継母だけど娘が可愛すぎる

継母だけど娘が可愛すぎる【114話】ネタバレ




 

こんにちは、ちゃむです。

「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。

今回は114をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【継母だけど娘が可愛すぎる】まとめ こんにちは、ちゃむです。 「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介とな...

 



 

<鏡よ 鏡 この世で一番美しいのは誰?>

子供服のデザイナーとして生きていた私は過労死ししてしまい、気がつくと童話に入り込んでしまった。

しかも、美しい連れ子に嫉妬し、毒殺して夫に処刑される残忍な悪女になっていた!

可愛くて愛らしい我が娘ブランシュと仲良くなって愛情を注ぎたいのに…。

「君がブランシュの心配をするとは面白いな」

クズみたいな夫がいつも私の邪魔をしてくる!

「私もブランシュの親です。私を疑ったことを謝ってください」

「謝らなかったら?」

「今夜、殿下の寝所へ伺います」

アビゲール・プリドキン:本作の主人公。白雪姫ブランシュの継母。転生前はデザイナーで、ブランシュのことを気に入っている。

ブランシュ・プリドキン:アビゲールの義理の娘。自分を虐げてきたアビゲールの突然の変貌に困惑している。

セイブリアン・プリドキン:ネルゲン王国の国王。ブランシュの父で、アビゲールの夫。

クララ:新人侍女。

ミラード:セイブリアンの側近。

ジェレミー夫人:ブランシュの家庭教師でありシッター。

ストーク:公爵。セイブリアンに側室を迎えるように何度も勧めてくる。

ヴェリテ:真実を告げる鏡。

ミリアム:前王妃。ブランシュを産んで間もなくこの世を去った。

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114話 ネタバレ

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登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • 11歳のお姫様

「ああ・・・、ブランシュは大丈夫かしら?」

「じっと座っていなさい」

「じっとしていられないわ!やっぱりブランシュについていくべきだったかな?」

私は故障した人形のように部屋の中をぐるぐる回っていた。

言いようの無い不安感。

「大妃がブランシュと何の話をしているのか聞けたらいいのだけど・・・」

「ごめん。別館までは私も確認できない」

今日、ブランシュは大妃に呼ばれて別宮に向かった。

私も一緒に行きたかったが、大妃は私を招待しなかったのだ。

ブランシュに害を与えたりはしないと思うけど・・・。

ため息をつく。

セイブリアンから話を聞いてみると、「大妃は以前とは大きく変わっていないようだ」と言われた。

それならば、大妃がブランシュを呼んだのも単に談笑を交わすためだけではないだろう。

ため息をついて時計を眺める。

ブランシュが別宮に行って3時間。

終わったら、すぐ私の元に来てほしいと伝えてある。

「ブランシュが本宮に入ったよ」

ヴェリテが教えてくれた。

気持ちとしては駆けつけたかったが、焦りを見せては行けないわ。

私は落ち着いてノーマとクララに茶菓を頼んだ。

 



 

しばらく待つと、すぐにノックの音が聞こえてきた。

「お母様、失礼してもいいですか?」

「はい、もちろんです。どうぞ、ブランシュ」

許可が下りるとドアが開き、ブランシュが入ってくる。

幸いにも、ブランシュは私を見るや否やニッコリと笑った。

「大妃様とはお会いできましたか?」

「はい」

普段のブランシュとほぼ同じ。

笑顔も、礼儀正しい口調も。

だけどなぜだろうか・・・、少し壁が感じられる。

「寒かったでしょう?温かい物を飲みませんか?」

「はい、ありがとうございます」

別宮は近いが、冬の日に外出したのだ。

かなり寒かったと思うから、私は温かいココアを一杯注ぐ。

「砂糖はスプーン何杯入れましょうか?スプーン2杯?マシュマロも入れますよね?」

「あ、砂糖とマシュマロは・・・」

ブランシュはしばらく悩んだ末に口を開く。

「入れなくても大丈夫です」

え?

砂糖を入れないの?

一体どういうこと?

「何かあったのですか?」

「いいえ、ただ私も・・・、大人っぽくならないといけないと思って」

そう言ってブランシュは照れ臭そうに笑う。

そして砂糖を少しも入れていないココアを飲んだ。

ブランシュがココアに砂糖とマシュマロを入れないなんて・・・。

あんなに甘いものが好きだったはずなのに。

私は大きな衝撃を受けていた。

その間、ブランシュがココアを飲む音だけが聞こえてくる。

いやいや、しっかりしろ私。

絶対に何かあったに違いない。

「大妃殿下とはどんな話をしたのですか?」

「えっと・・・。王室の歴史だとか、そういうことを教えてくれました」

昔から感じていたが、ブランシュは我慢するのは上手でも嘘はつけない子供だ。

彼女がこっそり返事を避けているのが感じられた。

 



 

「あの、お母様。申し上げたいことがあるのですが・・・」

「はい!何ですか?何でも言ってください!」

ブランシュと大妃が何の話をしたのか。

それが気になって胸が張り裂けそうだった。

「私は今、お父様とお母様と一緒に寝ているじゃないですか」

「ええ」

なぜか不吉な予感がする。

ブランシュは躊躇いながら目を瞑って言った。

「私、今日から一人で寝ます!」

「・・・え?」

どうして急に一人で寝るって言うの?

大妃かな?

大妃が問題なのかな?

「ブランシュ、一体どうしたというのですか?」

「私はもう子供じゃないですから」

11歳のお姫様がそっと微笑んだ。

その年には似合わない微笑みで、いきなり大人になってしまったような。

ブランシュはゆっくりと話し続けた。

「あの、それから・・・。いいえ、何でもありません」

ブランシュは言葉尻を曇らせながら席を立つ。

ココアはまだ半分以上残っていた。

「それでは今日からは一人で寝ます。お母様、いい夜をお過ごしください」

ペコっと挨拶をした後、ブランシュは私の部屋を離れる。

か細い後ろ姿から分からない敵意が感じられた。

 



 

案の定、ブランシュはアビゲールたちから離れようとしています。

大妃の言葉に苦しんでいるブランシュ。

このままでは本当に自ら婚約すると申し出てしまうのではないでしょうか?

アビゲールとセイブリアンは、ブランシュの苦悩に気付けるのでしょうか?

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