継母だけど娘が可愛すぎる

継母だけど娘が可愛すぎる【234話】ネタバレ




 

こんにちは、ちゃむです。

「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。

今回は234をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【継母だけど娘が可愛すぎる】まとめ こんにちは、ちゃむです。 「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介とな...

 



 

<鏡よ 鏡 この世で一番美しいのは誰?>

子供服のデザイナーとして生きていた私は過労死ししてしまい、気がつくと童話に入り込んでしまった。

しかも、美しい連れ子に嫉妬し、毒殺して夫に処刑される残忍な悪女になっていた!

可愛くて愛らしい我が娘ブランシュと仲良くなって愛情を注ぎたいのに…。

「君がブランシュの心配をするとは面白いな」

クズみたいな夫がいつも私の邪魔をしてくる!

「私もブランシュの親です。私を疑ったことを謝ってください」

「謝らなかったら?」

「今夜、殿下の寝所へ伺います」

アビゲール・プリドキン:本作の主人公。白雪姫ブランシュの継母。転生前はデザイナーで、ブランシュのことを気に入っている。

ブランシュ・プリドキン:アビゲールの義理の娘。自分を虐げてきたアビゲールの突然の変貌に困惑している。

セイブリアン・プリドキン:ネルゲン王国の国王。ブランシュの父で、アビゲールの夫。

クララ:新人侍女。

ミラード:セイブリアンの側近。

ジェレミー夫人:ブランシュの家庭教師でありシッター。

ストーク:公爵。セイブリアンに側室を迎えるように何度も勧めてくる。

ヴェリテ:真実を告げる鏡。

ミリアム:前王妃。ブランシュを産んで間もなくこの世を去った。

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234話 ネタバレ

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登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • セイブリアンへの気持ち

「ブランシュも一緒にキャンディーを食べましょう?」

「いいえ、ママが全部召し上がってください。他のお菓子も持ってくれば良かったです」

タフィーキャンディーが好きじゃなかったっけ?

きっと喜ぶはずなのに、ブランシュはえへへと笑いながら話し続けた。

「今日のおやつは何でしょうか?ママはどんなおやつが食べたいですか?」

「うーん、そうですね。マカロン?」

「アトランシアにはマカロンもないですよね?エクレアもガレットもケーキもないですし・・・」

「そうですね。ナディアが食べたらびっくりするでしょう」

この前紅茶に口を当てて以来、ナディアは人間の食べ物を断っていた。

マカロンなら食べてくれるかな。

そしてブランシュの動揺する声が聞こえてきた。

「ママ、アトランシアに行かれるんですか?」

「え?」

横を振り向くと、ブランシュは怯えた目で私を見上げている。

顔に切実さが満ちていた。

「アトランシアにはタフィーキャンディーがありませんよ。美味しいものもないし、花もないし、それに・・・」

ブランシュがしょんぼりして頭を下げる。

ああ、さっきデザートの話を切り出した理由がようやく理解できた。

手に持った飴袋が重く感じる。

ブランシュは私のスカートの裾をしっかりと握りしめたまま、願い事をする人のように言った。

「ママがここにずっといてほしいです。私のお菓子も全部あげて、服も全部あげて、お金も全部あげますから・・・」

涙を堪えるように鼻先が赤くなっている。

ああ、ナディアと距離を置くと言ったのに、ブランシュの目にはそう見えなかったみたい。

さっきも私が空気を読めずにナディアの話を切り出してしまったね。

 



 

私は申し訳ない気持ちでブランシュを抱きしめた。

「ブランシュ、私はアトランシアには行きません。だから心配しないでください」

「・・・」

「アトランシアにはタフィーキャンディーもマカロンもエクレアもありませんが、一番重要なものがありません」

「それは何ですか?」

ブランシュは少し真剣な様子で尋ねる。

私は可愛い娘の花をポンと叩いた。

「ブランシュがいないじゃないですか」

お菓子がないのは我慢できる。

花がなくても生きるのに支障が出るわけではない。

けれど、ブランシュは違う。

私はもうこの娘なしでは生きられなくなった。

そして・・・。

「セイブリアン殿下もいません」

私は微笑む。

「ヴェリテもいないです」

その3人がいなかったら、私はナディアについて行ったかもしれない。

言い換えれば、その3人がここにいる限り、私はこの国を離れるつもりはないということだ。

ブランシュは瞬きして私を見ていた。

そして、鳳仙花が染まるように顔に笑みが浮かぶ。

「ママはパパを愛しているんですよね?」

「ええ、もちろんです」

セーブルがいないから言える愛の告白だった。

 



 

ブランシュは私の言葉に安堵すると同時に、なんだか焦っていた。

「あの、ママ・・・、実は・・・」

ブランシュはため息をつき、うつむく。

まるで叱られている子供のように。

ブランシュは大きな罪を告白するかのように震える声で話した。

「パパにすごく悪いことを言いました」

「何ですって?殿下がブランシュに悪いことを言ったんですって?」

あの人、もう変わったと思ったのに昔の癖が残っているのかな?

その時、ブランシュが慌てて首を横に振る。

「い、いいえ!パパではなく、私が悪いことを言いました」

「・・・え?」

え?ブランシュがセイブリアンに悪いことを言ったって?

まったく想像がつかなかった。

この大人しい子の口から悪い言葉が出てくるのだろうか。

そしてブランシュが悪いことを言ったとしても、おそらくセーブルが原因提供者だと思う。

それでも一応話は聞いてみないとね。

私はブランシュをなだめるように尋ねた。

「どうして殿下にそんなことを言ったのですか?」

「・・・私が悲しいのを我慢できず、パパに悪いことを言いました。パパはとても悲しかったと思います」

一体何がそんなに悲しかったんだろう。

生きているうちに二人が争う日がくるなんて。

こんなことを考えてはいけないが、私は二人が喧嘩したという話に内心嬉しかった。

以前だったら思いもよらなかっただろう。

ブランシュがセーブルと争うほど声を出せるようになったという意味だから。

うちの子が自己主張できるという事実に私はとても嬉しかった。

しかし、だからといってこのまま様子を見守るわけにはいかない。

このおぼろげな親子の和解を助けなければならない。

 



 

セイブリアンがいない場所なら、アビゲールも好きだと言えるのですね。

後はセイブリアンを呼んで解決してほしいところです。

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