こんにちは、ちゃむです。
「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。
今回は25話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
<鏡よ 鏡 この世で一番美しいのは誰?>
子供服のデザイナーとして生きていた私は過労死ししてしまい、気がつくと童話に入り込んでしまった。
しかも、美しい連れ子に嫉妬し、毒殺して夫に処刑される残忍な悪女になっていた!
可愛くて愛らしい我が娘ブランシュと仲良くなって愛情を注ぎたいのに…。
「君がブランシュの心配をするとは面白いな」
クズみたいな夫がいつも私の邪魔をしてくる!
「私もブランシュの親です。私を疑ったことを謝ってください」
「謝らなかったら?」
「今夜、殿下の寝所へ伺います」
アビゲール・プリドキン:本作の主人公。白雪姫ブランシュの継母。転生前はデザイナーで、ブランシュのことを気に入っている。
ブランシュ・プリドキン:アビゲールの義理の娘。自分を虐げてきたアビゲールの突然の変貌に困惑している。
セイブリアン・プリドキン:ネルゲン王国の国王。ブランシュの父で、アビゲールの夫。
クララ:新人侍女。
ミラード:セイブリアンの側近。
ジェレミー夫人:ブランシュの家庭教師でありシッター。
ストーク:公爵。セイブリアンに側室を迎えるように何度も勧めてくる。
ヴェリテ:真実を告げる鏡。
ミリアム:前王妃。ブランシュを産んで間もなくこの世を去った。
25話 ネタバレ
登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- 小さな騒ぎ?
仕事が面倒になってしまったジェレミー夫人は内心で愚痴をこぼしていた。
ブランシュ姫が食べるべきだった料理をアビゲールが食べてしまうなんて予想外だったから。
幸い、自分が疑われることはなかった。
計画が一瞬のうちに水の泡となり、小さくため息をついていると、誰かがノックして中に入ってくる。
彼女はジェレミー夫人の女中。
「どうしたの?」
「ええと、それが・・・。王妃様がジェレミー夫人をお探しです」
アビゲールが?
一瞬だけ動揺したが、彼女はすぐに落ち着きを取り戻す。
なぜ探しているのか分からないが、ナッツマックの件ではないはず。
あの愚かな女には分かるはずがないのだから。
「そう、すぐに行くわ」
アビゲールの部屋に入ると、ソファに座っている彼女の姿が。
普段のように華やかで優雅な王妃の姿そのまま。
視線が合った瞬間、ジェレミー夫人は何かおかしいことに気づく。
空気が濁っているのだ。
全身でジェレミー夫人への敵意が溢れ出ている。
毒をたくさん含んだ視線で中毒になってしまいそうだ。
「なぜ呼んだか、分かっていますか?」
「いいえ、よく分かりません」
「ジェレミー夫人、あなたがブランシュの食事にナッツマックを入れたことは知っています」
ジェレミー夫人の微笑んだ顔が一瞬崩れる。
この女がどうやってそれを?
いや・・・、わけもなく自分を探り当てているだけだ。
「殿下、どういう意味でしょうか?私を憎まれていることは知っています。けれど、陥れるのは酷いです」
彼女の演技は絶品だった。
他の人が見れば、本当に彼女が濡れ衣を着せられたと思うほどに。
「クララ、彼女を連れてきて」
クララは頷いて、部屋の奥から誰かを連れてくる。
彼女は、食事を運んでいた女中。
彼女は顔色が真っ青になって、ブルブル震えていた。
「この女は誰ですか?」
「あなたが最もよく知っている人ではないですか。あなたがナッツマックの粉を撒いたときに、隣にいた女中ですよね?」
「私はこの女を知りません。私を乳母の座から追い出しただけでは足りず、こんな濡れ衣まで着せるのですか?」
最後まで否定し、足掻きをしなければならない。
どうせ物的証拠はない。
セイブリアンに報告しないところを見ると、アビゲールだって確信がないのだろう。
「ジェレミー夫人」
アビゲールがゆっくりと歩いてきた。
男たちが狩りから帰ってくる姿を思い出される。
なぜ、彼女が猛獣のように感じられるのか?
「これを見ても嘘と言えるのか気になるな」
アビゲールが何かを差し出す。
箱が開くと、その中には鏡が入っていた。
困惑していると、鏡の中から聞き慣れた声が聞こえてくる。
[すべてを元に戻そうとするだけよ]
それは自分の声。
ジェレミー夫人が慌てて鏡を覗き込むと、自分と下女が話している光景が見えた。
そこにはジェレミー夫人が料理を見ていて、ガラス瓶を取り出す姿が映っていた。
自分の顔は、ナッツマックを使って笑みを浮かべている。
その場面を目撃して、彼女の顔は水死体のように血色が消えていた。
ブランシュ姫を狙ったことは明らかな状況。
「何か言いたいことがあれば言ってみなさい、ジェレミー夫人」
ジェレミー夫人はアビゲールの前に座り込んだ。
「お許しください、殿下。私はただ・・・、乳母の席を取り戻したかっただけなのです。それでブランシュ姫に小さな騒動を___」
「小さな騒ぎ?」
アビゲールは片方の膝を折り、ジェレミー夫人と視線を合わせる。
そして、彼女の顎に手を伸ばして、しっかりと握った。
顎の骨を砕くような勢いで。
「小さな騒ぎって言った?」
アビゲールの本気の怒り。
ジェレミー夫人は生きて帰ることができるのでしょうか?