたいな夫がいつも私の邪魔をしてくる!

「私もブランシュの親です。私を疑ったことを謝ってください」

「謝らなかったら?」

「今夜、殿下の寝所へ伺います」

アビゲール・プリドキン:本作の主人公。白雪姫ブランシュの継母。転生前はデザイナーで、ブランシュのことを気に入っている。

ブランシュ・プリドキン:アビゲールの義理の娘。自分を虐げてきたアビゲールの突然の変貌に困惑している。

セイブリアン・プリドキン:ネルゲン王国の国王。ブランシュの父で、アビゲールの夫。

クララ:新人侍女。

ミラード:セイブリアンの側近。

ジェレミー夫人:ブランシュの家庭教師でありシッター。

ストーク:公爵。セイブリアンに側室を迎えるように何度も勧めてくる。

ヴェリテ:真実を告げる鏡。

ミリアム:前王妃。ブランシュを産んで間もなくこの世を去った。

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113話 ネタバレ

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登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • 暗い森の奥深く

セイブリアンがもう少し愚かだったら良かったのに。

幼い頃は病弱だったので内心期待したが。

ブランシュが生まれてから、セイブリアンは別人になったように思える。

大妃はそれが非常に残念だった。

「ブランシュが心配してくれるから、すぐに治ると思うわ。ありがとう、坊や」

「早く治りますように」

大妃はそっと微笑んだ。

茂みのように枯れた微笑。

その茂みの中には毒蛇が隠れていたが、子供は気づかなかった。

「そうだね。ブランシュが結婚するまでは元気に暮らさないと」

そう言って、大妃は茶碗を持つ。

そうするうちに、ふと何かを思い出したかのように話し始める。

「ブランシュ、東部の話は聞いた?」

「東部・・・?あ、もしかして人魚の話でしょうか?」

「そうね。私の住む辺境にも東部の消息が聞こえてきたけど、本当に残念だったわ」

切なさが滲み出る声は美声だった。

ブランシュは真剣な顔をして耳を傾ける。

「気の毒な話が本当にたくさん聞こえてきたわ。人魚のせいで恋人を失い、家族を失い、そのように苦しむ人々が一人や二人ではないわ・・・」

人が死んでも自分には関係ない。

ましてや、死んでいく者たちは平民なのだから。

本心とは裏腹に大妃の表情はとても切ない。

「人魚たちをどうにかしなければならないのに、私の力だけではどうにもできなくて心が本当に痛いわ・・・」

深いため息が漏れた。

病人がため息をつくと雰囲気が暗くなる。

そんな中で、ブランシュが小さく呟いた。

「その人たちを助けることができれば良いのに・・・」

その言葉に大妃は驚いた表情を浮かべ、そして口を開く。

「ブランシュ、あなたは本当に心優しいのね。ブランシュが手伝ってくれれば、その人たちを救うことができるわ」

 



 

「私がですか?」

「私の故郷モルッカは島国で、人魚たちの最も恐ろしい敵だそうなの」

ハッキリとした声にブランシュは少しずつ夢中になる。

まるで不思議な風景に導かれ、暗い森の奥深くに向かうように。

「モルッカとネルゲンが縁を結べば、セイブリアンがあえて乗り出さなくても、東部の平和は守られるでしょう。そのためには・・・」

大妃が強引に本宮に来たのは2つの理由から。

一つはセイブリアンを説得し、死ぬ日まで本宮で生きるため。

「おばあちゃんの甥で王子がいるのだけど、本当に人柄が良く容貌も秀麗な子なのよ。その人と結婚するのはどうかしら?」

もう一つの理由は、モルッカ王国とブランシュの結婚を締結するため。

ブランシュがモルッカと結婚すれば、大妃としては大きな利益になるはずなのだから。

「け、結婚ですか?」

「そうよ。ブランシュと王子は本当にお似合いだと思うの。一度会ってみたらどうかしら?」

 



 

ブランシュは困惑しているようだった。

大妃はその姿に内心ほくそ笑む。

こんなに簡単に藁のように揺れるのを見ると、希望が見えてきた。

セイブリアンはすでに自分の元を離れている。

それがとても残念だが、それでも代わりの人形がいて良かったと。

「あなたが結婚すれば、東部の人々も安心できるはずよ。セイブリアンも喜ぶだろうし」

子供は躊躇っている様子だった。

大妃は慎重にブランシュの肩を包み、優しく囁く。

「この国の王女として、あなたの義務を果たさなければならないのでは?」

義務。

それは、昔セイブリアンに告げた言葉でもあった。

彼がこれ以上ミリアムと同寝したくないと言った時、その時もこのように話した。

「この国の王として、あなたの義務を果たしなさい」と。

その言葉にセイブリアンの青い瞳が強風を巻き起こしながら震えているのを大妃は見た。

そしてまた、今ブランシュの瞳にもそれと同じ風が吹いている。

「義務・・・」

その言葉は、まるで呪いのよう。

義務というより、その単語が与える重さ。

ブランシュがもう少し幼かったら理解できなかった重さ。

普通の子供なら今でも軽く聞き流したはず。

しかし不幸にもブランシュはあまりにも鋭敏だった。

まるで過去のセイブリアンがそうだったように。

「ブランシュ、あなたはもう大人よ。甘える年は過ぎたの。何よりもあなたの国と民を考えなければならないわ」

その言葉にブランシュはビクビクする。

以前、アビゲールに結婚したくないと甘えていたことを思い出した。

自分の立場は自覚している。

まだ幼いけれど、この国のために生きていかなければならないという事を。

それが王の娘として生まれた者の宿命だということを。

子供らしくない静けさに、大妃は満足げに笑った。

彼女はブランシュの髪に軽くキスをする。

「あなたの義務を果たしなさい、坊や」

そして、人差し指を自身の唇の中央にそっと近づけた。

「これはあなたと私、二人だけの秘密よ。分かった?」

 



 

大妃はセイブリアンの時と同じようにブランシュを引き入れようとしていますね。

王族の義務としては当然のことなのかもしれませんが、ブランシュには嫁いで欲しくないです!

大妃の言葉も信用できません・・・。

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