継母だけど娘が可愛すぎる

継母だけど娘が可愛すぎる【23話】ネタバレ




 

こんにちは、ちゃむです。

「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。

今回は23をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【継母だけど娘が可愛すぎる】まとめ こんにちは、ちゃむです。 「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介とな...

 



 

<鏡よ 鏡 この世で一番美しいのは誰?>

子供服のデザイナーとして生きていた私は過労死ししてしまい、気がつくと童話に入り込んでしまった。

しかも、美しい連れ子に嫉妬し、毒殺して夫に処刑される残忍な悪女になっていた!

可愛くて愛らしい我が娘ブランシュと仲良くなって愛情を注ぎたいのに…。

「君がブランシュの心配をするとは面白いな」

クズみたいな夫がいつも私の邪魔をしてくる!

「私もブランシュの親です。私を疑ったことを謝ってください」

「謝らなかったら?」

「今夜、殿下の寝所へ伺います」

アビゲール・プリドキン:本作の主人公。白雪姫ブランシュの継母。転生前はデザイナーで、ブランシュのことを気に入っている。

ブランシュ・プリドキン:アビゲールの義理の娘。自分を虐げてきたアビゲールの突然の変貌に困惑している。

セイブリアン・プリドキン:ネルゲン王国の国王。ブランシュの父で、アビゲールの夫。

クララ:新人侍女。

ミラード:セイブリアンの側近。

ジェレミー夫人:ブランシュの家庭教師でありシッター。

ストーク:公爵。セイブリアンに側室を迎えるように何度も勧めてくる。

ヴェリテ:真実を告げる鏡。

ミリアム:前王妃。ブランシュを産んで間もなくこの世を去った。

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23話 ネタバレ

継母だけど娘が可愛すぎる【22話】ネタバレ こんにちは、ちゃむです。 「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。 今回は22話をまとめました...

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • ナッツマック

状況はさらに悪化していた。

苦痛で顔が急に歪んだのだ。

「王妃様、大丈夫ですか?」

「・・・」

まずは王妃様を寝かせようと考えた主治医の診察の途中で、アビゲールが席から飛び起きた。

深刻な目眩と吐き気が押し寄せてきたのだ。

「私、戻ります」

今は、ベッドに戻りたいという気持ちだけが押し寄せてきた。

視界がおかしかった。

王宮の廊下が赤く、火に溶けた人形のように全てが歪んでいる。

怖い。

逃げたい。

数歩歩いた瞬間、目の前が真っ暗に。

自分が床に倒れていることに彼女は気づかなかった。

目眩、痛み、息苦しさ。

意識がだんだん薄れていく。

自分の激しい呼吸音以外に、誰かの声が聞こえてくる。

「アビゲール!」

これは、誰の声なのだろうか?

誰がこんなに切羽詰まって自分の名前を呼んでいるのだろうか?

目を開いて確認したかったが、無理だった。

彼女の意識が途切れる。

 



 

「・・・ではないということだな?」

「はい。王妃様はすぐに回復されるでしょう」

割れるような頭痛の中で、誰かの声が聞こえてきた。

(ここはどこ?)

周りを見回すと・・・、自分の部屋のようだ。

(なんでここに?)

まるで安酒を飲み干した後のような酷い二日酔いの感覚。

お酒を飲んだっけ?

いや、違う。

私は間違いなくブランシュとセイブリアンと食事をしていた。

そして・・・。

私は自分の行動を思い出す。

「アビゲール、気が付いたのか?」

彼の頬を軽く?撫でたのを思い出した。

国王殿下の頬を弄ぶなんて!

これは最悪、死刑なのでは?

それとも追放?

「あの、殿下、申し訳ありません・・・!」

「そのまま横になっていてください」

私が起きあがろうとしたら、セイブリアンがそれを止める。

しくしく・・・、永遠に寝かせてやるという意味なのね。

注意深く彼の顔色を窺うと、怒ってはいないようだ。

不安な目で見ていると、セイブリアンがため息をつく。

「正気ではないことは分かっていたので、心配しないでください。いくらあなたでも、あんなことを正気で言うはずがないのだから」

「殿下、申し訳ありません。私がどうしてああなったのか、私にもよく・・・」

「食べ物に問題があったのです」

キョトンとしていると、セイブリアンの隣にいた主治医が近づいてきた。

「確認してみると、王妃様が召し上がった料理にはたくさんのナッツマックが入っていたのです」

「ナッツマック?それは普通の香辛料ではないのですか?」

「はい。普通はそうなのですが、飲みすぎると副作用が起こります。目眩、興奮、微弱な幸福感、幻覚、うわごとなどの症状が起こります」

すべて私が経験した症状。

安堵している私と違って、セイブリアンの表情は強張っている。

「料理長のミスだったようです。彼は一週間後に処罰することにしました」

「・・・処罰と言うと?」

「王族の身辺に危害を加えた者は一般的には死刑です。間違いや故意の如何を問わず」

「死刑は酷すぎます!・・・他の処罰では駄目なのですか?」

「あなたに害を与えた人なのに?」

「その方がわざとしたわけでもないと思いますし・・・。結論的には私は無事ではないですか?気持ちを変えてください、殿下」

こんなことで人を死なせてしまうわけにはいかない。

「・・・分かりました」

意外にも彼が受諾してくれて良かった。

 



 

「処分は後回しにしておきましょう。ところで、ブランシュがあなたに会いたがっていたのですが、入れましょうか?」

うなずくと、セイブリアンが侍女を呼んだ。

そして間もなくしてブランシュが部屋に入ってくる。

彼女の表情は心配でいっぱいだった。

そっとベッドに近寄り、ブランシュは私の手を握りしめて泣きそうな顔で口を開く。

「アビゲール様、大丈夫でしょうか?痛みはありませんか?」

そんな表情をしないで、ブランシュ。

ただの二日酔いのようなものなのに、そこまで悲しんでくれるなんて。

「痛くないわ。ブランシュ姫の前でも恥ずかしい姿を見せてしまいましたね」

「私は大丈夫です。本当に大丈夫です」

彼女は私の手をぎゅっと握ってくれた。

 



 

アビゲールが無事で良かったです。

それにしても、ジェレミー夫人はそんな危険なものをブランシュに食べさせようとしたのですね。

必ず彼女に鉄槌を下してほしいです!

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