継母だけど娘が可愛すぎる

継母だけど娘が可愛すぎる【52話】ネタバレ




 

こんにちは、ちゃむです。

「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。

今回は52をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【継母だけど娘が可愛すぎる】まとめ こんにちは、ちゃむです。 「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介とな...

 



 

<鏡よ 鏡 この世で一番美しいのは誰?>

子供服のデザイナーとして生きていた私は過労死ししてしまい、気がつくと童話に入り込んでしまった。

しかも、美しい連れ子に嫉妬し、毒殺して夫に処刑される残忍な悪女になっていた!

可愛くて愛らしい我が娘ブランシュと仲良くなって愛情を注ぎたいのに…。

「君がブランシュの心配をするとは面白いな」

クズみたいな夫がいつも私の邪魔をしてくる!

「私もブランシュの親です。私を疑ったことを謝ってください」

「謝らなかったら?」

「今夜、殿下の寝所へ伺います」

アビゲール・プリドキン:本作の主人公。白雪姫ブランシュの継母。転生前はデザイナーで、ブランシュのことを気に入っている。

ブランシュ・プリドキン:アビゲールの義理の娘。自分を虐げてきたアビゲールの突然の変貌に困惑している。

セイブリアン・プリドキン:ネルゲン王国の国王。ブランシュの父で、アビゲールの夫。

クララ:新人侍女。

ミラード:セイブリアンの側近。

ジェレミー夫人:ブランシュの家庭教師でありシッター。

ストーク:公爵。セイブリアンに側室を迎えるように何度も勧めてくる。

ヴェリテ:真実を告げる鏡。

ミリアム:前王妃。ブランシュを産んで間もなくこの世を去った。

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52話 ネタバレ

継母だけど娘が可愛すぎる【51話】ネタバレ こんにちは、ちゃむです。 「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。 今回は51話をまとめました...

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • 手の温もり

数時間前のことが昔の思い出のように感じられる。

私たちを見て驚きを禁じえない人々の顔も面白かった。

ストーク公爵なんて、衝撃を受けて倒れる寸前だったのだから。

「楽しい建国祭でした」

「楽しい・・・?」

もしかして、セイブリアンは楽しくなかったのだろうか?

「えーと、あのう、すみません。私は殿下と踊るのが楽しかったので・・・」

「アビゲール、どうして謝るのですか?」

「伝える楽しさではなかったはずですが、私はただ陽気になったものですから」

私の答えにセイブリアンは狼狽えたようだ。

彼の唇はしばらく動いたが、手で口元を隠してそれ以上見えなかった。

そうしているうちに聞こえるような聞こえないような小さい声で話した。

「・・・楽しかったです」

「え?」

「私もあなたと踊るのが楽しかったです」

セイブリアンの率直な答えに、私は少し呆気に取られた。

楽しかったって?

嘘・・・。

楽しかったという話を聞くと、温かい紅茶を一口飲んだかのように、心が温かくなる。

私だけが楽しかったわけではなかったんだ。

何となく口の端が上がりそうだった。

「ご不快ではないかと心配だったのですが、楽しかったと聞けて幸いです」

毎日ブルブル震えながら私の手を握っていたセイブリアンを見て、とても心配だったのに・・・。

うう・・・、立派に大きくなって。

人知れぬ感動をしみじみと感じた。

セイブリアンはそんな私を見て、口を開く。

「次も、また踊る機会があればいいですね」

そう言った後、セイブリアンは私に手を差し出した。

 



 

ん?

もしかして今踊ろうと?

「殿下、もしかして今から踊るつもりでしょうか?」

「それもいいですが、今は、とにかくあなたの手を取りたいのです」

セイブリアンが私をじっと見つめる。

「練習ですか?舞踏会は終わったので、練習する必要はないのでは?」

「練習する必要はありませんが、・・・」

耳を澄まさなければならないほど小さな声。

「あの時、あなたは言ったじゃないですか。毎日、手を取りに来てもいいよって」

その声が伝えるメッセージに私はビックリした。

練習する必要はないけど、私の手は取りたいって?

一瞬、頭が上手に動かなかった。

私の手を握るのが嫌だと思うんだけど・・・。

私が躊躇っている間も、セイブリアンはまだ手を差し出したまま。

彼はがっかりしたような口調で話す。

「約束を守れませんか?あなたを信じていたけど、やっぱり今回も___」

「いいえ・・・!いいえ!掴みます!掴みますから!」

慌てながら彼の手を握る。

昨夜も、今日の昼も握った手。

しかし、何かが違うように感じられた。

温もり。

そう、温もりが違う。

昼間とは違って、セイブリアンの手には温もりが漂っていた。

緊張で冷たくなっていた手が、ようやく人間のように柔らかい温もりを帯びてきたのだ。

5分過ぎたのか、10分が過ぎたのか。

それよりもっと多くの時間が経ったような気がした。

しかし、いつ頃放すつもりなのだろうか。

何も言わずに手ばかり握っているから、そろそろ眠くなってくる。

意識が朦朧する中で、手の感覚だけは依然としてはっきりしていた。

セイブリアンの心臓の鼓動も微かに伝わる。

その鼓動が子守唄のように感じた。

だんだん目が閉じてくる。

いつも思っていたことなんだけど、セイブリアンって手が大きいよね・・・。

 



 

「アビゲール」

セイブリアンは静かにアビゲールを呼んだが、彼女は答えなかった。

「アビゲール」

もう一度名前を呼んでも反応はない。

暗闇の中で顔を見ると、彼女は寝ていた。

手を握ったまま眠るなんて。

今日、彼女も無理をしたのだろう。

自分が無理をしたように。

いや、無理じゃないか。

踊り始めたときは背中に冷や汗をいっぱい溜まっていたが、最後は自分も楽しんでいた。

セイブリアンは自分の手を見下ろす。

依然としてアビゲールの手を握っているままだった。

彼女の言うとおり、もう練習は必要ない。

それでも彼女の手を握ったのは確認のため。

今日の昼、ダンスが終わった後も彼はアビゲールの手を握っていた。

その事実を自覚することもできないまま。

何故だろうか?

当時は、ダンスに没頭するために少しの間、恐怖が寝ったのだろうか。

それとも偶然だったのだろうか。

だからもう一度確認したかった。

 



 

もう手を握っていても問題ないのでは?

二人の絆も深まっているようです。

セイブリアンの心境の変化も気になりますね!

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